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映画「謎解きはディナーのあとで」あらすじ・ネタバレ

   

簡単なあらすじ

1) 宝生麗子(北川景子)は、宝生家が所有する豪華客船スーパースター・ヴァーゴ(別名プリンセス・レイコ号)に乗る。移動する際には、常に持ち運ぶという家宝「セイレーンの涙」も持ち込んでおり、執事の影山(櫻井翔)は金庫に保管する。

2) シンガポール人投資家であるレイモンド・ヨー(団時朗)が射殺される。そして、コック見習いの石川天明(要潤)も刺殺、支配人・藤堂卓也(中村雅俊)の飲み物に薬が入れられているという事件(藤堂は生存)が発生する。そしてついには、麗子も誘拐されてしまうのだった。

3) これらの事件を引き起こしていたのは、藤堂だった。藤堂は元々、李家の執事として働いていたが、レイモンドのせいで李一族は破滅してしまった。家宝であるセイレーンの涙も手放さざるを得ず、いつか李一族再興のため、手に入れたいと考えていたのだった。

4) レイモンドを殺害したあと、藤堂はセイレーンの涙を狙うが、もう一人、狙っているものがいた。それが、国際的な窃盗犯である石川だった。石川は、娘に宝石目当てで近づいており、そのことを指摘すると、石川は椅子で殴りつけてきた。そこで藤堂は、持っていた万年筆で石川を刺殺したのだった。また、麗子を誘拐したのは、警備を手薄にするためだった。

5) セイレーンの涙は、偽物にすり替えられていた。すり替えたのは、怪盗ファントム・ソロス(宮沢りえ)だった。ファントム・ソロスは、かつてセイレーンの涙を盗もうとして失敗し、幼い麗子に助けられていた。そのため、借りを返すために乗船しており、彼女は影山に本物のセイレーンの涙を返すのだった。

起:最後の航海

宝生グループの令嬢で、警視庁国立署の刑事である宝生麗子(北川景子)は、スーパースター・ヴァーゴ(別名プリンセス・レイコ号)に乗船する予定であった。

ところが、すでに出航してしまった船を追って、麗子と執事の影山(櫻井翔)は、ヘリに乗って乗船する。そんな麗子を、船長・海原真之介(鹿賀丈史)と客室支配人・藤堂卓也(中村雅俊)が出迎える。

一方、麗子の上司である風祭京一郎(椎名桔平)刑事も、船内に展示された「Kライオン」という芸術作品を警備するために乗っていた。影山は、宝生家の家宝であるブルーダイヤモンド原石である「セイレーンの涙」を金庫にしまう。

乗客がショーやスロットを楽しむ中、シンガポール人投資家であるレイモンド・ヨー(団時朗)が射殺される。レイモンドは遺体となって発見されるが、彼は射殺された後にライフジャケットを着せられていた。

承:石川の行方

麗子は休暇であったにも関わらず、風祭警部とともに捜査を行わなければならなくなる。

影山も捜査を開始し、レイモンドの部屋の窓が少し開いていたことに気づく。そして、乗客である高円寺健太(竹中直人)、高円寺雄太(大倉孝二)らの証言によると、部屋の近くで明らかに変装した人物が目撃されていたことが判明する。

レイモンドを知る京極天(生瀬勝久)に話を聞くと、彼は違法なこともいとわない強引な会社経営を行っており、恨みを買っているのだと明らかになる。

コック見習いの石川天明(要潤)が行方不明になり、さらには支配人・藤堂が薬入りの飲み物を飲んでしまい、倒れてしまう。船長は、18年前に船内に現れたという怪盗ファントム・ソロスについて話をする。ファントム・ソロスは、長髪にステッキといういでたちなのだという。

そこで、実は、その怪盗に麗子は子供のとき遭遇していたことが明らかになる。船で警備員に追われ、傷を負って逃げ込んできたファントム・ソロスを、幼い麗子は「ここにはいない」と庇った。そして、傷ついたファントム・ソロスに、ハンカチを巻いてやるのだった。

ファントム・ソロスらしき人物が目撃されており、犯人である可能性が考えられた。そこで、ファントム・ソロスがいると思しき、「シーツ・タオルを乗船から変えていない」部屋を探すことになる。シーツ交換をしていないのは、一部屋は高円寺兄弟のものだった。もう一部屋に向かうと、そこで、行方不明になっていた石川の遺体が発見された。

転:麗子の誘拐

石川の遺体は、床に土下座しているような体勢をとっていた。さらには、近くにあった椅子は、脚が折れて壊れていた。また、床には青いシミのようなものがあった。

影山は、「秘密を知った者には死を」と書かれた、犯人と思しき人物からの手紙を受け取る。そして、そこにはレイモンド、支配人・藤堂、コック見習い・石川、麗子の写真が入れられていた。

