「死ぬほど好き」(世にも奇妙な物語 第18話)あらすじ・ネタバレ

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星野純平(角田英介)は、学園のマドンナ・佐伯美香(石田ひかり)に憧れていた。そんな純平の下駄箱に、美香からのバレンタインデーチョコが入れられており、純平は美香が自分のことをどう思っているのか気になる。

そこで、友人で葬儀屋の息子である真鍋省吾(古本新之輔)に、「死んだふりをして、本音を聞きだしたらどうだ?」と提案される。両親が法事で留守にしていることもあり、純平、真鍋、村上太(佐久間哲)の3人は、純平のニセの葬儀を開くのだった。

ところが、担任教師やクラスメイトらが大勢やってきてしまい、純平たちは戸惑う。仕方なく葬儀を進行する中、美香は泣きながら「好きだったのに」とつぶやき、純平は棺桶の中で密かに喜ぶ。

そんな中、両親が帰ってきてしまう。純平の家は町工場を営んでおり、資金繰りに苦しんでいた。そこで、両親は法事にかこつけて借金を頼もうとしていたのだったが、担保がないために断られてしまっていた。そのため、早めに切り上げて帰ってきていたのだった。

息子が突然亡くなったと知り、両親は慌てる。純平たちは、ますますウソだとは言いだせなくなってしまう。だが、純平や真鍋は、夜も更けて祝杯をあげる。純平は棺桶の中で酒を煽り、3人は寝入ってしまう。

朝になり、真鍋は村上を起こす。純平が入っていたはずの棺桶がなくなっており、2人は慌てる。棺桶はすでに出棺してしまっており、火葬場へと向かっていた。真鍋と村上は、原付バイクで火葬場へと向かうのだった。

だが既に、棺桶は焼かれてしまっていた。真鍋は、両親に恐る恐る声をかける。すると、両親は「息子が突然死んでしまって悲しい。だが、これで工場が立て直せる」と言う。純平には保険がかけられていたのだった。

真鍋と村上は、火葬場から立ち上る煙を見上げる。

1990年7月12日放送 脚本:野島伸司

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