「大注目の男」(世にも奇妙な物語 第32話)あらすじ・ネタバレ・結末

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平凡で目立たない存在だったサラリーマンの渡辺正男(柳沢慎吾)は、ある朝、朝食を食べていると家族から見つめられていることに気づく。「そんなに見ないでよ」と正男は言うも、家族は無表情で何も話さず、ジッと見続けていた。

正男は鏡で確認するが、変わった様子はなかった。だが、会社に向かおうとする途中、道行く人々に見られていると感じ、家族と同じように見続けられてしまうのだった。

会社に着いても、正男は社長に呼び出され、社長室でも彼はジッと見られてしまう。人々の視線に耐えきれなくなった正男はタクシーに乗り、その場から逃げ出そうとするのだが、運転手にもジッと見られてしまい、車を出してはくれない。

仕方なく正男はタクシーを奪い、自分で運転して逃げ出そうとするのだが、彼を見つめる人々によってタクシーを取り囲まれてしまう。人々の視線に恐怖を覚えた正男は、ついに車を発進させてしまい、人を轢いてしまう。

正男は車を走らせるが、パニックとなった彼は運転を誤り、事故を起こしてしまう。車から放り出され、正男は吊り橋の上で首を吊った状態で死亡し、その様子をニュース番組が報じていた。

結果的に正男は、多くの人々に注目される形で死を迎えたのだった。

1990年9月6日放送
脚本:高野信行

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