映画「アフターマス」あらすじ・ネタバレ・結末

スポンサーリンク

簡単なあらすじ

1) 建設現場の現場監督ローマン・メルニック(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、妻・ナディヤと妊娠中の娘・オレナを飛行機事故で亡くしてしまう。激怒し、悲しみに打ちひしがれたローマンは、謝罪しようとしない航空会社に憤り、賠償の提案も拒否する。

2) 航空管制官であるヤコブ”ジェイク”ボナノス(スクート・マクネイリー)は、ナディヤたちの乗ったAX112便に、降下指示を行った。だが、ちょうど同じタイミングでDH616便も降下しており、二機は正面衝突してしまう。

3) ローマンは、失意の中でナディヤたちのことを思って生活を送っていた。一方、ジェイクもまた責任を感じ、世間の非難を受けながら暮らしていた。ジェイクは仕事を辞め、名前や住所を変えるのだった。

4) ローマンは、事故の書籍を書こうとしているという記者に会い、ジェイクの現在の様子を訊く。住所は明かされなかったが、ローマンは割り出し、ジェイクに会いに行く。ジェイクは自宅まで押しかけられたこともあり、ローマンに求められた謝罪を拒否する。結果、ローマンはジェイクを刺殺するのだった。

5) 11年後、ローマンは家族の眠る墓地で、ジェイクの息子・サミュエルに出会う。サミュエルは、ローマンを射殺しようとしていたのだが、ローマンが行った謝罪を受け止め、思いとどまるのだった。

詳細なあらすじ

建設現場の現場監督ローマン・メルニック(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、妻・ナディヤと妊娠中の娘・オレナがクリスマス休暇でニューヨークからやってくるため、早めに仕事を切り上げる。ローマンは、久しぶりに会う妻・娘、そしてこれから生まれてくる孫を心待ちにしていた。

ローマンは、空港でAX112便に乗る家族を出迎えようとしていたのだが、彼女たちが乗った飛行機が事故に遭ったと知らされる。ローマンは激怒し、悲しみに打ちひしがれ、航空会社の社員を責め立てる。

一方、航空管制官であるヤコブ”ジェイク”ボナノス(スクート・マクネイリー)は、AX112便とDH616便がレーダーから消えたため、2機が衝突し、事故を起こしたと知る。悪天候もあり、AX112便に降下指示を行った後、同じく降下していたDH616便と衝突したのだった。ジェイクは、DH616便が降下しているとは知らなかった。そのため、事故が起きてしまったのだった。調査を控えていたため、その時点でジェイクは責任を問われることはなかったが、自分自身を責めた。

事故により、乗客271人全員が死亡したと報告され、ローマンは事故現場に出向き、ボランティアとして参加し、娘のブレスレット、そして2人の遺体を発見する。ローマンは、2人のそばを離れることができなかった。

一方、ジェイクは家に「人殺し」などといった悪戯書きをされてしまっていた。彼は不眠症になっており、できるだけニュースなどは見ないようにし、夫婦の関係性は悪化していた。

ローマンは、自宅で家族の古いホームビデオを見続けるだけの日々を過ごしていた。そんな中、ジャーナリストのテッサ・ゴルベット(ハンナ・ウェア)がやってきて、事件の本を書こうとしていると告げるのだが、ローマンは居留守を使った。テッサは、ドアの郵便口から、自分が書いた飛行機災害のいくつかの記事を残していく。

ジェイクは、護身のために拳銃を購入した。ジェイクは、行政の仕事を行うか、退職するかの選択を迫られる。ジェイクは、退職を選ぶのだった。さらに、事件の深刻さから、弁護士はジェイクに、「自分や家族の安全のため、別の州に引っ越した方がいい」とアドバイスする。一方、ローマンは弁護士に会い、弁護士は航空会社が家族への損害賠償を支払う旨の書かれた書類を提示する。だが、ローマンは会社が家族に対して謝罪を行っていないため、署名を拒否していた。

1年後、ローマンと事故犠牲者の家族は、事故現場で祈念碑を立て、祈念式典に出席していた。一方、ジェイクは旅行代理店で「パット・ディールバート」と名前を変え、勤務していた。

ローマンは、記者のテッサに会い、元航空管制官であるジェイクが「自宅を売却し、別の場所で旅行代理店で働いている」と明かす。テッサは、ジェイクの住所を訊かれたのだが、ローマンが危害を加える可能性を考え、明かさなかった。ローマンは、家族の写真を見せ、「誰も謝ろうとはしなかった。誰も」と悲しい目をして言う。

ローマンはジェイクを尾行して住所を割り出す。そこでローマンは、ジェイクに会いに行き、家族の写真を見せて謝罪を求める。ジェイクは、家族が中にいることもあり、ローマンを追い出そうとする。そして、「あれは事故であり、私は誰も殺してはいない」と言い、謝罪を拒否する。

そして、ジェイクがローマンの家族写真を落とし、「警察を呼ぶぞ」と言ったところ、ローマンは彼の胸、そして首を刺し、殺害するのだった。ローマンは、ジェイクの妻クリスティーナと息子サミュエルを見て、「ナディア、オルナ」と自分の妻子の名前を呼ぶのだった。

ローマンは、殺人罪により有罪判決を受けた。だが、情状酌量の余地もあり、11年後、彼は定期的なカウンセリングを受けることを条件に、仮釈放されるのだった。彼は、家族の墓地を訪れ、娘のネックレスを供えていた。

ローマンは、男性から墓地の出口を訊ねる。ローマンは出口を教え、彼に「家族が埋葬されているのか?」と訊ねる。男性は、「いいえ、私の父はここに埋葬されていません」と答える。その男性は、ジェイクの息子・サミュエルだった。

サミュエルは、ローマンを殺害しようと計画しており、銃を持っていた。ローマンは、「君がしようとしていることをすればいい。分かっている。…すまなかった」と謝罪を行う。サミュエルは、ローマンを殺害をせず、その謝罪を受け止め、立ち去るよう言うのだった。

タイトルとURLをコピーしました