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「視覚探偵 日暮旅人」あらすじ・ネタバレ

   

簡単なあらすじ

1) 日暮旅人(松坂桃李)は、五感のうちの聴覚、嗅覚、味覚、触覚を失い、視覚だけで捜し物を行う探偵だった。ある日、血の繋がりはないが父親代わりをしている百代灯衣(住田萌乃)の通う幼稚園の保育士・山川陽子(多部未華子)に出会う。

2) 旅人の能力を信じられなかった陽子だったが、信じざるを得ない出来事が次々に起こり、次第に旅人のことを陽子は信じ始める。そして、肉親がいないという灯衣の世話を焼くようになっていく。

3) 灯衣が誘拐され、旅人は「失明の恐れがある」と言われながらも、目の力を使って灯衣を探し始める。灯衣は、左遷されたテレビディレクター・朝井に誘拐されていた。そして、出演者やテレビマンたちへの復讐のため、爆弾をつけて脅す計画に利用されていた。

4) 朝井に殺意がなく、爆弾がニセモノだと見破った旅人は、灯衣を救い出す。陽子は、旅人の主治医・榎木(北大路欣也)から「旅人は5歳の時、事件に巻き込まれて監禁された。そのことが原因で、視覚だけが残った。実は他の感覚は正常に機能している。何かのきっかけがあれば、元に戻るかもしれない。そのきっかけに、あなたがなるのではないかと信じています。旅人と仲良くしてやってください」と頼まれる。

原作:

探偵・日暮旅人の忘れ物 [ 山口幸三郎 ]

価格:615円
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感想(3件)

キャスト

日暮旅人:松坂桃李
山川陽子:多部未華子
百代灯衣(ももしろてい):住田萌乃
雪路雅彦:濱田岳
小野智子:木南晴夏
須藤栄美:臼田あさ美
朝井権:落合モトキ
榎木渡:北大路欣也

起:日暮旅人との出会い

日暮旅人(松坂桃李)は、五感のうちの聴覚、嗅覚、味覚、触覚を失い、視覚だけで捜し物を行う探偵だった。旅人は、この日も、相棒兼マネージャーの雪路雅彦(濱田岳)とともに、猫の足取りを辿り、見事みつけだす。

保育士の山川陽子(多部未華子)は、合コンに行く同僚に仕事を押し付けられ、別の組の園児である百代灯衣(住田萌乃)の大人びた態度にタジタジとなる。灯衣は、雪路が遅いため、迎えにくるのを待てずに帰ってしまう。そんな灯衣を陽子は追いかけ、探し物探偵事務所にたどり着く。

灯衣は、血の繋がらない父親の旅人と同居していた。陽子は、灯衣を迎えにこなかった旅人を責める。そこで、旅人は耳が聞こえず、言葉を話している人の口の動きを見ているのだと陽子は知らされる。

陽子は、キーホルダーを落としてしまったことに気づく。そのキーホルダーは、陽子が園児の頃、友人の落としたものであり、自分のものにしてしまったというものだった。そのキーホルダーを、旅人は勝手に探しだす。

旅人は、「感情が模様で見えるんです」と言う。キーホルダーを持ち去った動物の感情を辿り、旅人はキーホルダーを探しだす。陽子は、旅人の言っていることが信じられず、「では、私がこのキーホルダーにどんな感情を抱いているか分かりますか?」と試す。旅人は、「郷愁や少しの後悔が見えます」と、キーホルダーを自分のものにしてしまった後悔を見抜いたのだった。

承:旅人の目

幼稚園の周辺では、不審者の通報が続いており、園長は注意喚起を促していた。そんな中、陽子の先輩・小野智子(木南晴夏)が、実は陽子と旅人をくっつけようとしていたことを陽子は聞かされる。

陽子は、旅人や灯衣に手料理のハヤシライスを振る舞う。「キーホルダーを探してくれたお礼です」と陽子は言う。だが、陽子の料理はマズく、味覚のない旅人以外、灯衣たちは残す。陽子は、洋食屋をやっているという父の料理を食べさせ、灯衣たちは舌鼓を打つ。

旅人は、陽子と父親のハヤシライスには、2つの何かが入っていないと指摘する。父親は、隠し味となるチョコを入れていることを秘密にしていたのだった。もう一つは、”感情”であるという。その”感情”とは、「軽い嫉妬」だという。それを聞いた父親は、「陽子をこれからもよろしくお願いします」と言う。父親は、旅人を彼氏を勘違いし、父親として嫉妬していたのだった。

