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「ダ・ヴィンチ・コード」あらすじ・ネタバレ

      2016/10/29

簡単なあらすじ

1) ルーヴル美術館の館長 ジャック・ソニエール(ジャン=ピエール・マリエール)は、館内で狂信者・シラス(ポール・ベタニー)に銃で撃たれる。シラスは、キリストの聖杯を探していた。シラスは、宗教象徴学者でハーバード大学のロバート・ラングドン(トム・ハンクス)教授にメッセージを残して死亡する。

2) ラングドンは、ソニエール殺害の罪で疑われ、ベズ・ファーシュ(ジャン・レノ)警部に逮捕されそうになる。だが、ラングドンはソニエールの孫娘ソフィー・ヌヴー(オドレイ・トトゥ)とともに逃亡する。そして、ソニエールの残したメッセージの解読、そして聖杯を探すことになる。

3) シラスは、聖杯をなきものにしようとする「影の議会」の一員であるアリンガローサ (アルフレッド・モリーナ)司教の手下であった。そして、アリンガローサは、ファーシュにラングドンが犯人であると吹き込んで、執拗に追わせた。

4) アリンガローサを操っていたのは、聖杯の謎を解き明かそうとしていた、ラングドンの元同僚でもあったリー・ティービング(イアン・マッケラン)であった。リーは、聖杯とは、キリストの妻マグダラのマリア、そして彼女の血縁者であると指摘する。リーは、ラングドンやソフィーを脅して謎を解かせようとするが、ファーシュ刑事に逮捕される。

5) ソフィーは、ソニエールの意思を継ぐ「聖杯の守護者」と考えられていたが、実はソフィーは、キリスト、そしてマグダラのマリアの血脈を継ぐ者だった。マグダラのマリアの棺の位置は不明であったが、ラングドンはキーストーン(クリプテックス)に入れられたメッセージから、ルーブル美術館のピラミッドの下に安置されているのだと気づく。

詳細なあらすじ

ルーヴル美術館の館長 ジャック・ソニエール(ジャン=ピエール・マリエール)は、館内でシラス(ポール・ベタニー)に追われていた。ソニエールは、絵画を外して、シャッターを金属柵を下ろさせる。

シラスは近づけなくなったが、彼はピストルを向ける。ソニエールは、シラスの欲する情報を告げるも、撃たれる。

宗教象徴学者でハーバード大学のロバート・ラングドン(トム・ハンクス)教授は、パリで講演を行った後、書店でサイン会を行っていた。そこで、フランス警察に協力を求められる。ラングドンは、ソニエールに会う約束をしていたが、ソニエールは現れなかったのだった。

ルーブル美術館で、ラングドンはベズ・ファーシュ(ジャン・レノ)警部に会う。ラングドンは、ソニエールから「話したいことがある」というメールを送られていた。

ソニエールの射殺体は、ダ・ヴィンチによる「ウィトルウィウス的人体図」を模した形になっていた。さらに、自分の手で胸に、五芒星の形を描いていた。さらに、床には、「おお、ドラゴンのごとき悪魔め!おお、役に立たぬ聖人め!」というメッセージと、フィボナッチ数列が記されていた。

暗号解読官のソフィー・ヌヴー(オドレイ・トトゥ)が現れる。そこで、「大使館からのメッセージ」と偽り、留守番電話のメッセージを聞かせる。それは、「あなたは危険に晒されています」というメッセージだった。

ラングドンは、「トイレに行ってきます」と言い、ソフィーと落ち合う。ラングドンは、上着のポケットを調べるように言われる。そこには、GPS装置が刑事によって入れられていた。

ファーシュ刑事は、床に「ロバート・ラングドンを探せ」と書かれていたことから、ラングドンが犯人であると決めつけているのだという。さらに、ソフィーはソニエールの孫であることを明かす。

ラングドンは、GPS装置をトラックに投げ入れて、逃亡したように見せかける。ラングドンは、館内にとどまり、刑事たちがいなくなった後、ソニエールの遺体を調べる。

ソニエールの横の文字を見て、文字を並べ替える「アナグラム」による暗号が隠されているとラングドンは考える。始めの文章の文字を並べ替えると、「ダ・ヴィンチ モナリザ」になるのだった。

