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「はじめまして、愛しています。 第9話 最終回」あらすじ・ネタバレ

   

簡単なあらすじ

1) 梅田美奈(尾野真千子)と信次(江口洋介)は、ハジメ(横山歩)の養育について、家庭裁判所に監護者指定を申し立てるが、却下されてしまう。そんな中、ハジメの実母・黒川泉(志田未来)が「死なせてください」と遺書らしきものを置いて行方不明となったことを知る。

2) 美奈と信次は、泉を探しに行く。泉はかつて入水自殺を図った海にいた。海へと入っていく泉を、美奈は救出する。美奈は意識を取り戻した泉に、「『なんで助けたの?』って思ってる?死んで欲しくないからよ。もう、1人で苦しむのはやめたら?何の理由もなく子供を虐待する親なんかいない。このままでは、暗い世界に居続けることになる。そこから抜け出すためにも、あの子に『光』って名前をつけたんじゃないの?」と言う。

3) 美奈は、泉とともに話をする。美奈は泉の心を開くため、ハジメと出会ってから今までの出来事を手紙にしたものを朗読し、ハジメが弾いていた『モーツァルトの子守唄』を弾く。泉は、父親に性的虐待されてハジメを妊娠したのだと明かす。何度となくハジメを置き去りにしようとしたができず、ついにハジメを鎖で繋いで放置したのだと告白する。

4) 美奈と泉は話し合い、泉は「梅田さんの家でハジメを育ててください」と言う。美奈は泉に、「いつでも会いにきてくれて良い。ハジメのことを愛して」と言っていたのだった。ついにハジメは梅田家に特別養子となる。市役所に届け出を出しに行った帰り、美奈は「あらん限りの愛を伝えようと思う。もしかしたら、私達は自分たちの思いを伝えるために生まれてきたのかもしれないから」と思うのだった。

詳細なあらすじ

梅田美奈(尾野真千子)と信次(江口洋介)は、ハジメ(横山歩)の養育について、家庭裁判所に監護者指定を申し立てる。児童相談所職員・堂本真知(余貴美子)から、「勝つ確率はゼロに近い」と言われても、美奈たちは諦めなかった。

信次は母親に、「実家に戻ってきても良い」と言う。信次は、「母さん」と母親に呼びかけ、母親はそのことを泣いて喜ぶ。不破春代(坂井真紀)は第二子を妊娠し、梅田巧(速水もこみち)も彼女にプロポーズしたことが明らかになる。

美奈は、父・真美(藤竜也)のもとを訪れる。真美は、「コンサートを中止する」と言う。そんな父に、ブラームスの『交響曲第1番』をかけ、「この曲は、ブラームスが自分にしか作れない曲を作っていくという宣言だって話してくれたわね。今のお父さんにしか演奏できない曲を奏でればいいじゃない。…私は、お父さんの曲が大好きです。愛しています」と言う。真美は、「怖いものがなくなった。死ぬまで指揮棒を振ってやる」と言うのだった。

美奈たちの監護者指定の申し立ては却下された。美奈は、「高裁に控訴します」と言う。さらに、美奈は堂本に「この手紙を渡してください」と、黒川泉(志田未来)宛ての手紙を託す。

堂本は、ハジメに「お母さんに仲良くしてもらってる?」と問いかける。だが、ハジメはまだ一言も会話をしていないのだという。

泉は、ゴヤの『我が子を食らうサトゥルヌス』の掲載された画集を見ていた。そんな泉に、堂本は「どうして光(ハジメ)君と話をしないのですか?」と訊く。

さらに、堂本は「話せなくても、抱きしめてあげてください。抱きしめてあげた子は、優しくなるんです。お願いします、あなたが産んだ子でしょ?」と言う。だが、泉は抱きしめることができず、出ていってしまう。

泉は、「死なせてください」と遺書のようなものを残し、姿を消してしまう。そのことを知った美奈は、信次に「東京に来てるらしいの。…あの人を探さない?」と言う。3ヶ月前、泉は海で入水自殺しようとして止められたのだという。

美奈は、泉が発見されたという海に行く。そこで、美奈は1人佇む泉の姿を見かける。海に入っていく泉を、美奈は「なんでそんなことするの?あなた、母親でしょ?死んじゃダメ!」と言って助けに行く。美奈の脳裏には、同じく海で入水自殺した母親の姿が浮かんでいた。

