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映画「言の葉の庭」あらすじ・ネタバレと小説版の結末(その後・後日談)

   

簡単なあらすじ

1) 靴職人になる夢を抱く高校1年生・秋月孝雄(入野自由)は、雨の日の1時限目の授業はサボってしまい、庭園で靴のデザインをしていた。そんな中、「酒とチョコレート以外の味を感じない」という味覚障害の雪野百香里(花澤香菜)という女性に出会う。

2) 孝雄と雪野は、話をするようになり、お互いに会える日を心待ちにしていた。そんなある日、孝雄は雪野が通っている高校の教師であることが判明する。雪野は、生徒の相沢(小松未可子)に、根も葉もない噂を立てられたり、授業をボイコットされるなど、嫌がらせを受けていた。弁解するも聞き入れられず、雪野は精神的に追い詰められていた。結果、ストレスで味覚障害となってしまったのだった。

3) 孝雄は、相沢に会いに行って、雪野を追い詰めたことを抗議する。結果、彼女の取り巻きに暴行を受けてしまうのだった。急な雨に降られ、2人は雪野のマンションへ行く。孝雄は、「雪野さん、好きだ」と告白する。だが、雪野は生徒と教師という立場を崩すことなく、「私は、あの場所で靴がなくても歩ける練習をしていたんだ。今までありがとう」と言う。部屋を出ようとする孝雄を追いかけ、2人は抱きしめ合う。雪野は、「あなたに出会って、私は救われた」と言い、堰を切ったかのように感情を表出して泣くのだった。

4) 冬になり、孝雄は靴職人になるべくバイトを行っていた。孝雄は雪野とともに、文通を行っていた。雪野は故郷である四国に帰り、教師を続けていた。孝雄は、再び出会った庭園を訪れ、雨に会っていた日々が2人にとって「歩く練習をしていた」ものであると感じる。そして、「もっと遠くまで歩けるようになったならば」雪野に会いに行こうと考えるのだった。

詳細なあらすじ

靴職人になる夢を抱く高校1年生・秋月孝雄(入野自由)は、雨の日の1時限目の授業はサボってしまい、庭園で靴のデザインをしていた。そんな孝雄のいる隣のベンチに、雪野百香里(花澤香菜)が座る。

雪野は、朝にも関わらず、チョコレートをつまみに缶ビールを飲んでいた。それから、雨の朝には示し合せたかのように出会うようになり、一緒に話をするようになる。「どこかで会った?」という孝雄に、雪野は「雷神の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ」(訳:雷が少し鳴り響き、雲が広がって雨が降ってくれたのならば、帰ろうとしているあなたを引き止められるのに)と万葉集の和歌を諳んじるのだった。

孝雄は、誰にも言えずにいた、靴職人になる夢を雪野に語る。そして、雪野は味覚障害(酒とチョコレート以外の味を感じない)があったのだが、孝雄の作ってきた弁当で、次第に味覚を取り戻すことができたのだった。雪野は、孝雄に靴作りのための本をプレゼントし、孝雄は、雪野のために靴を作ろうと考える。

梅雨が明け、孝雄は雪野にしばらく会えずにいた。そんな中、学校で雪野にすれ違う。彼女は、学校で教壇に立つ古典の教師であったと判明する。そして、彼女は生徒の相沢(小松未可子)に、根も葉もない噂を立てられたり、授業をボイコットされるなど、嫌がらせを受けていた。弁解するも聞き入れられず、雪野は精神的に追い詰められていたのだった。

そのことを知った孝雄は、相沢に会いに行き、抗議する。からかわれた孝雄は、相沢の頬を張り、逆に彼女の取り巻きである男子生徒に暴行を受ける。

孝雄は、再び庭園で雪野に会う。いつか雪野が口にした万葉集の和歌の返し歌である、 「雷神の 少し響みて 降らずとも 我は留らむ 妹し留めば」(訳:雷が鳴らず、雨が降らずとも、君が引き止めてくれれば、私は留まる)を諳んじる。

急な雨に降られ、2人は雪野のマンションへ行く。孝雄は、「雪野さん、好きだ」と告白する。だが、雪野は生徒と教師という立場を崩すことなく、「私は、あの場所で靴がなくても歩ける練習をしていたんだ。今までありがとう」と言う。

部屋を出ようとする孝雄を追いかけ、2人は抱きしめ合う。雪野は、「あなたに出会って、私は救われた」と、堰を切ったかのように感情を表出し、泣くのだった。

冬になり、孝雄は靴職人になるべくバイトを行っていた。孝雄は雪野とともに、文通を行っていた。

雪野は故郷である四国に帰り、教師を続けていた。孝雄は、再び出会った庭園を訪れ、雨に会っていた日々が2人にとって「歩く練習をしていた」ものであると感じる。そして、「もっと遠くまで歩けるようになったならば」雪野に会いに行こうと考えるのだった。

小説版の結末

孝雄は、高校卒業後、靴職人になるべくイタリア留学をする。文通やメールを続ける孝雄と雪野は、4年後に再会する。再会した場所は、最初に出会ったあの庭園だった。

孝雄は、自ら雪野のために作った靴を持参していた。喜びのあまり泣いてしまいそうな表情を浮かべる雪野、その表情は、ゆっくりと笑みに変わるのだった。

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