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映画『孤狼の血』あらすじ・ネタバレ・結末

   

簡単なあらすじ

1) 五十子(いらこ)会系の加古村組のフロント企業である呉原金融で、経理担当社員だった上早稲二郎(駿河太郎)が加古村組の組員らに殺害される。その事件を、呉原東署・捜査2課の大上章吾(役所広司)刑事は捜査し始めるのだった。

2) 大上は、刑事らしからぬ、まるでヤクザのような捜査手法で上早殺害に加古村が関与しているという情報を集めていく。大上にはバディである日岡秀一(松坂桃李)刑事がいたが、彼は県警の監察官・嵯峨大輔(滝藤賢一)に指示されて大上について内偵していたのだった。

3) 上早殺害の捜査が進む中、加古村組と尾谷組の抗争が始まりつつあった。大上は、双方を説得し、抗争が始まるのを必死で阻止しようとする。大上は、加古村組の組員らを拷問し、上早が埋められた場所を聞き出し、ついに遺体を発見する。だが、記者により大上の不法行為を知らされた署長は、大上を謹慎させ、ついに加古村組組長・加古村猛(嶋田久作)は襲撃されてしまう。

4) なおも大上は、抗争を止めるべく加古村組の親組織である五十子組長を説得しようとするのだが、そんな中、大上は殺害されてしまう。日岡は大上の復讐を果たすべく、尾谷組の若頭・一之瀬守孝(江口洋介)を先導し、五十子組長を殺害させる。その後、日岡は一之瀬を逮捕するのだった。

5) 日岡は、監察官が五十子組長のパーティーにいたという弱みを握り、「本部へと戻してやる」と言われるのだが、それを断って呉原署でマル暴刑事を続けると言う。日岡は、大上の遺志を継ぐことを決めるのだった。

詳細なあらすじ

五十子(いらこ)会系の加古村組のフロント企業である呉原金融で、経理担当社員だった上早稲二郎(駿河太郎)が失踪する。兄が失踪したことで、その妹は呉原東署・捜査2課の大上章吾(役所広司)刑事に相談する。

大上は、加古村組の組員・苗代に対して、バディである日岡秀一(松坂桃李)をけしかけ、因縁をつけさせる。日岡を暴行したことについて逮捕しない見返りに、上早の居所を訊く大上だったが、苗代は堅く口を閉ざす。その様子に、大上は加古村組の組員が上早を殺害していると考える。

日岡は酷く負傷し、大上によって薬局の岡田桃子(阿部純子)のもとへと連れて行かれ、手当を受ける。その後、日岡は岡田と何度か会い、次第に家へと招かれるようになる。

大上は五十子会系の瀧井組組長であり、幼馴染である瀧井銀次(ピエール瀧)に話を聞き、上早がラブホテルから拉致されたことを知る。大上はラブホテルで名簿を見せるよう求めるが拒否され、ボヤ騒ぎを起こして防犯カメラのビデオテープを探す。その犯罪行為の数々に、日岡刑事は大上を諌めようとする。

テープには、上早を拉致する苗代の姿が映っていた。だが、物証もなければ上早の遺体も出てきていなかった。そのため、五十子たちも知らぬ存ぜぬを決め込む。そんな中、加古村組の吉田滋(音尾琢真)がクラブ梨子のママ・高木里佳子(真木よう子)にしつこく迫り、それを見ていた尾谷組の柳川が吉田を襲撃してしまう。

柳川は殺害され、尾谷組の若頭である一之瀬守孝(江口洋介)は加古村組への復讐へと動き出そうとする。さらなる抗争へと発展することを恐れた大上は、3日間の猶予の間に、加古村組が上早を殺害したことで組員たちを逮捕すると約束する。そんな中、日岡は大上に振り回されてストレスを抱え込み、泥酔して桃子の家を訪れて抱く。

こんな中、日岡は大上の蛮行・犯罪行為について県警の監察官・嵯峨大輔(滝藤賢一)に報告する。嵯峨は、日岡に内偵を行わせ、大上の不法行為を報告させていたのだった。すぐに処分を、と日岡は言うのだが、嵯峨は「これでは物証がない。大上はヤクザとの関わりについて、いつも日記に書いているらしい。その日記を手に入れてこい」と命じる。また、大上には14年前、加古村組の組員を殺害した嫌疑がかけられていた。

