映画「ノクターナル・アニマルズ」あらすじ・ネタバレ・結末

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簡単なあらすじ

1) アートギャラリーのオーナーとして大成功したスーザン・モロー(エイミー・アダムス)はある日、小説家の元夫エドワード・シェフィールド(ジェイク・ジレンホール)から、一冊の本の原稿を郵送で受け取る。

2) 「ノクターナル・アニマルズ」(夜行性動物たち)と題されたその小説は、殺され主人公のトニーが妻子を乱暴・殺害されて犯人に復讐するというストーリーだった。トニーは犯人を射殺するも、その過程で頭部を殴られ、失明する。彼は外に出て、階段から足を踏み外し、誤射して自らも命を落とすのだった。

3) スーザンはエドワードの小説に感動し、さらには現在の夫が浮気を繰り返して結婚生活が上手くいっていないこともあり、エドワードに「会えない?」とメールを送る。エドワードはその誘いを受ける、と返信する。

4) だが、指定した場所にエドワードとは現れなかった。スーザンは、エドワードから送られた小説『Nocturnal Animals』を読み、夫・ウォーカーが浮気を繰り返し、幸せな結婚生活とは程遠いと現在の自分に気づき、そしてエドワードが偉大な小説家であったと気付かされるのだった。さらに、小説の内容は、浮気をして勝手に結婚生活を終わらせ、さらには子供を相談もなしに堕胎したスーザンのことを暗喩しているかのようだった。

現実:元夫エドワードから送られた小説

アートギャラリーのオーナーとして大成功したスーザン・モロー(エイミー・アダムス)はある日、小説家の元夫エドワード・シェフィールド(ジェイク・ジレンホール)から、一冊の本の原稿を郵送で受け取る。

その小説は、『Nocturnal Animals』(夜行性動物たち)というタイトルであり、「君にインスパイアされた」と手紙には記されていた。「ノクターナル・アニマルズ」は、エドワードがスーザンにつけたあだ名だった。なぜなら、彼女はいつも夜遅く起きていたからだった。さらに、その手紙には「今週、ロサンゼルスで会いたい」と書かれていた。

スーザンは現在、ウォーカー・モロー(アーミー・ハマー)と結婚していたが、彼は浮気をしていた。原稿を見たウォーカーは、「20年彼とは口も聞いてないじゃないか」と言うと、スーザンは「19年よ」と訂正する。

スーザンは、エドワードの小説を読み始める。

小説:『Nocturnal Animals』

主人公のトニー・ヘイスティングスは、妻のローラ、娘のインディアと車でテキサスを旅していた。そんな中、男の運転する車に絡まれ、走行不能にさせられてしまう。周囲には、電話もなく、「電話のある町まで乗せてってやる」と3人の男たちが近づいてくる。

トニーは、男たちを信じてはいなかった。だが、タイヤはパンクしており、「予備のタイヤをとりに行こう」と言われ、仕方なくトニーは車を降りる。タイヤの交換が終わった後、ローラとインディアを乗せて、トニーの車が勝手に運転されてしまう。

トニーは、残った車を運転して町に行くよう言われる。だが、途中で自分の車が見当たらない場所で降りるよう言われる。男たちに妻子を誘拐され、トニーは助けを求めに行く。

そんな中、ボビィ・アンデス刑事(マイケル・シャノン)という警官が現れ、トニーに何があったのかを訊ねる。トニーは事情を説明し、妻子を助けて欲しいという。行けが分からないまま、トニーはホテルで待機するよう言われる。その後、妻子が乱暴された後に殺されてしまい、遺体となって発見されるのだった。

1年後、ボビィ刑事は、容疑者であるトッカク、ルーと呼ばれている男2人を捕らえたとトニーに伝える。ボビィ刑事とトニーは、残る1人、レイ・マーカス(アーロン・テイラー=ジョンソン)を捕まえに向かう。その道中、ボビィ刑事は「末期の肺癌で、余命1年なんだ」と伝える。だからこそ、未解決事件を自らの手で終わりにしたかったのだった。

2人は、レイのもとへと向かい、ローラとインディアの暴行および殺害容疑で逮捕する。だが、状況証拠しかなかった。3人を警察署ではなく、事件のあった小屋に連れて行き、そこでルーは逃げ出そうとする。そのため、ボビィ刑事は彼を射殺するのだった。そして、レイはその隙に逃げ出すのだった。

その晩、トニーはレイを彼の家で発見する。そして、妻と娘を犯し、殺したことを責める。悪びれる様子のないレイを、トニーは撃つ。だが、レイは火かき棒をもっており、撃たれながらも彼はトニーの頭部を殴りつけるのだった。

目を覚ましたトニーは、頭部を殴られたことにより、失明していた。トニーは外に出て、階段から落ちる。そしてその拍子に心臓を誤って撃ってしまい、絶命するのだった。

現実:現れないエドワード

・・・物語を読み終わったところ、スーザンはエドワードからメールの返信を受ける。返信の内容は、「いつ、どこで会うか教えてほしい」という簡単なものだった。

スーザンは、レストランで彼を待っていた。だが、いつまで待っても彼は現れなかった。

スーザンは、エドワードと大学時代に出会い、結婚した。なかなか小説家として大成しなかったこともあり、スーザンの心は離れ、そしてウォーカーに出会った。エドワードはスーザンと彼との浮気を知っており、そしてスーザンはエドワードと別れることもあり、彼の子供を無断で堕胎していた。

スーザンは、エドワードから送られた小説『Nocturnal Animals』を読み、夫・ウォーカーが浮気を繰り返し、幸せな結婚生活とは程遠いと現在の自分に気づき、そしてエドワードが偉大な小説家であったと気付かされるのだった。

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