「禁じられた遊び」(世にも奇妙な物語 第20話)あらすじ・ネタバレ

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谷沢正夫(石丸謙二郎)は、妻子を連れてキャンプに出かける。途中、墓を見つけた子供たちに、正夫は輪廻転生について話をする。「死んで、再び別の生き物になって生まれ変わる」という話に、子供たちは興味津々となる。

正夫が、川魚を釣っていたところ、狩猟にきていた2人の男がいることに気づく。流れ弾などに当たらないよう、正夫は子供たちに「川を渡って近づいてはいけない」と教える。

正夫が釣った魚を焼いて食べた後、兄妹は「魚にお墓を作ってあげるの」と言い出す。そんな2人に正夫は「石にクレヨンで『○○のお墓』と書いてあげたらいいんじゃないか」と言う。

兄妹は一緒に歩き、兄は蟻などを踏み潰す。そして次第に、ヤモリを殺してお墓を作るといった遊びを繰り返していくのだった。

一方、狩猟を行っていた2人組は、散弾銃でもう1人を誤射して殺してしまう。その様子を見ていた妹は、「死んだの?」と声をかける。ぎょっとする男に、兄は落ちていた散弾銃を拾い上げて向ける。

「人間は死んだら何になるのかな?」と問う兄に、妹は「神様じゃない?」と言う。その直後、銃声が鳴り響くのだった。

キャンプからの帰り、兄妹はお墓を作って遊んでいた、と明かす。それを聞いた母・良子(石野真子)は「そんな遊び、やめて」と注意する。だが、兄妹は「もうやらない。最後の2つは、特にきつかった」と言うのだった。男たちが射殺された場所の近くには、石にクレヨンで書かれた墓標が立てられていた。

その後、兄妹はいつの間に車中で寝入ってしまう。良子は、2人の行ったことなど露知らず、夫に「月並みだけど、言っていい?あの子たちの寝顔、天使みたいね」などとつぶやくのだった。

1990年7月26日放送 脚本:関澄一輝

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