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「8分間(世にも奇妙な物語 05年秋の特別編)」あらすじ・ネタバレ

   

簡単なあらすじ

1) 会社員の村上雅彦(坂口憲二)は、午後3時になると必ずひどい頭痛、めまいを感じた後、決まって8分間意識を失っていることに気づく。そして、目をさますと、まるで自分が自殺でも図っているかのような危機的な状況に陥っていた。

2) 雅彦は、医師・山岸(山崎一)に受診し、相談する。すると、こうした症状のきっかけが、3ヶ月前、目の前で暴漢にハンマーで殴殺された妻・あずさの死が関わっているのだと気づく。

3) 雅彦は、午後3時を迎えるたび、次第にエスカレートする危機的な状況に、恐怖を覚える。山岸医師に相談するが、その診察室で午後3時を迎え、雅彦は病院の屋上へと向かう。

4) ついに雅彦は屋上から飛び降りてしまう。死を覚悟する雅彦だったが、目を覚ますとベッドの上だった。目の前には、亡くなったはずの妻・あずさがいた。実は、殴られたのはあずさではなく、雅彦であった。雅彦は昏睡状態に陥り、「8分間だけ脳を刺激する」新薬を投与されていた。その薬のおかげもあり、雅彦はついに意識を取り戻すことができたのだった。

詳細なあらすじ

会社員の村上雅彦(坂口憲二)は、午後3時になると必ずひどい頭痛、めまいを感じた後、決まって8分間意識を失っていることに気づく。さらに、必ず命の危機を感じるような場面で目を意識を取り戻すのだった。

雅彦は、午後3時を迎え、気づくと8分後にトラックの前に飛び出していた。間一髪、助かった雅彦は罵倒されつつ、歩道へと戻る。その症状について、雅彦は医師・山岸(山崎一)を受診し、相談する。

そこで雅彦は、きっかけとなった出来事について話す。症状が現れ始めたのは、3ヶ月前。ちょうどその時期、妻・あずさ(山田優)を亡くしていた。夜道を2人で歩いていたところ、あずさはバッグを男に奪われそうになる。それを雅彦は止めようとして、逆に地面に叩きつけられてしまう。

バッグを奪うことに失敗した男は逆上し、取り出したハンマーであずさの頭部を殴り、彼女はそのまま亡くなってしまった。

その事件がきっかけではないか、と雅彦は言う。そんな彼に、山岸医師は「様子をみましょう」と言う。雅彦は、山岸医師に「私、あなたに会ったことありましたか?」と訊くが、「いいえ。初対面です」と言われる。

その後も、雅彦は午後3時を迎えると意識を失い、入水自殺しそうになっていたり、トイレで首を吊ろうとしたりする。踏切で電車に飛び込もうとしたところを、会社の後輩に止められ、「奥さんが亡くなられて、気持ちは分かりますが、自殺したりしないでください」と言われる。

自分にはそんなつもりはなかったのだが、そこでようやく「自分は自殺しようとしているのだ」と気づく。さらに、ガス自殺、飛び降り自殺など、危険な状態で意識を取り戻すことに恐怖を感じる。

「死にたくない」と思い、雅彦は山岸医師に相談する。だが、医師は「様子をみましょう」としか言わなかった。

そんな中、診察室で午後3時を迎え、雅彦はふらふらとした足取りで屋上へと向かう。そんな雅彦を山岸医師は追いかけるが、雅彦は屋上から飛び降りてしまう。雅彦が死を覚悟したところ、次の瞬間、彼は自分がベッドの上にいることに気づく。

ちょうどその時、病室を訪れたのが、亡くなったはずの妻・あずさであることに驚く。状況が飲み込めない雅彦のもとに、山岸医師がやってくる。そこで、暴漢に殴られたのはあずさではなく、自分であったことを知らされる。

頭部を強打され、雅彦は昏睡状態に陥った。意識もなく、絶望的かと思われたが、山岸医師はそこで、あずさに新薬の使用を提案したのだった。その新薬とは、脳に働きかけ、刺激することで昏睡状態から脱する可能性があるというものだった。

ところが、その新薬は8分間しか効果がない。あずさは一縷の望みをかけ、雅彦への新薬の使用を願い出たのだった。午後3時に決まって意識を失っていたのは、新薬によって夢の中から現実世界に意識が戻っていた時間だったのだ。

ついに意識を取り戻した雅彦は、「自分は、死にたかったのではない、生きたかったのだ」と悟る。

雅彦は車椅子で屋上にいた。傍らにはあずさがおり、2人は寄り添うようにして微笑み合うのだった。

 - 世にも奇妙な物語