船長のもとにも、麗子が誘拐され、100万ドルもの身代金を要求されていたことが明らかになる。影山は、京極に貸してもらうよう依頼するが、断られてしまう。

そこで影山は、京極にポーカー勝負を挑む。乗客・熊沢美穂(宮沢りえ)のアシストもあり、影山は勝利するのだった。その勝負の最中、影山は手にゼリーのようなものが付着しているのに気づく。一方、風祭刑事は、Kライオンを盗み出そうとしていた高円寺兄弟を逮捕する。

指定されたヘリポートに向かうと、麗子は1号救助艇にいるとのメッセージカードがあり、影山は麗子を救出に向かう。爆弾があり、爆発は避けられないと考えた影山は、命がけで麗子を庇うが、爆発はしなかった。

そんな中、船は動きだしてしまい、麗子と影山は取り残されてしまう。2人は島に流れ着き、そこで影山は「謎解きは、サバイバル・スペシャルディナーの後に」と言う。

結:真相

ディナーの後、影山は支配人・藤堂こそが犯人であると断言し、その動機について話を始める。

影山はまず、レイモンドが救命胴衣をつけられて殺害された理由について語る。犯人は、救助活動をするため、船のエンジンが停められるのを期待していたのだった。エンジンが停まって、予備電源に切り替わる最中に、犯人は「セイレーンの涙」を盗み出そうとしていたのだった。

ところが、「セイレーンの涙」を狙っている人物がもう一人いた。その人物こそ、石川だったのだ。石川は国際的な窃盗犯であると判明する。

石川は、麗子の真下の部屋の天井に穴を開け、セイレーンの涙を盗もうとしていた。石川殺害後、天井の穴に気づいた犯人は、「このままでは、警備が厳重になる」と考え、穴をふさごうと考える。ところが、椅子は壊れており、仕方なく石川の遺体に土下座のような体勢をとらせ、踏み台にして天井の穴をふさいだのだった。

その話の中、前執事である唐沢(伊東四郎)が、麗子の靴についているGPS装置を使用して、ヘリで救助にやってくる。麗子とともに船に戻った影山は、藤堂に「あなたが犯人だ」と言う。
影山は、藤堂のアリバイ作りについて推理を話す。藤堂は、浮き輪とレイモンドをロープで繋ぎ、レイモンドの遺体を窓の外に吊るした。そこで浮き輪に穴を開け、浮き輪が小さくなったところでレイモンドの遺体が落ちるようにしたのだった。

さらに、麗子を誘拐したのは、「セイレーンの涙」への警備を薄くするためだった。藤堂は、麗子の部屋のドアノブにゼリーをつけていた。その手で影山は金庫をロックしたため、暗証番号を知ることができたのだった。

また、石川の遺体発見現場にあった青いシミは、万年筆のインクであると指摘する。藤堂は、その万年筆を使って石川を刺殺したのだった。そのインクが付着してしまったので、藤堂は石川の服を脱がせたのだった。

藤堂は、李家で執事をしていたのだが、主人はレイモンドに騙されて破滅させられたのだった。そして藤堂は、自殺した李夫妻に代わって娘を育てた。船内で歌っていたシンガー藤堂凛子(桜庭ななみ)こそが、李夫妻の娘だったのだ。

藤堂が支配人として、宝生家の所有する船で働き始めたのは、宝生家が「セイレーンの涙」をオークションで落札したためだった。

藤堂は、麗子に船に乗るように招待状を毎年送り続けた。いつか、「セイレーンの涙」を取り戻すため、藤堂は船で機会を待ち続けていたのだった。一方、石川が凛子に近づいたのは、セイレーンの涙のためだった。藤堂が石川にそのことを告げると、石川は椅子で殴りつけてきて、そのために脚が壊れたのだった。

養父の逮捕や、自らの生い立ちを知った凜子であったが、彼女は前を向いて生きようとしていた。凜子は麗子に「ボンボヤージュ」と言って送り出すのだった。

麗子と影山が部屋に戻ると、セイレーンの涙は消えていた。その代わりに、かつてファントム・ソロスに巻いたハンカチが入っていた。

熊沢美穂(宮沢りえ)こそが、ファントム・ソロスの正体だった。彼女は、かつて自分のことをかばってくれ、そして傷の手当をしてくれた麗子に借りを返すために乗船していたのだった。

美穂は、影山にセイレーンの涙を返す。散々な船旅になった麗子と影山は、あらたに船に乗り、その船首で『タイタニック』ごっこをするのだった。

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