「くせ」(世にも奇妙な物語 第17話)あらすじ・ネタバレ

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吉永真理子(菊池桃子)は、美貌を褒められると、つい盗みを働いてしまうという奇妙な「癖」があった。そのため、真理子はできるだけ目立たぬよう、野暮ったいメガネで美貌を隠していた。

だが、真理子は叔母に頼まれて仕方なくお見合いをすることになる。相手は笹岡良平(宮川一朗太)であり、良平は「綺麗だ・・・結婚を前提に付き合って欲しい」と言うが、真理子は断る。帰宅した真理子の腕には、良平の腕時計があり、真理子は「やってしまった」と思う。

真理子は眼鏡屋で新しい眼鏡を探していた。するとそこで、店員に「お客様はお美しいから、コンタクトレンズをオススメします」と褒められる。案の定、真理子の持っていた封筒には眼鏡がパンパンに入っており、「またやっちゃった」とつぶやく。

そんな彼女に良平が声をかけ、真理子は自分の盗癖について告白する。「もうイヤになったでしょ?」と真理子は言うのだが、良平は「僕がその癖をなんとかする」と言い、2人は交際するようになる。さらには、結婚してからも良平は、真理子が盗んでしまった商品をこっそりと返しにいく生活を続けていた。

良平が仕事で疲れて帰ってくると、真理子が盗んだ生ダコなどの海鮮がテーブルに置かれていた。さすがに良平は怒りだし、「いつになったらその癖、直るんだ!」などと真理子を怒鳴る。真理子は泣いて良平に謝罪するしかなかった。

翌日、良平と真理子は動物園に出かける。良平は、怒鳴ってしまったことを真理子に謝罪する。そんな中、良平はつい「可愛い」と真理子を褒めてしまう。何かを真理子は盗んでしまうのではないか、と心配するが、真理子は何も盗んではいないようだった。

「癖が直ったんだ」と喜ぶ良平は、真理子の美貌を褒めちぎる。だが、彼らの背後には柵から象が出ており、真理子の癖は直っていないと分かり、彼らは象から逃げ出す。

1990年7月12日放送 脚本:両沢和幸

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