旅人は、シングルマザーの須藤栄美(白田あさ美)の息子・誠司(高木勇真)の絵から、「悲しみが見える。この子は問題を抱えています」と指摘する。

智子が昼寝の時間に目を離した隙に、誠司がいなくなっていた。不審者情報も多かった中であり、保育士たちは心配になる。そんな中、誠司が連れていかれたところを見たという情報から、陽子たちはその場へ向かう。そこは、旅人の探偵事務所だった。

旅人は、誠司の頭に酷い傷がついていたことを見抜いていた。「家庭によってしつけや教育方針は違う」と言う誠司の母・栄美に、旅人は「しつけと虐待は違う」と言う。栄美は、疲れて帰ってきた時の苛立ちを誠司にぶつけてしまっていることを認めるのだった。

旅人は、灯衣と血の繋がりがなく、本当の娘と感じているのだが、本能で信頼し合える親子関係は羨ましいと言い、栄美は泣いて誠司に詫びる。親子関係の問題を解決した旅人だが、目を酷使したため、倒れてしまう。

旅人の目は、視力を失いつつあった。主治医の榎木渡(北大路欣也)も、目を酷使するなと忠告しており、雪路は仕事量をセーブしていたが、陽子のために目を使ってしまっているのだと明かす。雪路は、「兄貴は、アンタのために目を使っちまう。少し距離を置いてくれ」と言う。

灯衣は、朝食を作ろうとしていたが、牛乳がないことに気づいて買いに行く。その帰り道、不審者にさらわれてしまう。

転:灯衣の行方

雪路は、灯衣がいなくなったことに気づき、陽子に連絡した。旅人に捜索を依頼したい陽子だったが、倒れたままであり、雪路との2人で探すことになる。公園には、灯衣の靴と髪留めが落ちていた。

そんな中、旅人が目を覚ます。旅人は、榎木がごまかそうとするが、灯衣がいなくなったことにすぐに気づく。榎木は、「このままでは失明する」と再び忠告するが、聞く耳を持たず、旅人は灯衣を探しに行くのだった。

旅人は、目薬をさして本気を出す。だが、病み上がりの旅人は立っているのもやっとだった。「灯衣の恐怖が見える」という旅人は、失明の可能性がある、と捜索を止めようとする雪路に、「灯衣の笑顔が見れなければ、目が見えても意味はない」と言う。

痕跡をたどる旅人は、灯衣がいるマンションを見つけ出す。髪留めに残る「愛情」を辿り、灯衣のいる部屋へと3人は向かい、雪路は鍵を開けて部屋にはいる。だが、そこには灯衣はおらず、髪留めだけが置かれていた。

結:朝井の暴走

部屋は、智子が合コンで知り合ったという、東大卒のテレビディレクター・朝井権(落合モトキ)のものだった。朝井は左遷され、智子に振られていた。

智子に「テレビをつけて」と言われ、陽子はテレビを観ると、朝井が智子に振られた腹いせに灯衣をさらって爆弾をつけ、テレビで騒ぎを起こしていた。朝井は、「放映しなかったり、この中の誰かが逃げれば、爆弾のスイッチを押す」と脅す。

朝井は、チーフディレクター・太田宏幸(木下ほうか)に命じられ、接待費を不正に経費として計上させられ、それを自分のせいにされて左遷させられた。さらに、左遷で智子に振られ、今回の騒ぎを起こしたのだと告白する。

警官が取り囲む中、スタジオに旅人たちがやってくる。朝井は、身代わりを募るが、コメンテーターたちは名乗りでない。灯衣は、「私は身代わり要らない。灯衣は、血の繋がった家族がいないから。灯衣が死ぬよ」と、朝井にスイッチを押すように言う。

だが、旅人は「パパだって、未だに声や音が目で見えるなんてことが本当だと信じられない。でも、灯衣たちが信じてくれるから、信じていられる。…灯衣と俺らは家族だ。家族だって信じあおう。本当の親子でいよう」と言う。

逆上した朝井を見た旅人は、朝井に殺意がないことや、爆弾がニセモノであることを見破り、確保される。灯衣は、無事に旅人のもとへと帰ってきた。精根尽き果てた旅人は、再び倒れてしまう。

旅人は、榎木診療所で目を覚ます。目の前には、笑顔の灯衣が見舞っていた。陽子は、榎木から「5歳の時、事件に巻き込まれて監禁された。そのことが原因で、視覚だけが残った。実は他の感覚は正常に機能している。何かのきっかけがあれば、元に戻るかもしれない。そのきっかけに、あなたがなるのではないかと信じています。旅人と仲良くしてやってください」と頼まれる。

榎木の話を聞いた後、陽子は園児の頃に急にいなくなった「たー君」が旅人ではないかと考え始めるが、「まさか…」と信じられなかった。陽子がとってしまったキーホルダーは、「たー君」のものだった。一方、旅人は、自分が誘拐された事件の記事を集めたスクラップブックを見返していた。

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