泉は、病院に搬送された。意識を取り戻した泉に、美奈は「『なんで助けたの?』って思ってる?死んで欲しくないからよ。もう、1人で苦しむのはやめたら?何の理由もなく子供を虐待する親なんかいない。このままでは、暗い世界に居続けることになる。そこから抜け出すためにも、あの子に『光』って名前をつけたんじゃないの?」と言う。

美奈と泉は、2人で話をする。美奈は、「この前、あなたに手紙を書いたの。この手紙を読んでいいですか?」と言う。手紙には、「こんな手紙を書いたのは、ハジメを産んでくれたあなたに、ハジメが家に来てからのことを伝えたかったからです。ハジメが、その小さないのちを家に運んできたのは、あなたと暮らしていたアパートを出たあの子に、私のピアノの音が耳に入ったからです。夫は、それを運命だととらえ、我が子として育てようとしたんです」と、今までにあったハジメとの出来事が記されていた。

試し行動や赤ちゃん返りなど、大変な日々を過ごした後、「本当の親子」となることができたのだと美奈は感じられるようになったと語る。そして、「今から考えると、ハジメの親になってあげたのではなく、親にしてもらえたんだと思います。あの子の弾くピアノは、周りの人たちを本当に幸せにします」と、幸せな日々があったことも明かす。

そして最後には、「あの子がこれから幸せに過ごせるのなら、どんな辛いことも引き受けるつもりです。あの子をどうか、私達の子供として育てさせてもらえないでしょうか?」と締めくくられていた。

泉は、心を開こうとしない。美奈は、「どうしたらハジメのように奇跡を起こせるの?」と考える。すると美奈は、ピアノを弾くことで心を開こうと考える。『モーツァルトの子守唄』を弾き、「この曲はね、ハジメが教えてもいないのに弾いたの。勝手に頭の中に浮かんだって言っていてね」と言う。

泉は、『モーツァルトの子守唄』を歌い出す。「子供の頃、母がよく歌ってくれたから。あの子がお腹にいた頃、私も歌ってて」と言う。

「お腹にいた頃、ハジメにお母さんの愛が伝わったのね」と美奈は言う。だが、泉は「私に愛なんかない」と言う。泉は、「17であの子を妊娠したとき、どうにか流産してくれないかと思った」と明かす。

さらに、「あの子の父親は、父なんです」と言う。父親が泉を性的虐待し、彼女は妊娠したのだった。家を離れ、誰にも相談できずに泉はハジメを産んだ。父親の面影があるハジメを、何度も置き去りにしようとしたが、泉にはできなかった。

そしてついに、「ついてこないように」と鎖に繋いで置き去りにしたのだった。泉は、「ごめんなさいって謝らなきゃ。あの子に、謝らなきゃ」と泣きじゃくる。そんな泉に、美奈は「辛かったね…でも、あの子はあなたのことを許してくれる。だから、あの子のことを恥じないで。いっぱい、愛してあげて」と語りかけるのだった。

「今、私とあなたに大事なことは、ハジメがどうすれば幸せになればいいのか考えることなの」と言って、美奈は泉を抱きしめる。一晩かけて話し合い、泉は「お母さん、光…ハジメ君は、梅田さんに育ててもらおう。それが一番、ハジメ君にとって幸せなことなの」と言う。

「いつでも会いにきてくれて良い。ハジメのことを愛して」というのが、美奈の提案したことであり、泉はハジメを梅田家に手渡す決意をしたのだった。

ハジメは、ついに美奈・信次たちのもとへ引き渡される。堂本は、「よく諦めずに頑張りましたね。あなたたちは、最高の母親・父親です」と美奈たちに言う。ハジメは堂本の去り際、手紙を渡す。「あいしています はじめ」と書かれた手紙を見て、堂本は泣き出しそうな顔で「ありがとう。これは私の勲章だ」と言う。家庭裁判所は、ハジメを特別養子として認めたのだった。

巧は、「実は俺、ピアノの調理師になろうと思って」思い立ったことを明かす。「いつかハジメがピアニストになったら、俺が調律するんだ」と宣言する。

真美が自宅にやってくる。父の恋人でもある秘書は帰ろうとするが、そんな彼女を美奈は引き止め、「あなたも家族なんです。大人になるまで育ててくれてありがとうございました…これからも父をよろしくお願いします」と言う。

美奈と信次は、市役所で特別養子縁組届を提出する。その用紙を、ハジメは職員に手渡す。そこで撮った3人の写真は、全員が満面の笑みを浮かべていた。

美奈は、「あらん限りの愛を伝えようと思う。もしかしたら、私達は自分たちの思いを伝えるために生まれてきたのかもしれないから」と帰り道に思うのだった。

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