サクっとあらすじ

映画・ドラマ・小説のあらすじを簡潔にまとめて紹介します。

実写版「美女と野獣」(2017年版)あらすじ・ネタバレ

   

簡単なあらすじ

1) 王子(ダン・スティーヴンス)は、幼い頃に優しい母親を亡くし、無慈悲な父親に育てられて、すっかりとわがままで優しさを失った大人になってしまった。ある日、美しい女性たちを招いた晩餐会を開いていたところ、みすぼらしい老婆が一夜の宿を求めてやってきた。王子は、その老婆を追い返そうとする。だが、その老婆の正体は魔女であり、罰として王子を野獣の姿に変えてしまう。

2) 「愛してくれる存在が現れたら、魔法は解ける」と魔女は言うのだが、王子は野獣のような醜い姿で、誰が愛してくれるものか、と悲嘆に暮れていた。期限は、魔法の薔薇の花びらが全て散ってしまうまでであり、それまでに魔法が解けないと、永遠に野獣の姿でいつづけなければならなかった。

3) モーリス(ケヴィン・クライン)は、道に迷ってしまい、野獣の城を訪れる。そこで、娘のベル(エマ・ワトソン)のため、庭に咲いていた薔薇を摘んで帰ろうとした。そのことに激怒した野獣は、モーリスを牢に閉じ込めてしまう。ベルは、父親の代わりに、囚われの身となるのだった。

4) ベルは、野獣を拒絶していたが、オオカミに襲われそうになっていたところを救われ、そして意外にも本好きであることや、優しい内面に触れ、野獣のことを次第に受け入れるようになる。

5) ベルにしつこく求婚するガストン(ルーク・エヴァンズ)は、村人たちを扇動して野獣を殺そうとする。ガストンに撃たれ、瀕死の野獣に「愛しているの」とベルがつぶやくと、野獣は王子に姿を変え、2人は結ばれるのだった。

オープニング

ディズニー映画のオープニングに現れるシンデレラ城が、今作では『美女と野獣』の城がオープニングから登場する。

起:野獣の姿に

王子(ダン・スティーヴンス)は、幼い頃に優しい母親を亡くし、無慈悲な父親に育てられて、すっかりとわがままで優しさを失った大人になってしまった。ある日、美しい女性たちを招いた晩餐会を開いていたところ、みすぼらしい老婆が一夜の宿を求めてやってきた。

老婆は、一輪の薔薇を代わりに差し出すのだが、王子は一笑に付して追い出そうとする。「外見に惑わされてはいけない。内面にこそ美しさが宿る」と老婆は諭すのだが、王子は聞く耳を持たない。

その老婆の正体は魔女であり、王子に罰として醜い野獣の姿に変えてしまう。そして、城の執事・使用人たちもまた、それぞれ調度品・家具などに姿を変えられてしまうのだった。

魔女は、「魔法の薔薇の花びらが全て散ってしまう前、誰かに愛されることで魔法は解けると」言うのだった。だが、野獣のような外見となり、誰が愛してくれるものか、と王子は悲嘆に暮れるのだった。

承:囚われの身となるベル

城の近くにあるヴィルヌーヴ村には、ベル(エマ・ワトソン)という女性が住んでいた。美しい風貌で注目される一方、「風変わり」な女性と思われていた。そんなベルに、戦争から帰ってきたたくましい男性・ガストン(ルーク・エヴァンズ)が見初め、求婚する。だが、ベルはがさつなガストンからのプロポーズを断る。

ベルの父親・モーリス(ケヴィン・クライン)は芸術家であり、美しい置き物を作って街に売りに出かける。ところがその道中、森の中で迷ってしまい、オオカミの群れに襲われる。命からがら逃げ出したモーリスは、野獣の住む古城に迷い込むのだった。

古城では、人の気配がなかった。ところが、食事や暖炉が用意されていた。モーリスは、ティーカップが話しかけられたことから、幽霊の住む城と思い、逃げ出そうとする。しかし、ベルに「お土産に、薔薇の花が欲しい」と言われていたため、庭の薔薇一輪を摘もうとする。

そのことに激怒した野獣は、モーリスを盗人として捕らえ、牢獄に入れてしまう。ベルは、馬が戻ってきたにも関わらず、父親が帰ってこなかったため、心配になってモーリスを探しに出かける。

ベルは、野獣の城へと出向き、そこで「父の代わりに私を囚えて」と言うのだった。モーリスは断るが、ベルの意志は固かった。

転:ベルと野獣

モーリスは村へと戻り、「野獣に娘が囚えられている」と言うのだが、村人たちは信じようとはしなかった。

そんな中、ガストンはベルと結婚するため、モーリスの言葉を信じたフリをする。だが、モーリスが「野獣が…」と繰り返すことでついに怒りだす。さらに、「ベルと結婚させろ」と言うのだが、モーリスは拒否する。

激怒したガストンは、モーリスを殴りつけ、木に縛りつけてオオカミに襲わせようとする。翌朝、そんなモーリスを森のなかで見つけた、物乞いのアガット(ハティ・モラハン)は介抱するのだった。

ベルは、燭台に姿を変えられたルミエール(ユアン・マクレガー)、時計に変えられたコグスワース(イアン・マッケラン)、ポットに変えられたポット夫人(エマ・トンプソン)らに優しくもてなされ、次第に心を解きほぐされていく。

だが、ベルは「入ってはいけない」と言われていた西の塔に入ってしまう。そこには、魔法の薔薇が置かれていた。その部屋に入ったことで野獣は激怒し、ベルに「出ていけ!」と叫ぶ。ベルは帰ろうとするのだが、その道中でオオカミに襲われてしまう。