大上は、加古村組の吉田を、里佳子を使ってホテルへと呼び出し、そこで陰茎に埋まった真珠を取り出すという拷問を行い、上早の殺害を自供させる。上早は、加古村組の組員らにたびたびカネをせびられており、ついに上早は五十子組のフロント企業であるサラ金のカネに手をつけてしまっていたのだった。そのため、五十子組の組長・五十子正平(石橋蓮司)は「上早の首をとってこい」と命じたのだった。

大上は、上早殺害現場である豚小屋を訪れ、そこにいた善田を覚せい剤所持の罪で逮捕し、遺体が孤島に埋められていることを自供させる。そこでついに遺体は発見されるのだった。

遺体が発見されたことで、大上は加古村組の壊滅を狙う。だがそんな中、署長のもとに取材記者が現れ、大上の不法行為についての取材が行われる。結果、署長は大上を謹慎させるのだった。結果、加古村組へのガサ入れは行われず、ついに尾谷組の一之瀬は動き出し、加古村を組員に襲撃させてしまう。

大上は、五十子組長に「手打ち」とさせるべく説得を行うが、五十子組長は聞き入れなかった。そんな中、大上は行方不明になってしまう。日岡は、大上の行方を探していた。そこで、里佳子のもとを訪れる。里佳子は、大上が「なにかあったときのために」とスクラップブックを託されていた。そこには、ヤクザではなく、何人もの警察幹部の弱みが書かれていた。

大上は、ヤクザから一般市民を守るため、自分流の方法で動いていた。ときには不法行為もともなうため、身を護るためにそうした警察幹部の弱みを握っていたのだった。日岡は、「それは詭弁だ。大上さんには、殺人の嫌疑がかけられている」と言うのだが、そこで里佳子は、「あれは私が殺した」と告白する。

里佳子は、夫を加古村組の組員に殺害され、その犯人を自らの手で殺害した。里佳子は逮捕されることを覚悟したが、「妊婦を刑務所送りにし、出産させるわけにはいかない」と、大上は里佳子を守ったのだった。

行方不明になって3日、大上は水死体となって発見される。司法解剖の結果、アルコールと睡眠薬が血中から検出され、さらには「豚の糞」が胃の中から発見された。そのことから、日岡刑事は大上が加古村らに殺害されたことに気づき、養豚場で大上のライターを発見する。

日岡は、大上のことを記した報告書を見ると、そこには大上の「添削」がなされ、数多くのコメントが書かれているのを発見し、一人むせび泣く。大上は、日岡が監察官にスパイとして送られてきていたことを知っていたのだった。

日岡は、大上の敵をとることを考える。そして、五十子組長が開くパーティーに潜入し、一之瀬らを侵入させ、五十子組長を殺害させるのだった。一之瀬は、組員に出頭させるのだが、日岡は一之瀬を逮捕する。

日岡は、嵯峨監察官に大上のスクラップブックを渡す。嵯峨は、そのスクラップブックを手に入れることを目的に、日岡を内偵させていたのだった。日岡は、そのスクラップブックの最後に、嵯峨監察官のことについて、「五十子組長のパーティーから逃走」と記す。五十子組長のため、加古村組へのガサ入れを阻止すべく大上の情報を記者に流したのも嵯峨監察官だった。

嵯峨監察官は、日岡を本部へと戻すことを約束するのだが、日岡は「まだまだ不良刑事もいるので、もう少し呉原市にいさせてください」と言うのだった。

日岡は、大上の墓前で手を合わせていると、そこに桃子が現れる。桃子は、前夫に酷い目に遭わされ、大上に助けてもらったという過去があった。そのため、大上に頼まれて日岡の相手をするように言われていた、と悪びれる様子もなく桃子は言う。

桃子はタバコを吸おうとしたが、ライターの火がなかなかつかなかった。そこで日岡は、ライターを取り出す。それは、大上のライターだった。そして、大上が自分の部屋に置いていったタバコを口に咥える。「タバコ吸うん?」と訊かれた日岡は、薄く笑いながら「ああ」と言ってタバコを着けるのだった。

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