ラングドンとソフィーは、モナリザを見に行く。モナリザの絵の下には血痕があった。さらに、「人の欺瞞はかくも邪悪なり」と血で書かれていた。それもまたアナグラムであり、「マドンナ・オブ・ザ・ロック(岩窟の聖母)」となる。さらに絵をたどると、そこにはソニエールの持っていた百合の紋章の鍵があった。

ラングドンは、シオン修道会にソニエールが関係していると考える。その後、アメリカ大使館に向かうが、そこにもフランス警察が張っており、ソフィーは逃亡する。

シラスは、教会でシスターにローズラインについて訊ねる。そこで、「薔薇の印の下にある」という言葉から、床を掘る。その下には、「ヨブ 38:11」と書かれた石像があり、シラスはショックを受ける。ヨブ記の38章11説には、「ここまで来るのはいいが、先に進むな」とある。シラスは、ニセの情報を掴まされていたのだった。

シオン修道会は、キリストの宝物・聖杯を発見したのと引き換えに、強大な力を与えられた。だが、権力が肥大しすぎたため、抹殺された。結果、聖杯は行方知れずとなったのだという。その聖杯のありかを、シオン修道会は隠し続け、シラスは探していた。

ラングドンは、鍵を再び見る。そこには、「HAXO 24(アクソー通り24番地)」と書かれており、ソフィーとともに向かう。そこは、チューリッヒ保管銀行であり、鍵を使って中に入る。

ソフィーは、鍵を差し、口座番号を入力するよう求められる。口座番号は、フィボナッチ数列であると考え、ソフィーは入力する。預けられていたのは、聖杯の象徴である薔薇の描かれた箱だった。

支配人アンドレ・ヴェルネ(ユルゲン・プロホノフ)は、警察がやってきたことを告げ、輸送車の狭い荷台に案内する。だが、幼少期に井戸に落ちて以来、閉所恐怖症のラングドンは難色を示す。

アリンガローサ(アルフレッド・モリーナ)司教は、聖杯を破壊しようとしていた。彼は、シラスを手下として差し向けていた。

ソフィーは、箱を開ける。中には、ダ・ヴィンチが作ったというクリプテックスが入れられていた。正しい暗号を並べない限り、無理に開けようとすると酢がパピルスを溶かすというものだった。ソフィーは、ラングドンと輸送車に揺られながら、両親と兄を交通事故で亡くしていることを明かす。

輸送車を止めると、支配人はクリプテックスを渡すように言う。ラングドンは、支配人が撃った拳銃の薬莢をドアの隙間に入れ、扉を閉められないようにする。隙をついてラングドンとソフィーは輸送車を奪い、逃亡する。

ラングドンは、「これ以上、僕は無理だ。聖杯の歴史を研究している人物に会おう」と言い、ロバートは、元同僚であるリー・ティービング(イアン・マッケラン)の屋敷を訪れる。

トラックのGPS信号で、ファーシュ刑事はシャトーヴィレットにいることを知る。ファーシュもまた、アリンガローサ司教の手下であり、ラングドンたちの位置を知らせる。シラスは、シャトーヴィレットに向かうよう指示される。

リーは、「守護者は常に4人いる。彼らが常に聖杯を守っている」と言う。シオン修道会は、教会の力の源・聖杯を守っているのだという。

リーは、聖書を今の形にまとめたのは、コンスタンティヌスであると語る。福音書の採択を会議で決め、さらにはイエスを神と崇めるかどうかを議論したのだという。リーはさらに、何者が神で、何者が人であるかを巡って多くの血が流されたことについて、「唯一の神の名の下、人は殺され続ける」と指摘した上で、「それでは、聖杯をお見せしよう」と言う。

ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』を見せ、テーブルの上のグラスは、盃の形をしていない。そのグラスが聖杯であるにも関わらず、盃の形ではないのだという。聖杯とはグラスではなく、子宮、ひいては女性のことを示しているのだった。

