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「サブリミナル」(世にも奇妙な物語 第245話)あらすじ・ネタバレ

      2017/03/31

簡単なあらすじ

1) 1997年(注釈:放送日は1992年12月30日)、日本の人口増加および高齢化の問題が注目されるようになっていた。そんな中、老人が次々に自殺するという謎の現象が起こるようになる。新聞社の社会部記者・西村弘明(東幹久)は、上司である神野(森本レオ)と、老人の自殺の原因を探ることになる。

2) そんな彼らのもとに、帝都大学心理学教室の岡村教授を名乗る人物から、「頻発している老人の自殺の原因について情報がある」と電話がある。だが、彼のもとに2人が向かうと、すでに彼の姿はなかった。西村たちは、研究室、そして妻を訪れると、岡村教授が「サブリミナル効果」を研究していると知る。

3) サブリミナル効果とは、「認知できないほどわずかな時間、画面に言葉や画像などを映し、潜在意識を刺激してメッセージを埋め込む方法」であるという。そこで、自殺が頻発しだした頃に放送が行われるようになった『パラダイスガム』という商品のCMをコマ送りにしてみると、そこには「バイバイ65 65才以上の者は自ら死を選べ」というメッセージが認識できないほどの短い時間、表示されていた。

4) 西村と神野は、この事実を公表しようとするが、編集長に止められてしまう。さらに、他社に記事を持ち込もうとするが、途中で神野は車に轢かれてしまう。西村は、生放送の街頭インタビューに乱入して訴えようとするが、阻止されてしまう。その後、西村は群集に取り囲まれ、暴行を受ける。襲い掛かった人々は、CMで西村の映像および「抹殺せよ」の文字をサブリミナルで見せられていたのだった。

詳細なあらすじ

1997年(注釈:放送日は1992年12月30日)、日本の人口増加および高齢化の問題が注目されるようになっていた。そんな中、老人が次々に自殺するという謎の現象が起こるようになる。

新聞社の社会部記者・西村弘明(東幹久)は、上司である神野(森本レオ)と、老人の自殺の原因を探ることになる。だが、めぼしい共通点はなかった。

そんな中、帝都大学心理学教室の岡村教授を名乗る人物から、「頻発している老人の自殺の原因について情報がある」と電話がある。岡村教授は、原因について学会発表を行おうとしたが、阻止されてしまったのだという。そのことについて、会って情報提供を行いたい、というのが電話の内容だった。

西村と神野は、岡村教授のもとへと向かう。だが、そこに彼の姿はなかった。大学に向かうと、助手は「教授が学会の日から、教室に来てはいません」と答えた。研究内容について訊ねると、助手は「教えられません」と言う。

さらに2人の記者は、岡村教授の研究について話を聞こうと関係者を当たるも、門前払いされてしまう。そのため、西村たちは岡村教授の妻に話を聞く。研究内容について、詳しい話を彼女は知らなかったが、「夫の専門分野は、サブリミナル」であると話していた。

西村たちは、サブリミナルについて調べる。サブリミナルとは、「認知できないほどわずかな時間、画面に言葉や画像などを映し、潜在意識を刺激してメッセージを埋め込む方法」であるという。映画館で行われた実験では、「ポップコーンを食べよう」というメッセージをサブリミナルで表示すると、ポップコーンの売り上げが上がったのだという。

西村と神野は、老人たちが自殺に追い込まれているのは、サブリミナルのせいでは、と考える。西村は、老人の自殺が頻発するのと同時期に、『パラダイスガム』という商品のCMが流れだしたことに気づき、そのCMに着目する。

CMをコマ送りすると、「バイバイ65 65才以上の者は自ら死を選べ」というメッセージが認識できないほどの短い時間、表示されていることに気づく。

政府与党は、支持率アップを狙って、「ハッピー65」という、65歳以上の高齢者の年金を倍増するとの計画を打ち出していたが、野党からは「財源はどうするんだ」と厳しく追求されていた。だが、高齢者が次々に自殺しているならば、支給額も抑えられる。西村と神野は、政府がサブリミナル効果を利用して高齢者たちを死に追いやっている、と考える。

編集長に、記事を雑誌に掲載して欲しいと願い出るが、政府によるものであるという、確たる証拠があるわけではなく、掲載見送りとなってしまう。仕方なく、西野たちは他社に記事を持ち込もうとするが、その途中で神野は、突っ込んできた自動車に西野を庇って轢かれてしまう。

救急車に神野は乗せられるが、救急隊員がガムを噛んでいることから怪しんで同乗せずに逃げ出す。その後、警察官に声をかけられるが、彼らもガムを噛んでいた。必死になって逃げ、西村は編集長に助けを求めようとする。だが、編集長もまた、ガムを噛んでいる様子だった。

西村は、なんとかして事実を明らかにしようと、生放送中の街頭インタビューに乱入し、マイクを奪い取る。だが、すぐさま放送は中止されてしまう。そんな中、周囲にいた人々は、西村を見つめ、にじりよってくる。

恐怖におののく西村は、絶叫するが、かまわず人々は彼に襲い掛かる。彼らはCMで、西村の映像および「抹殺せよ」の文字をサブリミナルで見せられており、西村に襲い掛かっていたのだった。

 - 世にも奇妙な物語