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映画「アヒルと鴨のコインロッカー」あらすじ・ネタバレ

      2017/02/04

簡単なあらすじ

1) 椎名(濱田岳)は大学進学のため、仙台に引っ越してくる。同じくアパートの住民である「河崎」という男が椎名に近づき、親しくなる。河崎は、「ドルジというブータン人のため、書店を襲って広辞苑を盗もう」と誘う。

2) 強引な河崎に連れられ、椎名は書店の裏口を見張る係を行う。30分後、河崎は本を奪って一緒にアパートへ戻るが、椎名が持ってきたのは広辞林だった。その一件の後、河崎やドルジ、そして亡くなった琴美(関めぐみ)をよく知るペットショップ店の麗子(大塚寧々)に出会う。麗子は、2年前に起きた事件について話す。実は、「河崎」と名乗っていたのはドルジであり、河崎は既に他界していた。

3) 2年前、動物を虐待する3人組がいた。彼らを撃退したドルジと琴美だったが、琴美は定期券を落としてしまい、身元を知られてしまい、嫌がらせを受けるようになった。ドルジは、麗子とともに、警察官を連れて3人組のもとへと向かうが、彼らは裏口から逃げ出す。そこで、裏口を見張っていた琴美はクルマで轢かれて死亡してしまう。また、3人組の2人は事故で死亡する。

4) ドルジと河崎は、生き残った1人に復讐を果たそうとするが、計画実行前に河崎は死亡する。ドルジは、「河崎」と名乗って椎名に近づき、一緒に書店を襲おう、と誘う。その書店の息子が、動物殺しの1人だった。ドルジは復讐を果たすが、その後、道路にいる犬を救おうとして轢かれて死亡する。

ここがポイント

「河崎」と名乗っていた人物こそが、ブータン人のドルジだった。そして、「ドルジ」とされていた人物は、無口な日本人であり、椎名は信じてしまう。

ドルジは、亡き彼女・琴美を死に追いやった人物に対し、河崎とともに復讐を果たそうとしていたが、河崎は計画を実行する前に死亡してしまう。そこで、ドルジは「河崎」として椎名に近づき、真の目的を隠したまま、一緒に書店襲撃を行おうと誘う。

原作では、現在のストーリーの合間に、2年前のエピソードがカットインしているが、映画ではそれは困難なため、2年前の「琴美」が主軸となるエピソードが回想として挟み込まれており、上手く映像化している。

現在

椎名(濱田岳)は大学進学のため、仙台に引っ越してくる。アパートの一室に入居し、ボブ・ディランの『風に吹かれて』を歌っていたところ、隣人の”河崎”(瑛太)に声を掛けられる。

椎名は、河崎に「ブータンから来た留学生・ドルジのため、辞書を奪いに本屋を襲わないか?」と誘われる。ドルジは、彼女を亡くしており、落ち込む彼のために広辞苑をプレゼントしたい、と河崎は言うのだった。

椎名は、ドルジ(田村圭生)に話しかけるが、無口な彼は何も話さない。その様子を見ていた河崎は、「アイツに話しかけるな」と言うのだった。

強引な河崎に誘われ、椎名は本屋へと向かう。椎名は、モデルガンを持ち、「裏口で見張り」をしてもらいたいと言われる。そして、『風に吹かれて』を10回歌うまで待ち、2回歌うごとにドアを蹴ることを要求されるのだった。

椎名は指示通りに行い、河崎とともにアパートに戻る。だが、河崎が奪ったのは、広辞苑ではなく、広辞林だった。

その一件の後、椎名は河崎とドルジ、そしてドルジの亡くなった彼女・琴美(関めぐみ)のことをよく知る、ペットショップ屋の店長・麗子(大塚寧々)に会う。麗子は、彼らの身に起こった2年前の出来事について話し始める。

2年前

“河崎”と名乗っていたのは、実はブータン留学生のドルジだった。そして、河崎は既に他界していた。

河崎と琴美は以前付き合っていたが、浮気性な河崎に嫌気が差した琴美は、河崎を振ったのだった。その後、車が多く通る道路で犬を助けたドルジに惹かれ、ドルジと琴実は付き合うようになった。

2年前、近所では動物を虐待する3人組がいた。ドルジと琴美は、そんな彼らに石を投げて撃退する。だが、そこで琴美はバスの定期券を落としてしまい、琴美は動物虐待の3人組に身元を知られてしまう。そこで、琴美は嫌がらせを受けるようになってしまう。

いたずら電話がかかってきた際、ドルジは背後の音で、ボウリング場に彼らがいるのだと気づく。ドルジは、警察を伴って彼らのもとに行こうとするが、彼らは裏口から逃げ出す。一方、裏口には琴美がいて、彼らの逃亡を妨げようとするが、琴美は車に乗って逃げようとする3人組に轢かれ、死亡してしまう。

3人の内、2人は事故により死亡するが、1人生き残っていた。その生き残りは、江尻(関暁夫)という男であり、書店の息子だった。

書店襲撃の真相・その後

ドルジと河崎は、復讐のために書店を襲おうと考えていた。だが、その計画直前、河崎はエイズを発症して死亡してしまう。

残されたドルジは、”河崎”と名乗り、椎名を誘って書店を襲撃したのだった。椎名には「本を盗む」と言っていたが、実はドルジは江尻を拉致し、脚を刺した上で海辺の防風林に縛り付けていたのだった。ドルジは、「鳥葬」にしようと思ったのだった。

ドルジは、ボブ・ディランの歌声を「神様の声」と考えていた。そこで、椎名は「神様を閉じ込めておけば、罪はバレない」と言い、ドルジとともに、コインロッカーに『風に吹かれて』を延々と流し続けるようにしたラジカセを入れるのだった。

ドルジは、椎名とともに駅で分かれ、その直後、犬を助けるために車道に飛び出し、轢かれてしまうのだった。

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