「死後の苦労」(世にも奇妙な物語 第15話)あらすじ・ネタバレ

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福子(ゆうゆ)は、アメリカ映画に登場するような、新婚夫婦が空き缶の付いたオープンカーに乗って走るることに憧れていた。そこで、ウェディングドレスのまま福子は、夫・幸雄の運転するオープンカーの助手席に座っていた。

幸せな夫婦生活を夢見る福子だったが、幸雄は運転を誤り、トラックと正面衝突してしまう。目を覚ますと雲の上であり、神様(鈴木清順)が現れる。そこで、「天国に留まるか、それとも守護霊として働いて、下界に戻るか」と選択を迫る。

福子と幸雄は、下界に戻るためにそれぞれ守護霊として働き、神様の指定した男女を結婚させることとなる。

バンカラで女性に縁のない香川良夫(そのまんま東)、そして男性経験のない朝倉小枝子(村上里佳子)は同じ職場で働いている。2人は口論することもしばしばで、仲がいいとはとても思えなかった。

福子と幸雄は、2人に言い寄る男女を遠ざけ、さらには2人に接点を作ろうと試みる。なかなか上手くいかず、福子と幸雄はケンカをしてしまう。だが、目的を思い出して仲直りした福子と幸雄は、ついに良夫と小枝子の前に現れ、「2人が結婚してくれないと、私たちは人間に戻れない」と明かす。

良夫たちは「ありえない」と反発するのだが、次第に「海外旅行が趣味」であったり、食べ物の好みが全く同じであることを知り、ついに良夫は「人助け・・・じゃなく、守護霊助けで俺たち、結婚しないか?」と提案し、小枝子は受け入れる。

福子たちは、目標達成できたことを喜ぶが、神様は「下界に戻るには、生まれ変わる必要がある。別々な場所で新たに赤ん坊として生まれ、2人で出会う必要がある」と言う。福子たちは、このまま天国に留まるかどうか迷うのだが、2人は生まれ変わって再び一緒になることを選択するのだった。

1990年6月28日放送 脚本:土屋斗紀雄

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