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ドラマ「火の粉 第1話」あらすじ・ネタバレ

      2016/04/10

武内真伍(ユースケ・サンタマリア)は、閑静な住宅街に引っ越してくる。荒れ放題の庭で草むしりなどを行っていると、そこに竹とんぼが飛んできた。隣家の娘・梶間まどか(庄野凛)が飛ばしたものであり、武内はそれを返しに行く。

一緒にいた梶間雪見(優香)は、武内に挨拶を行うが、一見は紳士な様子の武内に、どこか奇妙な違和感を感じる。武内は獰猛そうなドーベルマンを飼っており、庭を駆け回り、塀を乗り越えようとするその犬に恐ろしさを感じる。

武内は、全国各地から取り寄せた名品、自ら焼き上げたバームクーヘンなどを数々持参し、あらためて梶間家に挨拶にやってくる。そんな中、家長の梶間勲(伊武雅刀)が帰宅する。勲を見て、武内は驚愕の表情を浮かべ、「こんな偶然、あるんですね」と言う。勲もまた、驚きを隠せなかった。

武内が帰宅後、勲は家族に対して武内の素性について明かす。「彼は、私が最後に担当した裁判の被告人だった」と言い、さらに「3年前、一家3人を殺害した犯人として、死刑が求刑されていた」と明かす。

3年前、東京地裁で被告人席に立つ武内に対し、勲は無罪判決を下したのだった。そのことを聞き、雪見はまどかの食べようとしていたバームクーヘンを思わず取り上げてしまう。

梶間家には、勲の母・梶間曜子がおり、介護を必要としていた。勲の妻・尋恵(朝加真由美)は介護を続けており、たびたびアラームで呼び出されていた。そんな尋恵の疲れた様子を目ざとく察知した武内は、声をかける。

武内は、無罪となった後も近隣住民から疑いの目を向けられ、マスコミに追い回されていたのだという。そのために引っ越しを行ったことや、ドーベルマンを飼っているのだと明かす。

一方、雪見は武内が逮捕された事件についてネット検索して調べる。さらには、バイト先である飲食店の同僚に「お義父さんの家の隣に引っ越してくるなんて、そんな偶然あるのかな?」などと話す。そんなバイト中の雪見のもとへ、武内がやってくる。武内は、梶間家で店の話を聞いてやってきたのだという。

まどかと帰宅中、雪見は武内の周囲を調べ回る男(佐藤隆太)に声をかけられる。「あの…梶間さんですか?俺のこと知ってます?」と言われ、雪見は薄気味悪く思う。「あなたのお義父さんは、梶間勲さん、武内の事件で無罪判決を出した」と話す彼に、雪見は「どなたですか?」と質問する。

新聞記者だと名乗る男に、雪見は「失礼します」と立ち去ろうとする。そんな雪見に、男は「あなたのお義父さんは間違いを犯した。武内は有罪だ」と言う。
 
勲は、武内に「マスコミが取材にやってきている」と話す。武内は、「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。私が責任をもって対処します」と謝罪する。武内は貿易関係の仕事をしていたが、事件後はマスコミに追われて仕事が手につかなかった、と話す。だが、彼には親が残した莫大な遺産があり、食うには困っていないという。

勲の長男・俊郎(大倉孝二)は、就職活動を行っているも結果は芳しくなく、無職の状態であった。

庭で遊んでいたまどかがいないことに、雪見は心配する。隣の家を見ると、武内がまどかにバームクーヘンを与えていた。「1人でいたので、心配になったので」と言う武内に、雪見は「ありがとうございます…でも、こういうことは結構ですので」と、まどかを連れ帰ろうとする。

尋恵は、たびたび姑に呼びつけられ、介護に疲弊していた。さらに、義姉が介護について口を挟んでくることにもストレスを感じていた。尋恵は、発熱と倦怠感を呈しており、勲に「病院に連れて行ってほしい」と言う。だが、しつこく呼びつける姑に仕方なく、「病院は次で良いです」と言う。

「早く死ねばいいのに…」とつぶやき、尋恵は倒れてしまう。彼女は病院に搬送されてしまう。診断は、過労とのことであり、お見舞いにやってきた武内は、尋恵が介護を続けている苦労や、実の親の介護もできずに悔しい思いをしたことなどの話を聞き入る。武内は、介護や家事を手伝うことを約束する。雪見は、突如家にいるようになった武内の姿に驚く。

雪見のもとに、再び記者と名乗る男がやってくる。「あなたの家に、武内がいますよね?警告をしにやってきたんだ。気づいてからでは遅い。家庭がめちゃくちゃになってしまう」と言う彼に、雪見は気味が悪く思う。だが、逃げ帰った雪見は、その言葉の意味を「どういう意味なんだろう…」と考えていた。

姑は、家族全員を呼び、遺言書を雪見に読ませる。そこには、今まで尽くしてきた尋恵に対して、他の家族に比べてあまりにも少ない額の遺産が記されており、呆然とする。

義姉は、昼に雑炊を作って食べさせた。夜になって、あまりに静かにしている母の様子を見に行ったところ、彼女は絶叫する。雑炊を喉に詰まらせ、姑は死亡した。

武内に報告にやってきた尋恵は、「早く死ねばいいと思ってた。でも、こんなことになるなんて…まるで、誰かが私の願いを聞いていたようで…なんてね。でも、不思議ですね。なんか妙に寂しいんです。最後まで私に感謝させるようにはできなかった。神様は、私に罰を与えたのかしら」と言う。

そんな尋恵に、武内は「罰ではありません。奥さんは立派に戦いました。あなたがどれほど頑張ったのか、私はよく知ってます。奥さん、胸を張ってください。あなたはやり遂げました」と言い、その言葉に尋恵は、「ありがとうございます」と涙ながらに感謝する。
姑の遺体に手を合わせにやってきた武内に、雪見は「武内さん、お帰りになる時に祖母の部屋に行きましたか?その時、変わった様子は…」と、訊く。遠回しに、武内の関与を疑っている様子の雪見に、武内は「神様は見ておられたのかもしれませんね…」とつぶやく。

そんな時、まどかが庭で「ママ!」と叫ぶ。武内家のドーベルマンがまどかに激しく吠えかかっており、今にも塀を乗り越えようとしていた。雪見は慌てて駆け寄り、まどかを助ける。ドーベルマンは雪見に噛みつき、武内はドーベルマンを激しくシャベルで叩きつけるのだった。その猟奇的な様子に、雪見は戦慄する。

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