「自殺者リサイクル法(世にも奇妙な物語)」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) ミキオ(生田斗真)は、借金を苦に飛び降り自殺を図ろうとしていた。だが、ビルの屋上から飛び降りた矢先、ネットで捕らえられ、「自殺者リサイクル法」の下、カミヤ(リョウ)に危険な業務の遂行を命じられるようになる。カミヤたちは、「死んでも良い」という自殺者たちの命を再利用し、「臓器提供」「重大な副作用の懸念される薬の治験」などを行っているのだという。

2) 他の自殺を試みた人々が次々に死んでいく中、ミキオは生き残っていた。そんなミキオは、命をもてあそぶかのような、カミヤに怒りを覚える。そして、同時に「再び生きたい」と思うようになっていた。

3) ミキオたちは、テロリストによって仕掛けられたウィルス研究所の時限爆弾解除を命じられる。爆弾を解除した後、ミキオはカミヤたちから逃げ出そうと試みる。研究所内を走り、ついに外部へと通じる扉を開ける。だが、その先はビルの屋上のような場所であった。

4) ミキオはつまづいてしまい、ビルから落下してしまう。そんなミキオを、カミヤの部下は捕らえる。ミキオは再び「自殺者リサイクル法」により、命を再利用させられようとするが、「違うんだ!俺は生きたいんだ!」と叫ぶ。

詳細なあらすじ

ミキオ(生田斗真)は、借金を苦に飛び降り自殺を図ろうとしていた。だが、ビルの屋上から飛び降りた矢先、ネットで捕らえられ、アーミー服姿の人々に連行されてしまう。

連れて行かれた先は、自分と同様に囚人服に着替えさせられた人々がいる場所であった。白と黒の服に分けられ、一様に皆、暗い表情をしていた。そんな中、赤いスーツを着た女性・カミヤ(リョウ)が現れる。そこで、「皆様は、自殺を図った方々です。もう既に死亡者扱いとなっており、自殺者リサイクル法により、皆様の命を有効活用します」と彼女は言う。

カミヤは、黒と白2色のダイスを取り出す。出た目の人々は、臓器移植のために死ぬことができるのだという。出たのは「白」であり、黒い服を着たミキオは、死ぬことができなかった。カミヤは、「今回、死ぬことができなかった皆様、残念でした。次回、死ねることを願っております」と言う。

ミキオは、何もない白一色の小部屋に閉じ込められる。しばらくして、「次の仕事です」とカミヤに呼ばれた。ミキオたちは、3色に分けられた薬をランダムに配られ、内服することになる。それは、感染症の特効薬となり得る薬だったが、劇薬だった。およそ1/3の人々がその場で死亡した。

次にミキオたちは、バスジャックの現場に連れて行かれる。そこで、彼らは人質と交代することになった。

「死んでもいい人質」である彼らにお構いなく、警察官たちはバスの中に突入。銃撃戦となり、人質たちは次々に射殺されてしまう。

だが、ミキオは左腕を負傷しながらも生き延びる。カミヤが現れ、いつもの「今回、死ぬことができなかった皆様、残念でした・・・」という口上を述べようとしたところ、ミキオはカミヤに食って掛かる。「俺たちがいくら自殺を図ったとしても、こんな命をもてあそぶようなことはしていいはずがない!勝手すぎる」と言うが、カミヤは「身勝手なのは、あなたたちです。あなた方が自殺をすることで、どれほど周囲に迷惑をかけているのか分かっていますか?」と反論する。

ミキオは抵抗しながらも、次にウィルスの研究所に連行されていく。そこでは、テロリストたちにウィルスがバラまかれた上で、時限爆弾がセットされていた。ミキオたち3人は、爆弾の解除を行うよう指示される。だが、ミキオは「俺は死にたいんだ。爆弾など解除しない」と言う。

そんなミキオに対して、カミヤは「あなたはレベル4の自殺者です。何度となく命の危険を感じる場面を経験して、生きたいと望んでいるはずです」と言う。彼女の言葉のように、ミキオは生きたいと思うようになっていたのだった。仕方なく、ミキオは爆弾の解除を試みる。

仲間が爆弾にしかけられたトラップなどで死ぬ中、ミキオは「どうしてこんなことに・・・俺は、借金で死を選ぼうとした。でも、もっと何か別のことができたんじゃないかな」と考えていた。必死になって爆弾を解除し、最後に残った「赤か、青か」のケーブルで、ミキオは赤いケーブルを選択して切断する。

残り数秒の中、ミキオは無事に爆弾を解除する。ミキオは、カミヤたちに怒りを覚え、ウィルスの入った瓶を片手に脅しつつ、研究所から脱出しようと試みる。だが、扉を開けて外に出たところ、つまづいてしまい、ビルの下へと落下してしまう。

そんなミキオを、アーミー服姿の人々はネットで捕らえる。ミキオは自殺を試みた人々の中に再び入れられ、その前にカミヤが現れた。そこでミキオは、「違うんだ!俺は生きたいんだ!」と叫ぶ。

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