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「マネー・ショート 華麗なる大逆転」あらすじ・ネタバレ

   

簡単なあらすじ

1) サイオンキャピタルのヘッジファンドマネージャーであるマイケル・バーリ(クリスチャン・ベイル)は、住宅市場がバブルの状態にあり、弾ける可能性があることを指摘する。

2) マイケルは、住宅向けの担保付債券を調べ、膨大な数の担保のリストに目を通して、住宅市場の崩壊を確信する。彼は、住宅ローンに関連する債権であるモーゲージ債やCDO(債務担保証券)に対するクレジットデフォルトスワップ(CDS)によって、損失額の補塡を受ける仕組みを利用して、膨大な保険料を毎月支払うことを条件に「空売り」することにしたのだった。

3) 彼の狙いを知ったドイツ銀行のトレーダーであるジャレッド・ベネット(ライアン・ゴズリング)は、CDSを様々なファンドに売り込む。その中で、フロントポイント・パートナーズのヘッジファンドマネージャーであるマーク・バウム(スティーヴ・カレル)にプレゼンを行い、マークはその説が正しいのかどうか、検証を始める。

4) また、ジャレッドの資料を読んだ若き投資家であるチャーリー・ゲラー( ジョン・マガロ)とジェイミ・シプリー(フィン・ウィットロック)もまた、住宅購入用途向けサブプライム・ローンに焦げ付きを始めとする住宅市場の崩壊を予期する。

5) 住宅市場のバブルが弾けると賭けたマイケルたちは、多額の利益を得る。だが、この影響により、多くの失業者が出現した。政府は、銀行を救うため、公的資金の導入を決め、国民がツケを払わされることとなった。だが、懲りもせず銀行は、「CDOもどき」の販売を開始していた。

起:予言

サイオンキャピタルのヘッジファンドマネージャーであるマイケル・バーリ(クリスチャン・ベイル)は、就職を希望する若いアナリストと話をしていた。彼は、「1人でいることが好きだ」と言い、幼い頃に病気で左目を摘出して義眼であること、そのことが子供の頃に暗い影を落としていることについて語る。そして、自分が話をしていると、勘違いされて相手を怒らせてしまうことなどを明かす。

そんなマイケルが自分語りをしても、アナリストは変わらず職を得ようと望んで
いた。そんな彼に、マイケルは「雇う」と言った後、住宅市場が現在、バブルの状態にあり、弾ける可能性があることを指摘する。さらに、彼に「住宅向けの担保付債券を売っているトップ20のリストを用意して、その担保がどんなものかリストアップしてくれ」と言う。

アナリストは「それは膨大な数になります」とためらうが、マイケルは本気で望んでおり、アナリストはすぐに仕事にとりかかる。このマイケルこそが、サブプライム住宅ローン危機をいち早く予期し、空売りしようと試みた最初の人物だった。

フロントポイント・パートナーズのヘッジファンドマネージャーであるマーク・バウム(スティーヴ・カレル)は、銀行や金融業界全体が人々からカネを巻き上げ、不正行為を行うことなどに怒りを感じていた。そんな彼は、兄が自殺した後、喪失感と悲しみで集団カウンセリングに参加していた。

だが、一方的に怒りや不平・不満を喋り続けるマークに、主催者や他の参加者は
辟易として、出ていって欲しいと望んでいた。

マイケルは、住宅向けの担保付債券リストをチェックし、住宅購入用途向けサブプライム・ローンが不良債権化すると確信する。アドバイザー兼出資者であるローレンス・フィールズ(トレイシー・レッツ)は、マイケルが「サブプライムローンをきっかけに、住宅市場は暴落する。そこで、空売りしたい」と言い出したことに困惑する。

そもそも、そのような空売りができるような仕組みもなく、堅調と考えられた住宅市場が暴落するとは考えられなかったのだった。だが、マイケルは持論を曲げることはなく、住宅ローンに関連する債権であるモーゲージ債やCDO(債務担保証券)に対するクレジットデフォルトスワップ(CDS)によって、損失額の補塡を受ける仕組みを利用して、膨大な保険料を毎月支払うことを条件に「空売り」することにしたのだった。

承:検証

ドイツ銀行のトレーダーであるジャレッド・ベネット(ライアン・ゴズリング)は、マイケルがCDSを買い漁っていることを知り、「住宅市場は暴落する」と考える者の存在をする。自身も暴落すると考えるようになり、ジャレッドは、いくつものヘッジファンドにCDSの売り込みをかけていた。

そんな中、ジャレッドはマークにも売り込みをかける。マークは半信半疑だったが、嫌いな銀行に一泡吹かせることができることに魅力を感じ始めていた。チームは反対するが、「本当に住宅市場は暴落するのか」ということの検証を始めるのだった。

ファンド設立を夢見る若き投資家であるチャーリー・ゲラー( ジョン・マガロ)とジェイミ・シプリー(フィン・ウィットロック)に会う。JPモルガン・チェースを訪れ、より大きな額での売買を行うため、ISDA取得を行いたいと考えていたためだった。ところが、取得には14億ドル以上の資産が要件としてあり、門前払いされてしまう。

