映画「モールス」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 両親が離婚し、母親と暮らすオーウェン(コディ・スミット=マクフィー) は、学校でもイジメられていて友達もなく、孤独な毎日を過ごしていた。そんなある日、同じアパートの隣室にアビー(クロエ・グレース・モレッツ)という同じ年頃の美しい少女が引っ越してくる。

2) アビーは最初、「友達にはなれない」とオーウェンに言うのだが、次第にオーウェンとアビーの距離は近くなっていき、オーウェンは「好きだよ」とアビーに好意を伝える。

3) アビーの正体はヴァンパイアだった。オーウェンが「アビーの父親」と思っていた男性・トーマスは、彼女のために殺人を犯しては血液を抜くということを繰り返していた人物だった。ある日、トーマスは姿を見られてしまい、慌てて逃げ出す最中に坂道から転げ落ちてしまう。トーマスは自ら硫酸で顔を焼き、正体を隠した上で自殺する。

4) トーマスの死により、アビーのもとへと刑事が捜査の手を近づけてきた。そこでアビーは別の場所へと移動してオーウェンは悲しむ。だが、学校でイジメられていたところ、アビーはオーウェンを助ける。再会した2人は、一緒に旅立つのだった。

5) オーウェンは、一人で電車に乗っていた。だが、大きなトランクを持っており、その中にアビーがいた。オーウェンは、トランクの上面を叩き、モールス信号を互いに送りあう。「ハイ、オーウェン」の呼びかけに、オーウェンは「XO(キス&ハグ)」と送るのだった。

起:アビーとの出会い

ニューメキシコ州ロスアラモス。両親が離婚し、母親と暮らすオーウェン(コディ・スミット=マクフィー) は、学校でもイジメられていて友達もなく、孤独な毎日を過ごしていた。

そんなある日、同じアパートの隣室にアビー(クロエ・グレース・モレッツ)という同じ年頃の美しい少女が、父親らしき男性トーマス(リチャード・ジェンキンス)とともに引っ越してくる。アパートの壁は薄く、オーウェンはトーマスとアビーが言い争っているのを聞く。

一人になりたくてジャングルジムにいたオーウェンは、アビーと顔を合わせるようになる。アビーは最初、「友達にはなれない」とオーウェンに言う。

承:オーウェンの想い

アビーは夜の広場にしか姿を現さず、いつも裸足だった。さらに、学校にも通っていない様子だった。パズル好きだというアビーに、ルービックキューブを貸したことをきっかけに、2人は話をするようになる。さらに、アパートの部屋の壁を叩きあって、「モールス信号」によって会話をするようになるのだった。

アビーは世間のことに疎く、オーウェンはアビーを連れてゲームセンターに行ったりする。アビーに好意をもつオーウェンは、彼女を抱きしめて「好きだよ」と告白する。

オーウェンは、ケニー(ディラン・ミネット)らにイジメを受けており、スケートの授業の際、ケニーに「川へ飛び込め」と命じられる。オーウェンは、ケニーを鉄棒で殴り、耳に怪我を負わせて撃退する。そんな中、血液を抜かれた遺体が氷の中から発見され、生徒たちはパニックになる。

だが、アビーの正体はヴァンパイアであった。12歳の姿のまま変わらず、トーマスも父親ではなく、彼が少年の頃に出会っていたのだった。トーマスは、アビーのために殺人を犯し、血液を抜いてアビーに与えるということを繰り返していた。殺人の疑いをかけられると、トーマスとアビーは次の土地へと移っていたのだった。

引っ越して間もなく、トーマスは殺人を犯して遺体をロープで吊るし、血液を抜いて集めていた。だが、その容器をこぼしてしまったのだった。「もう、やめたいのか、捕まりたいのか・・・」とトーマスがつぶやき、アビーととに言い争いをしていたのだった。

転:トーマスの死

トーマスは、停車していたクルマの中に潜み、人通りの少なくなったところで殺害するという手口を繰り返していた。だがある日、1人で運転していた男性の友人が途中で乗り込んできてしまい、ガソリンスタンドで停車しているとき、自分の姿をその友人に発見されてしまう。

殺害した後、発車しようとしたところ、追いかけられてしまい、慌てたトーマスは運転を誤って坂道へと転がってしまう。動けなくなったトーマスは、自分の身元を知られてアビーに捜査の手が及ばないよう、自らの顔を硫酸で焼く。

一命を取り留めたトーマスは病院へと搬送されるが、アビーに別れを告げた後に病室から飛び降りて死亡する。刑事(イライアス・コティーズ)は、トーマスが悪魔崇拝者であると疑い、一緒に暮らしていたという少女・アビーを探し始める。

トーマスを失った悲しみを抱え、アビーは夜間にオーウェンの部屋へと入る。そこでオーウェンは「僕と付き合って。彼女になってくれる?」と告白する。アビーは「今のままがいい」と言うのだが、付き合っても今と変わらないことを知り、彼女はその告白を受け入れるのだった。

オーウェンは、アビーを連れて秘密基地めいた空き部屋へと連れていく。そこで、「誓いを立てよう」と、自らの指をナイフで傷つける。その流れる血液を見たアビーは豹変してしまい、オーウェンは驚く。アビーは、カップルを襲い、姿を見られてしまう。

結:旅立ち

オーウェンは、アビーの正体がヴァンパイアと知り、困惑する。一度は距離を置こうとするのだが、やはり彼女のことが気になり、アビーの部屋で一晩を明かす。

そんな中、刑事がアビーの家を訪れてくる。オーウェンは居留守でやり過ごそうとするが、物音を立ててしまい、気づかれてしまう。ドアを蹴破った刑事は部屋の中を探すが、アビーは息を殺して隠れていた。

刑事は、浴室のアビーに気づく。よく見ようと、遮光用に貼っていたテープをはがそうとしたところ、オーウェンは「やめて」と声をかける。気をとられた瞬間、アビーは刑事に襲い掛かって殺害するのだった。

アビーは、もう留まることは限界だと感じ、一人で別の場所へと引っ越していく。オーウェンは、寂しく思いながらも、彼女を見送ることしかできなかった。

アビーがいなくなった後、オーウェンは体育の授業でプールに入っていた。そこで、ケニーは復讐をくわだてていた。ボヤ騒ぎを起こして教師を締め出し、その後、兄とともにアビーをさらう。兄は、「3分、水の中にもぐれ」と命じて、オーウェンの頭を押さえつけるのだった。

だが、そこにアビーが現れて、ケニーたちを殺害する。オーウェンはそこで、アビーと再会するのだった。

オーウェンは、一人で電車に乗っていた。だが、大きなトランクを持っており、その中にアビーがいた。オーウェンは、トランクの上面を叩き、モールス信号を互いに送りあう。「ハイ、オーウェン」の呼びかけに、オーウェンは「XO(キス&ハグ)」と送るのだった。

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