『最後の晩餐』の中には、女性らしき人物が描かれている。その人物がマグダラのマリアである、とリーは指摘する。さらに、「彼女は、娼婦などではなく、イエスの妻だった」と言う。

イエスとマリアの衣服は、鏡で写したように対照的であり、イエスとマリアの間は、「杯」の形となっている。そして、「イエスは、マグダラのマリアに教会運営を任せると言い、イエスの子供を宿していた。そして、娘・サラを産んだのだ」と言う。

「キリストの権威が、娘に受け継がれたとしたら…それは人を殺すに値する秘密だ。シオン修道会は、その秘密を守るための組織なんだ」と言う。

ニュース番組で、ラングドンたちが殺人犯として報じられていることをリーは知る。リーは、彼らを追い出し、通報しようとする。だが、ラングドンは食い下がり、キーストーン「クリプテックス」を見せる。一方、シラスは屋敷に侵入し、様子を伺っていた。

リーは、「キーストーンの中には、地図がある。その地図が、聖杯に導いてくれる」と明かす。そこで、ソニエールは歌で暗号を伝えたはずである、と言う。さらに、リーはソフィーのことを聖杯の守護者であると言う。

そこに、シラスが現れる。拳銃を向けてキーストーンを奪おうとしたところ、リーは杖で攻撃する。シラスは、床に頭を打ち付けられ、気絶する。屋敷の周囲は、警察によって包囲されていた。

ラングドンとソフィーは、マイクで刑事たちを誘導した上で、クルマで逃走する。シラスは、拘束された上で乗車していた。

リーは、オプス・デイ、中でも「影の議会」はキリストの末裔を殺害してきた歴史があったと指摘する。さらに、影の議会は、「聖杯」を破壊しようとしていると言う。

ラングドンとソフィーは、リーの手引きで、プライベートジェットによりチューリッヒ(引き渡し協定のないスイス)へと向かう。ソフィーは、シラスに祖父・ソニエールを殺害したかと追求し、平手打ちにする。

アリンガローサ司教は、「聖杯」を破壊すれば、その血脈を証明することは不可能となると言う。

マグダラのマリアは、生涯を隠れて過ごしていたが、影の議会は彼女を執拗に追った。だが、彼女を守る騎士がいた。

ラングドンが薔薇の印の下にある穴にペンを差し込むと、メッセージの書かれた金属片が飛び出してきた。「ロンドンに、教皇の葬った騎士が眠る」と書かれており、イギリス・ロンドンにあるテンプル教会に騎士の墓があることを示していた。

アリンガローサ司教は、オプス・デイを信奉するファーシュ刑事に、「ラングドンが罪を告白した。彼は殺人犯だ」と告げ、逮捕するよう指示していたのだと部下に明かす。部下は、ラングドンがロンドンへと向かったことを告げる。

空港は、警察によって包囲されていた。プライベートジェットは、取り囲まれる。飛行機の中に、ラングドンとソフィー、シラスの姿はなかった。彼らは警察が来る少し前に、リーたちが乗るクルマの中に移動していたのだった。

テンプル教会を訪れ、ラングドンは「教皇の葬った騎士が眠る」とのメッセージ通り、墓を探そうとするが、そこにあるのは墓ではないと気づく。

シラスは、拘束を解かれ、ソフィーを人質にとる。執事のレミー・リュガルテ(ジャン=イヴ・ベルトロット)もまた、オプス・デイであった。レミーは、ラングドンたちを始末しようとするが、彼らは鳩が目の前を飛んだ隙を突いて逃げる。リーは、レミーに捕えられたふりをしていたが、レミーを毒殺する。

ラングドンは、「ロンドン 教皇 騎士」といった検索を行い、「アレグザンダー・ポープ」の名前がヒットした。彼の墓へと向かい、そこに何が隠されているのかを探る。だが、そこにリーが現れる。