そんな中、ロビーで彼らはジャレットの資料を見かける。住宅市場がバブルの状態になり、破綻をすると予期しているその資料で、チャーリーとジェイミは、住宅市場の破綻に賭けてみることにする。そこで、元トレーダーで陰謀論などをかたくなに信じる変人であるベン・リカート(ブラッド・ピット)を担ぎ出すことを考える。

マークのチームであるポーター・コリンズ(ハミッシュ・リンクレイター)とダニー・モーゼス(レイフ・スポール)は、抵当流れとなった住宅を見て回る。するとそこには、失業などが原因でローンが払えず、家を手放さなければならぬ人々が多くいた。

マイケルが次々に巨額のCDSを購入する一方、フィールズはマイケルの読みが外れると考えていた。そんな彼らは、資金を引き上げることを宣言し、「私たちのカネを返せ」と言い出す。

転:疑念

マークたちは、さらに住宅市場について調査を行う。不動産仲介人、抵当ブローカーらに会い、そこで彼らは、職や担保もなく、返済能力の疑わしい人々にすら家を買わせている実情を目の当たりにし、住宅市場はバブル状態にあり、破綻へと向かうことになる、と確信するのだった。

だが、彼らの目論見とは異なり、住宅市場は2007年前半、高値をつけ続け、最高値を更新してしまう。マークたちはサブプライムローンなどが実情とは異なり、AAAの評価が与えられていることに憤りを感じる。

マークたちが焦って「ペテン師だ」と罵る中、ジャレッドは涼しい顔でその批判を聞き流していた。その上で、ジャレッドは「ラスベガスで開かれる、アメリカ金融証券マーケットフォーラムに出席したらどうだ?」と提案する。そこで、住宅市場やモーゲージ債、CDOなどに詳しい専門家たちに話を聞くよう勧めるのだった。

マークたちや、チャーリーやジェイミたちは、それぞれラスベガスへと向かう。チャーリーやジェイミたちは、BBB債だけでなく、BBB債が焦げ付けば、AA債も連鎖的に暴落することを考えつく。そこで、保険料の負担が大きいBBBなどのCDSではなく、比較的保険料負担が少ないAA債のCDSを購入することを考える。

チャーリーたちは、勝算が見えたことを喜んで浮かれてしまう。だが、ベンは「住宅市場が暴落するということは、どういうことか分かるのか?失業率が4%下がるだけで何百万人に影響が出るんだ!二度と浮かれるな」と釘を刺す。

マークは、CDOについて詳しいというチャウ(バイロン・マン)に話を聞く。彼は、住宅ローンの債権をもとにCDO、そしてさらに合成CDOなるものを作り出し、わざと実態を分かりにくくして、酷い金融商品を次々に売りつけていた。その実情を聞いて、マークは「アンタはクソ野郎だ」とつぶやき、その場を立ち去る。マークは、住宅市場の暴落をさらに確信するに至った。

結:崩壊

2007年4月、住宅市場のバブルは未だに弾けず、損益を出し続けていたマイケルは、出資者から資金を引き上げることを禁じる、と一方的にメールを送ってしまう。その瞬間、「カネを返せ」などというメールが次々にマイケルのもとへと届いていた。マークたちもまた、CDSを売り払うように言われていた。

ところが2008年、住宅市場のバブルは弾けることとなった。マイケルは、多額の収益を得たのだったが、その表情は全く晴れていない。出資者たちからは弁護士を通してでしか話ができず、それらの人々との関係を壊してしまったのだった。マイケルは寂しさを感じながら、ヘッジファンドから身を引くのだった。

チャーリーやジェイミたちは、CDSを購入した銀行が破綻しそうになっていることを察知し、ベンに売却を依頼する。ベンはイギリスへの旅行中にパブで取引を行い、彼らは大金を手にする。「どうして、俺たちに手を貸してくれたの?」とベンは訊かれ、「カネ持ちになりたかったんだろ?なったろ、どうだ?」と答える。チャーリーたちは喜ぶのではなく、複雑な表情を浮かべていた。

マークは、今回の一件について政府や金融機関が責任をとらず、移民や経済的弱者のせいにしていることに憤りを感じる。公的支援が始まりつつあり、ダニエルは「売るならば、今しかない」と言う。だが、マークは「売ったら、悪行を犯してきた奴らと同じことをすることになる」と言う。

ダニエルは、「全く違う。問題を野放しにしてきた、銀行へ鉄槌を下すことができるんだ」と説得し、マークは売却することを許可する。

今回のバブル崩壊で、 800万人が仕事を失い、600万人は家を失った。マイケルは、いかにして崩壊を予測したかについて教えようとしたが、政府は聞く耳を持たなかった。FBIは、彼に対して4度監査を実施していた。そしてそんな彼は、現在、「水」に投資を行っていた。一方、銀行は、「CDOもどき」の販売を開始していた。

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