映画「レディ・バード」あらすじ・ネタバレ・結末

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登場人物・キャスト

クリスティン・マクファーソン / レディ・バード(シアーシャ・ローナン):主人公、カトリック系の高校に通う女子高校生。本名はクリスティンだが、その名前を嫌って「レディ・バード」と名乗っている。

マリオン・マクファーソン(ローリー・メトカーフ):レディ・バードの母親。

ラリー・マクファーソン(トレイシー・レッツ):レディ・バードの父親。

ジュリアン・ステファンズ(ビーニー・フェルドスタイン):愛称はジュリーであり、レディ・バードの親友。

ダニー・オニール(ルーカス・ヘッジズ):演劇のオーディション会場で知り合った男性。同性愛者であることを後にレディ・バードへカミングアウトする。

カイル・シャイベ(ティモシー・シャラメ) :コーヒーショップで知り合ったミュージシャンであり、レディ・バードは交際を始める。

あらすじ(ネタバレなし)

2002年、カリフォルニア州サクラメント。前年の同時多発テロの影響でアメリカは不景気に見舞われていた。カトリック系の高校に通う女子高生 クリスティン・マクファーソン(シアーシャ・ローナン)は、本名を嫌って「レディ・バード」と名乗っていた。そんな彼女は、母親と折り合いが悪かった。

そんな彼女は、ニューヨークへと大学進学を希望していたが、家計は厳しかった。母・マリオン(ローリー・メトカーフ)はニューヨーク行きを反対していたが、父・ラリー(トレイシー・レッツ)は奨学金を利用しての進学を検討していた。だが、レディ・バードの成績は良いとは言えず、その点でもニューヨークへの進学は厳しかった。

ある日、親友のジュリアン・ステファンズ(ビーニー・フェルドスタイン)と一緒に、授業の一環でダニー・オニール(ルーカス・ヘッジズ)という青年と出会い、仲良くなる。レディ・バードはダニーに好意を抱いていたが、ダニーが男性とキスをしているのを見かけてしまい、すぐに別れるのだった。

母マリオンの命令で、レディ・バードはコーヒーショップで働くことになり、そこで、ミュージシャンのカイル・シャイベ(ティモシー・シャラメ)と知り合う。カイルと交際をスタートさせる中、ダニーがコーヒーショップへとやってくる。

逃げようとするレディ・バードだったが、ダニーは追いかけてきた。ダニーにまた付き合って欲しいと言われるのかと思いきや、彼は「僕はゲイなんだ」とカミングアウトした。悩み、苦しんで泣きだしてしまうダニーを、レディ・バードは抱きしめて慰める。

レディ・バードは、憧れの同級生ジェンナ・ウォルトン(オデイア・ラッシュ)と、担任の修道女の自転車へのイタズラをきっかけに仲良くなる。だが、裕福な彼女の家に引け目を感じ、レディ・バードは距離を置く。そんな中、親友のジュリーとも仲が悪くなってしまう。さらには、嘘をついていたことが明らかとなり、ジェンナにも「嘘つき」と責められてしまう。

さらには、授業中のエキサイトした発言をきっかけに停学処分となってしまい、母マリオンとの関係悪化に拍車をかけてしまうのだった。また、カイルは、「童貞なんだ」と明かし、それを信じたレディ・バードは彼で処女を捨てる。だが、カイルは童貞ではなかったと判明し、騙されていたと気付く。

母親との確執、友人たちとの関係悪化、大学進学の悩み、カイルとの恋愛。さまざまな悩みを抱えながらも、レディ・バードは高校卒業を迎える…

あらすじ(ネタバレあり・結末まで)

母マリオンとは折り合いが悪かったが、友人たちと仲が悪くなっていたり、カイルとの恋愛で悩んでいる時、やはり母親といる時は気分が落ち着くと気付くのだった。

高校最後のダンスパーティーであるプロムを迎え、レディ・バードはジェンナやカイルたちと行こうとするのだが、やはり親友・ジュリーと行くべきであると思い、ジュリーを迎えに行くのだった。そこでレディ・バードは謝り、仲直りをして一緒にプロムへ参加する。

ニューヨークの大学は、やはり成績の問題で次々と入学を断られてしまう。だが、唯一、補欠合格した大学があり、母マリオンに内緒で入学手続きを進める。だが、ダニーがそのことをつい漏らしてしまい、マリオンはレディ・バードと口を聞かなくなってしまう。

ニューヨークへ向かう空港に行くときですら、母マリオンは無言だった。だが、娘を見送った後、堰を切ったように泣き出し、夫ラリーに慰められる。レディ・バードは、ニューヨークに着き、荷物の中に母からの手紙があると気付くのだった。

レディ・バードは、バーで男性に声をかけられ、そこでレディ・バードではなく「クリスティン」と名乗るのだった。アルコールを多量に飲み、彼女は急性アルコール中毒で病院へと運ばれる。

翌日、反省したレディ・バードは、実家の母マリオンに電話をかけて謝るのだった。

映画情報

2018年6月1日公開

監督:グレタ・ガーウィグ

脚本:グレタ・ガーウィグ

製作:スコット・ルーディン、イーライ・ブッシュ、イヴリン・オニール

製作総指揮:リラ・ヤコブ

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