「A LIFE 愛しき人 第5話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 羽村圭吾(及川光博)は、名医として雑誌に紹介される。また、その雑誌には恩師・山本(武田鉄矢)も掲載されていた。さらに、羽村は名誉のある関東医師会の事故調査委員に選ばれていた。

2) だが、羽村には山本の手術についての調査依頼が舞い込んでくる。恩師の手術を精査する必要があり、羽村は戸惑う。調査結果、山本の僧帽弁閉鎖不全症に対するMICS(Minimally Invasive Cardiac Surgery:低侵襲心臓手術)のオペで、逆流があるにも関わらず手術を終了しているのを発見する。

3) 沖田一光(木村拓哉)は、再手術を行い、結果、A1領域からの逆流を発見する。山本の手術ミスは明らかだった。羽村は、恩師をかばおうとして、ミスを隠蔽しようとするが、沖田は患者に包み隠さず話す。羽村は、調査結果に真実を記載することとなり、山本は病院を去った。だが、羽村を恨んではいなかった。

4) 沖田は、ついに深冬(竹内結子)に対し、脳深部に腫瘍があることを告げようとする。だが、深冬は既に知っており、「なにかの間違いじゃないかって思ったの…」と言う。沖田は、「諦めないかぎり、可能性はある」と言う。だが、その言葉を深冬は信じることができなかった。

詳細なあらすじ

壇上壮大(浅野忠信)は、妻・深冬(竹内結子)が倒れたと知り、慌ててかけつける。深冬は脳腫瘍であり、事実を知っているのは、壮大と沖田一光(木村拓哉)だった。

壮大は、「いつ深冬に話してくれるんだ?」と言うが、沖田は「まだ手術法が見つかっていない。病名だけをつきつけるのではなく、希望も伝えたい」と言う。井川颯太(松山ケンイチ)も、深冬が脳腫瘍であることに気づいてしまっていた。

羽村圭吾(及川光博)は、名医として雑誌に紹介されて浮かれていた。また、その雑誌には恩師・山本(武田鉄矢)も掲載されていた。さらに、羽村は関東医師会の事故調査委員に選ばれていた。

事故調査委員の調査対象に、山本の名前があった。僧帽弁閉鎖不全症に対するMICS(Minimally Invasive Cardiac Surgery:低侵襲心臓手術)のオペを受けた患者・風間義男が、山本に疑いを抱いたのだという。そこで、風間は井川の外来を受診した。井川は、恩師に楯突くことができるわけのない羽村ではなく、沖田に患者を診て評価してもらうこととした。

沖田は、息切れの原因について、僧帽弁閉鎖不全が問題であると指摘する。そして、「手術をして、中を見なければ、最初の手術(MICS)が原因であるとは言えない」と言う。

片山関東病院との提携話は白紙となり、銀行からの融資は見送りとなってしまい、壮大は頭を抱える。

深冬は、手術中にペアンを落としてしまう。そこで、「体調が万全ではない」と言い、沖田が途中で変わる。沖田は、「診ようか?」と言うのだが、深冬は断る。

羽村は、山本の手術映像を見て、「漏れがあるのに、何事もなかったかのように閉じられた」と発見する。そこで、壮大は「ミスがなかったと報告するのはまずい。でも、優秀な医師がこれで終わらせられるなんてことは、あってはならない。俺達で、山本先生を守るんだ」と言う。

深冬は、壮大に「2ヶ月前から頭痛がひどい」と相談する。壮大は、これ以上隠すことはできない、と沖田に言う。沖田は、「執刀医として、少し時間が欲しい」と言う。

井川は、羽村に「MICSの手術を受けた患者が来て、沖田先生に回した」と報告する。そこで羽村は、山本に「本当にA1領域からの漏れはなかったんですよね?」と確認する。山本は、「壇上壮大が、報告書には『漏れがなかった』と書くと言っていたよ」と、提携話を持ちかけて取り引きしたことを明かす。

羽村は、壮大に「こんなことをして…」と詰め寄る。「もし僕が、本当のことを報告すると言ったら…」と羽村は言う。沖田が手術を行い、羽村は「真実を暴いたらどうなるのか」と捨て台詞を吐いて立ち去る。

沖田は手術を行い、A1領域からの逆流を確認する。手術は無事に終わり、羽村は沖田を呼び出す。沖田は、「最初のオペに問題がありました」と断言する。羽村は、「山本先生のミスは黙っていてくれないか…マルファン症候群に対する大動脈解離の患者を何人も救っているんだ」と言う。

沖田は、「山本先生は、視野を広げるため、切開を加えたらMICSの症例としてカウントされない。そんなことのために、逆流を見過ごしたんだ…患者さんは、自分の体の中で起きていることを知りたがっています」と言い、患者に本当のことを告げると言う。

羽村は、真実を報告した。山本は謝罪し、病院を退職することになった。羽村に対し、壮大は「結局、お前は自分を守っただけだ」と言う。

羽村は、沖田の頬を張る。「君が優秀な外科医を1人殺したんだ!」と言い、つかみ合いになる。

沖田の様子がおかしいことに、深冬は「どうかしたの?」と問いかける。沖田は、「明日にしてもらっていいかな。ちゃんと話すから」と言う。

羽村に、山本は「ありがとう。俺はいつしか権威に縛られいた…お前がそんな俺から守ってくれたんだ。田舎に帰って、一からやり直すよ」と留守番電話にメッセージを残していた。

山本が病院を去り、提携話がまとまった。羽村は、山本の穴を埋めることとなったのだった。

沖田は、深冬に「健康診断のMRIで、脳に腫瘍が見つかった。…手術法が見つかったら壮大と一緒に話すということにしていたから、黙っていたんだ」という。

そこで深冬は、「壮大さんと結婚するってメールを送った時、『おめでとう』と書かれていたの。最初、差出人が間違ってるのかと思ったの。でも、間違ってなかった…さっきも見たの。脳深部に3 cmの腫瘍…何度確認しても、間違いじゃなかった」と言う。

沖田は、「諦めないかぎり、可能性はある」と言う。だが、その言葉を深冬は信じることができなかった。

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