そんな窮地のベルを、野獣は救う。傷を負いながらも、命を救ってくれた野獣に、ベルは次第に心を許していく。そして、野獣が以外にもシェイクスピア作品を知っていたことから意気投合し、野獣は書室の本を「全てあげる」と言い、本好きなベルは大喜びするのだった。

ベルは、野獣と一緒に食事をとるようになり、日中も一緒に本を読んだりして過ごすようになる。だが、「自由」のない囚われの身であるベルに、野獣は「これも魔女の置き土産だ」と言い、行きたい場所を思い浮かべると、その場に行くことができるという地図を見せる。

そこでベルは、父母が暮らしたパリの家を思い浮かべる。そこでベルは、母親がペストに罹り、幼い自分を守るために母親が一人で部屋に残ることを選んだと知るのだった。父親は、悲しみをこらえつつ幼いベルを連れて母親を置き去りにした。ベルはそこで、母が持っていた薔薇の造花を持ち帰るのだった。

結:愛の力

モーリスは、「ガストンに殺されそうになった」と訴える。だが、ガストンは「証拠はあるのか?」などと居直る。ガストンの手下であるル・フウ(ジョシュ・ギャッド)は、ガストンの横暴さに嫌気が差しつつも、「そんなことはしていない」と言うのだった。

モーリスはさらに、アガットにも証言を求めるのだが、彼女は黙ったままだった。ガストンは、「モーリスは頭がおかしくなった」と言い、精神科病院に入院させようとする。ガストンは、「ベルと結婚させろ」と言うのだが、モーリスは再び拒否し、病院へと無理やり運ばれそうになる。

ベルは、野獣から貸してもらった「思い浮かべた人の姿が映る手鏡」で、父親の様子を知る。無理やり運ばれそうになる父の姿を見て、ベルは父親を助けたいと思う。野獣は、ベルに「行っていい。君はもう自由だ」と言う。そして、手鏡を渡して「これで私を思い出して欲しい」と言うのだった。

ベルは村へと戻り、モーリスを助けようとする。ガストンは、「モーリスは野獣などと、居もしないもののことばかりを言っている」と言うのだが、ベルは「野獣はいるわ」と言い、手鏡で野獣の姿を映す。

ガストンは、「ベルは、野獣に魔法をかけられている」と言い出し、ベルとモーリスを鍵付きの馬車に入れて閉じ込めてしまう。そして、村人たちを扇動し、「野獣を殺せ!」と言い出す。

村人たちは、野獣の城へと向かう。ベルは、馬車の中で「お母さんのことを知ったの」と言い、母親が持っていた薔薇の造花を見せるのだった。そして、野獣について「彼は優しい人よ。助けにいかなければ」と言うのだった。

モーリスは村人たちがいなくなった隙に、ベルの髪留めの金具で錠前を開ける。ベルは、野獣の城へと急ぐのだった。

一方、野獣の城では村人たちがやってきて、「野獣を殺せ」などと叫ぶ。そんな村人たちを足止めするため、ルミエールやポット夫人たちはあの手この手で闘うのだった。

ガストンは、野獣のいる塔にまで足を踏み入れ、そこで至近距離から銃を放つ。野獣は、傷を負い、さらにガストンはとどめを刺そうとする。野獣は反撃し、ガストンを塔の上で宙吊りにするのだった。命乞いをするガストンに、「私は野獣ではない」と言い、助けるのだった。

現れたベルのもとへ、野獣は向かう。そこで「帰ってきてくれたんだね」と喜ぶのだった。だが、その背後から、ガストンは野獣を撃つ。なおも銃を撃とうとするガストンは、石橋が崩れ、落下して死亡するのだった。

野獣は、瀕死の状態となり、「最後に一目、君と会うことができてよかった」と言い、自らの想いを告げるのだった。ベルは、「いかないで」と泣きながら野獣に言う。その様子を、後ろからアガットが見つめていた。

ついに魔法の薔薇は、最後の花びらが落ちてしまうのだった。すると、ルミエールやコグスワース、ポット夫人らは話すこともできず、動きを止めて、単なる「骨董品」へと変わってしまうのだった。

ベルは、野獣に「愛しているのよ」と告げる。その言葉で、アガットは魔女に姿を変える。ついに愛されることに成功した野獣は、王子へと姿を変える。そして、朝日の光を浴びるとともに、古城はもとに戻り、ルミエール、コグスワース、ポット夫人たち使用人たちは、元の人間の姿に変わることができたのだった。

ベルは、王子と結ばれることになり、ルミエールたちは喜ぶのだった。野獣だった頃を懐かしむように、ベルは王子に「ヒゲを生やしてみたらどう?」と言って微笑むのだった。

トリビア

・主演のエマ・ワトソンは、映画『ラ・ラ・ランド』の主役にキャスティングされていたが、本作に出演するために降板した。

・ガストン役のルーク・エヴァンズは、本作への出演オファーがあった際、自分は野獣を演じるものであると思ったのだという。

・ベル役のエマ・ワトソン、ガストン役のルーク・エヴァンズ、ポット夫人役のエマ・トンプソン、チップ役のネイサン・マックは、誕生日が4月15日であり、一緒に誕生日を祝っていた。

・野獣/王子役のダン・スティーヴンスは、25 cmの鉄の竹馬に乗って演じていた。そのため、エマ・ワトソンの足を踏んで怪我をさせないよう、注意する必要があった。

・野獣は、まず体で演じ、その後に表情だけで演じるという撮影方法をとっていたのだという。

・ベルのダンスホールでのドレスには、2160個ものスワロフスキーのクリスタルが使用されている。

・隠れミッキー:ベルとモーリスが、ガストンに閉じ込められた馬車の錠前がミッキーの形をしている。

 - 洋画