「フリースタイル母ちゃん」(世にも奇妙な物語 第516話)あらすじ・ネタバレ

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細川房子(中山美穂)は、スーパーのパートをしており、無愛想な中学生の息子・康太(高木星来)、サラリーマンの夫・正雄(いとうせいこう)と暮らしていた。引っ込み思案な性格もあり、彼女はレジで割り込む客やセクハラ店長・春日(松尾諭)に何も言えなかった。

ストレスを抱える房子が大きなため息をつくと、あやしい露天商・柏木(古舘寛治)に声をかけられる。「ストレス解消になりますよ」と、口車にのって高級リップクリームを買わされてしまう。そんな中、息子の康太が不良連中とつるんでいるのを見かけてしまう。

店長に「残業は認められない」など、理不尽なことを言われる中、房子はリップクリームを塗ると、次々に文句をラップに乗せて言うことができた。

さらには、列を割り込む客にラップで注意する。戸惑う房子だったが、「ナイス ディスり」と、他の客に絶賛されてしまう。そこから、リップクリームを塗ってストレスを感じるとラップが飛び出すのだと気づく。

康太を連れ帰ろうとするが、大岩(浅利陽介)に邪魔立てされてしまう。房子は同様にラップでディスるが、大岩にラップで反論されてしまう。「顔を洗って出直してこい」と言われ、房子は落ち込んで帰る。

その帰り道、露天商の柏木に会って、ラップの基礎について学ぶ。リリックについては「心をディグる(掘る)しかない」とのことで、房子は康太の夢などについて調べ始める。

再び大岩と対峙し、房子は見事打ち勝つ。だが、房子はさらに康太をステージに上げ、ラップでコミュニケーションを図ろうとする。そこで、康太は大岩にグラフィティアートを習っていることを明かす。

「イヤなパートはしないで、自分の好きなことをして欲しい」と康太に言われ、房子は心を打たれる。そして、「たまには頼って欲しい…いつまでも愛している」と房子は語りかけ、会場で割れんばかりの拍手が起こる。

家族の問題が解決した中、リップクリームを塗った姑がやってきて、ラップバトルを挑んでくるのだった。

世にも奇妙な物語’17秋の特別編(2017年10月14日放送)
脚本:森ハヤシ

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