藤村いずみ「あまんじゃく メディカル・アクシデント」あらすじ・ネタバレ・結末

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折壁嵩男は、弁護士・横倉義實から今回の依頼について説明を受ける。依頼人は60代の男性・成澤健吉であり、彼は妻・津坂蔦子を出産時に亡くしていた。

蔦子は41歳にして健吉と結婚し、出産した。だが、大量出血により亡くなり、陣痛促進剤の過剰投与による子宮破裂が死因ではないかと考えられたが、出産を担当した産婦人科医・近田好雄は、その可能性を否定し、「羊水塞栓による播種性血管内凝固」が原因ではないかと反論するのだった。

横倉弁護士は、その医療訴訟を担当したのだが、経験がなかったため、真藤弁護士に依頼。だが、真藤弁護士による調査ミスなどもあり、敗訴に終わってしまったのだという。

さらにその後、娘の加江も交通事故に遭い、病院側の血液型取り違えもあり、死亡してしまう。その病院長・鬼島修医師も悪びれた態度もなく、「娘さんはB型、ご両親はA型とO型」と言い、蔦子の不貞行為があったと言うだけであったという。こうしたことから、近田医師、そして鬼島医師を殺害して欲しいというのが依頼であった。

折壁は調査をした上で実行すると言う。だが、実際のところ成澤は裁判など起こしておらず、新たな恋人探しをしていた。裁判を起こしていたのは、蔦子の母・加江であった。さらに調査を進めた上で、ある事実に辿り着く。その上で、折壁は近田、鬼島の両名を殺害するのだった。

折壁は横倉弁護士に会い、蔦子の娘・美華の本当の父親は横倉であると指摘する。横倉弁護士はAB型であった。さらに、真藤弁護士も蔦子に好意をもっており、横倉弁護士に嫉妬していた。そのため、裁判ではわざと負けるようにし、さらに娘・美華を事故にわざと遭わせたのも真藤弁護士だった。

その事実を掴んだため、折壁は真藤弁護士も「サービス」で殺害したと伝えるのだった。

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