映画「ザ・コア」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 世界の各地で、動物の異常行動や電子機器のトラブルが多発していた。その原因としては、地球のコアの回転が停止し、磁場が不安定になったことがこれらの現象の原因であると明らかになる。シカゴ大学教授のジョシュア・“ジョシュ”・キーズ博士(アーロン・エッカート)は、「このままでは磁場が消失し、太陽風にさらされた結果、1年後に地球は滅亡する」と予測する。

2) 「コアまで潜り、核爆発を起こせば、再始動する可能性がある」とキーズ博士は提案し、彼を含む6人の精鋭が集められ、チームを結成する。海底1万mもの海溝から彼らは潜っていき、レーザーで穴を掘り進めていく。だが、トラブル続きであり、ロバート・“ボブ”・アイバーソン船長(ブルース・グリーンウッド) たちは次々に命を落としてしまう。

3) コンラッド・ジムスキー博士(スタンリー・トゥッチ)の提案により、核爆発による「共振」でコアの再起動が行われると信じ、キーズ博士、宇宙飛行士であるレベッカ・“ベック”・チャイルズ少佐(ヒラリー・スワンク)は作戦を実行し、見事にコアは動き出す。そして、地震兵器を開発するプロジェクト「デスティニー」が原因で、コアが停止してしまったことが明らかとなる。

4) キーズ博士と宇宙飛行士であるレベッカ・“ベック”・チャイルズ少佐(ヒラリー・スワンク)は、地熱を利用して動力源を得て脱出を図る。さらに、彼らの車両から発せられた信号にクジラが反応して、群れが集まっていた。その場所を探すと、キーズ博士らが乗る車両が沈んでおり、回収されるのだった。

ここがポイント

次々に起こる異常気象や、動物たちの異常行動などがリアルに映像化されており、一見の価値があります。

起:世界で多発する異常現象

世界の各地で、動物の異常行動が目撃され、さらにはボストンで、ペースメーカーを使用している32名が突然死する。スペース・シャトルの電子機器に異常がみられ、地球への帰還時にあわや事故が起こりそうになる。そのスペース・シャトルに、宇宙飛行士であるレベッカ・“ベック”・チャイルズ少佐(ヒラリー・スワンク)が乗っていた。

アメリカ政府は、シカゴ大学教授のジョシュア・“ジョシュ”・キーズ博士(アーロン・エッカート)や、コンラッド・ジムスキー博士(スタンリー・トゥッチ)らを呼び寄せ、調査を依頼する。結果、地球の核(コア)の回転が停止し、磁場が不安定になったことがこれらの現象の原因であると明らかになる。

「このままでは磁場が消失し、太陽風にさらされた結果、1年後に地球は滅亡する」と予測され、コアの再始動が急務の課題となっていた。「コアまで潜り、核爆発を起こせば、再始動する可能性がある、とキーズ博士は説明する。

しかしながら、コアまで潜っていく手段がないとキーズ教授は考えていたが、すさまじい高温や圧力に耐え得る特殊車両「バージル」を、エドワード・“ブラズ”・ブラズルトン博士(デルロイ・リンドー)らが開発していたのだった。彼は、タングステンとチタンの結晶を、超低温で融合したという超合金「アンオブタニウム」でその車両を作成したのだった。

承:チーム結成

世界中から各分野のスペシャリストが招集され、キーズ博士自らを含め、ジムスキー博士、ブラズルトン博士、ロバート・“ボブ”・アイバーソン船長(ブルース・グリーンウッド) 、宇宙飛行士のレベッカ、サージ・レベック博士(チェッキー・カリョ)ら6人のチームが結成される。

海底1万mもの海溝から彼らは潜っていき、レーザーで穴を掘り進めていく。だが、レーザーの掘削機は故障してしまい、修理中にアイバーソン船長(ブルース・グリーンウッド) は命を落とす。さらに、レベック博士は、損傷した船体の切り離し作業中、起爆装置を回収するため、逃げ遅れて圧死してしまう。

マントル直前に到達すると、巨大な空間が現れ、さらには灼熱のマグマが噴出してきた。仲間たちは犠牲になりながらも、キーズ博士たちは進む。

地上では、オゾン層が破壊され、太陽風が地上に降り注いできていた。結果、ゴールデンブリッジは溶け始めてしまうのだった。

転:コア再起動

キーズ博士たちの予測とは異なり、核爆発を持ってしても再流動化は不可能であると判明する。そこで、ジムスキー博士は、地震兵器によりコアを刺激することを提案する。

今回の問題を起こしたのも、その地震兵器であり、その開発計画は「デスティニー計画」と呼ばれていた。キーズ教授たちは、その地震兵器の使用に反対する。ジムスキー博士は、再び核爆発を利用することにし、一度に爆発させるのではなく、それぞれ共振が起こるタイミングで爆発することを提案する。

核弾頭の切り離しには、超高温の中を進むしかなかった。そのため、ブラズルトン博士はくじ引きに細工をして、自ら進んで犠牲となるのだった。

核弾頭を設置する中、ジムスキー博士は核弾頭の下敷きになってしまう。死期を悟ったジムスキー博士は、「バージルの原子炉燃料棒を使い、核弾頭の爆破力を高めるんだ」と指示を行う。キーズ博士はその指示に従う。

結:キーズ博士とレベッカの帰還

ついに、キーズ博士、レベッカだけになってしまう。爆発が起こり、世界中で地震が観測されていた。共振が起こり、レベッカとキーズ博士はミッションが成功したことを喜ぶ。一方、キーズ博士は、車両の動力源を失った代わりに、地熱を利用して電気エネルギーを生み出し、脱出を図る。

キーズ博士とレベッカの乗った車両は、地表へと押し出されていく。さらに、キーズ博士は地熱を利用して電気エネルギーを生み出し、信号を発信する。その信号を、仲間たちをバックアップしていたハッカーである、セオドア・ドナルド・“ラット”・フィンチ(DJクオールズ)は受信する。その信号に、クジラが反応していると考え、ラットはクジラの群れを探すように伝える。

クジラの群れが集まる近くの海底に、キーズ博士らが乗る車両が沈んでおり、回収されるのだった。

キーズとレベッカは、世界を救うミッションを成功するため、犠牲となったメンバーがいることを知らせるべきだと考える。ラットは、彼らの行いを知らせる資料を作り、密かにネット上にアップするのだった。

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