リーは、シラスの逃亡先を伝える。警察が包囲し、シラスは発砲しつつ逃げようとする。だが、そこに現れたアリンガローサ司教を、シラスは撃ってしまう。「裏切られたのだ、我が息子よ…」と言われ、シラスもまた、警察官に射殺される。

リーは、聖杯の謎を解き明かそうとし、アリンガローサ司教をも利用していたのだった。
アリンガローサ司教がシラスの名前を知っていたことから、ファーシュ刑事は「私を利用したな。ラングドンが告白にきたというのも嘘か」と気づく。

リーは、影の議会に味方であると信じさせたのだという。そして、聖杯の守護者であるソフィーが、クリプテックスの答えも知っていると言う。

ソフィーは、「私には開けられない。暗号を知らないの。もし知っていても、あなたの前では開けない」と言う。リーは、ラングドンを殺害すると脅し、クリプテックスを開けさせようとする。

ラングドンは、「ソフィーには開けられない…僕に時間をくれ」と言う。彼は、「ダメだ…すまない」と言い、クリプテックスを放り投げる。クリプテックスは破壊され、「地図が溶けてしまった…」とリーは愕然とする。

「資格のあるものだけが見つけられる…そう教えてくれたのは君だ」とラングドンは言う。その場にファーシュ刑事が現れ、リーを逮捕する。

リーは、「君は人類の希望を破壊した。巡礼者をマグダラのマリアに跪く機会を失わせたのだ」と言う。だが、途中でラングドンが暗号を解いたことに気づく。天から落ちてきた球体、すなわち林檎=「APPLE」が暗号であった。

クリプテックス内に入れられた紙に書かれた内容から、ロスリン礼拝堂に聖杯が眠っているとラングドンは考える。ソフィーには、家族とともにその場に来たことがある記憶があった。

男・女の象徴が交わる「五芒星」を見つけ、ラングドンはソフィーとともに先へと向かう。立入禁止区域へと向かうと、メッセージの中の「星の輝く空」を見つける。百合の紋章のある石を上げると、その下には秘密の通路があった。

通路の先には、薔薇の花が置かれていた。「マグダラのマリアの棺」がそこにあったようだが、そこにはすでになかった。キリストが死んだ時代からの文書が置かれており、それは「キリストの聖杯」の歴史が記された文書であった。

ロスリン礼拝堂の管理人は、ラングドンたちがマグダラのマリアの棺を探しにやってきたことに気づく。

ソフィーは、小学生の時、家族のことを知ろうとしたが、何の記録もなかった。ソニエールに聞いても、何も答えてはくれなかった。寄宿学校に通ったソフィーは、連絡せずに帰り、そこでソニエールが行っていた「儀式」を見てしまい、そこから疎遠になったのだという。

ラングドンは、両親とソフィーに血が繋がっていないと思う、と言う。両親、兄とソフィーが写った写真の掲載された記事を読むと、ソフィーもまた、事故で死亡したものとされていた。そして、ソニエールが孫として密かに育てていたのだった。そして、ソフィーの本当の名字はサンクエール=王家の血であるとラングドンは考える。ソフィーこそが聖杯であり、キリストの血脈を継ぐ者だったのだった。

ラングドン、ソフィーをシオン修道会の守護者たちが出迎える。その中には、彼女の祖母もいた。ソフィーは、ラングドンのことを「あなたも騎士だったのかもしれない」と言う。

ラングドンは、「キリストの末裔は、信仰を破壊するのか、それとも繋いでいくのか。それもまた、君が決めていくことだ」と言う。そして、彼はソフィーに別れを告げるのだった。

ラングドンは、パリへと戻る。そこで、ホテルで髭を剃っていると、出血してしまう。血液が垂れた形を見て、「血脈、すなわちブラッドライン、ローズライン…薔薇の下にあり」と、あることに思い至る。

ラングドンは、夜のパリを歩き、ローズラインを辿る。その先には、ルーブル美術館があり、そこにマグダラのマリアの棺が安置されているのだと気づく。ラングドンは、その場所で跪き、祈りを捧げるのだった。

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