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映画「運命は踊る」(原題 Foxtrot)あらすじ・ネタバレ・解説

   

キャスト

ミハエル:リオル・アシュケナージ

ダフナ:サラ・アドラー

ヨナタン:ヨナタン・シライ

軍の司令官:ゲフェン・バルカイ

缶を転がす兵士:デケル・アディン

簡単なあらすじ

1) イスラエル・テルアビブで、ミハエルとダフナ夫妻は息子ヨナタンが死亡したと連絡を受ける。だが数時間後、誤報であると判明してミハエルは激怒し、息子ヨナタンの帰還を要求する。

2) 一方、ヨナタンは前哨基地の検問所で警備をしており、彼らはパレスチナ人の若者を誤って殺害してしまい、その死を隠蔽する。

3) ヨナタンに帰還命令が出て、軍用車でテルアビブへと向かう途中、運転手がラクダを避けようとして横転、ヨナタンは本当に死亡してしまうのだった。

あらすじ

イスラエル・テルアビブ。ミハエル(リオル・アシュケナージ)とダフナ(サラ・アドラー)夫妻には、息子のヨナタン(ヨナタン・シラ)がいた。ヨナタンは軍役についており、イスラエルの軍事当局は、ヨナタンが死亡したことを伝える。

だが、その数日間後、ヨナタンの死は誤報であり、殺害されたのは別人であるとミハエルたちは知らされる。ミハエルは激怒し、イスラエル防衛軍(IDF)に、すぐに息子を帰還させるよう要求する。

一方、ヨナタンは寂れた前哨基地の検問所で警備を担当しており、4人体制の1人としてヨナタンは警備をしていた。そんな中、兵士たちはパレスチナ人の若者がビール缶を投げたところ、爆発物と勘違いし、彼ら4人を殺害する。

兵士たちはその事実を隠蔽すべく、ブルドーザーを手配し、車ごと彼ら4人を埋葬するのだった。IDFの上級士官は、この事実を口外するなと口止めする。

その後、ヨナタンは帰還命令が出され、迎えの軍用車に乗る。テルアビブに向かっている中、車は砂漠を走っている中、ラクダを避けようとして横転してしまう事故が起きる。

その事故により、ヨナタンは死亡してしまい、誤報は真実となってしまう。ヨナタンの死後から6ヶ月、ミハエル、ダフナ夫妻と娘は3人で暮らしているのだった。

解説

サミュエル・マオズ監督は、娘が乗るはずだったバスが爆破テロに遭ってしまった経験をもとに本作を撮ったという。娘はバスに乗り遅れて助かったのだが、しばらくは電話も通じず、娘の安否がわからずに「人生最悪の時を過ごした」のだという。

マオズは、イスラエル人監督であり、2009年のデビュー作『レバノン』は、第66回ヴェネツィア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞している。イスラエル国防軍戦車の砲撃手として従軍しており、その経験が作品に色濃く出ている。

なお、本作の原題「Foxtrot」(フォックストロット)は、社交ダンスの一つであり、ハリー・フォックスが自らの名前を冠したものである。ジャズなどの新しい音楽に対応するため、「スロー、スロー、クイック、クイック」という早い拍と遅い拍の組み合わせを持ったダンスとなっている。

また、それをタイトルとした意味について、マオズ監督は「フォックストロットは、彼の運命のダンスだ。多くのバリエーションがあるダンスであるが、それは全てスタート地点に戻る」と述べており、ヨナタンを待ち受ける運命について暗示しているものであるという。

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