「図書館戦争」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) メディア良化委員会により、「表現の自由」が激しく規制される世界。高校生の時、メディア良化隊から奪われそうになった、子供の頃から好きだった本を守ってくれた図書隊員に笠原郁(榮倉奈々)は憧れる。その日から、名も知らぬ図書隊員を「王子様」と思うようになった。

2) 図書隊に入隊した郁は、二等図書正・堂上篤(岡田准一)の指導の下、厳しい訓練に耐えていた。そして、メディア良化隊と激しい攻防を繰り広げることとなった。

3) メディア良化隊が、「メディア良化法」の暗部を記した「情報歴史図書館」の蔵書を狙って、関東図書基地司令である仁科巌(石坂浩二)を拉致する。仁科とともに連れ去られた郁は、駆けつけた図書隊とともに、仁科を守る。

4) 仁科を守り切ったことを褒められた郁は、堂上こそが憧れの「王子様」であると、ようやく気づくのだった。

起:メディア良化法

1988年、「メディア良化法」が成立し、公序良俗を乱し、人権を侵害する表現が規制されることとなった。監視権を持つメディア良化委員会が厳しい取り締まりを行い、武力も伴った情報制限・表現の自由の侵害が行われていた。

その中で、唯一「図書館」だけが、メディア良化委員会の弾圧に対抗していた。メディア良化法施行30年後の2019年、図書館の自衛組織・図書隊に、笠原郁(榮倉奈々)が入隊する。

郁は、高校生の時に、図書隊隊員に読みたい本と彼女自身を助けてもらったことがあった。幼い頃から好きだった本を、守ってくれた隊員に憧れた郁。その日から、名前も知らない図書隊員は、郁の中で「王子様」となった。そんな出来事もあり、郁は図書隊に入隊することを志望したのだった。

承:良化隊との攻防

担当教官となった二等図書正・堂上篤(岡田准一)は、郁を厳しく指導する。郁のパートナーとなった手塚光(福士蒼汰)は、山岳訓練の中で足手まといとなる郁をフォローするのだった。

山岳訓練の帰り、郁たちは良化隊が書店を検閲しているのを見かける。取り上げられようとしていた本を、少年が必死に守ろうとしている姿に、郁は自らの姿を重ねる。居ても立ってもいられない郁は、助けに入ってしまう。この行為により、良化隊と図書隊はさらに敵対するようになる。

その後、未成年者による連続殺人事件が起こり、良化隊は図書館に検閲にやってくる。犯人が閲覧した図書の検閲を求めてきたのだった。図書隊は、良化隊の検閲を拒否するが、良化隊の隊員は密かに検閲コーナーへと向かっていた。

司書で郁の親友である柴崎麻子(栗山千明)がそのことを知り、郁に知らせる。郁と手塚は禁書を奪おうとしていた良化隊から、それらの本を奪還することに成功する。

転:拉致された仁科

「情報歴史図書館」のオーナーである野辺山宗八(草薙良一)が死去し、蔵書は関東図書隊に遺贈されることとなっていた。だが、その蔵書の中には、メディア良化法の暗部が記されていた本が含まれていた。

メディア良化委員会はその蔵書を狙っており、移送の際、衝突は避けられなかった。図書隊が良化隊を迎え撃つ中、郁はその防衛に関わらせてもらえず、関東図書基地司令である仁科巌(石坂浩二)の警護に回らされた。

仁科が野辺山の告別式に参列する中、良化隊は仁科を拉致する。仁科の警護をしていた郁もまた連れ去られ、書店跡に監禁された。仁科はそこで、郁に「義足を外して欲しい」と依頼する。義足には発信機が付けられており、外すことで起動するようになっていたのだった。

結:王子様の正体

堂上は、発信機を頼りに現場へ駆けつける。「図書館外の発砲は許可できない」という警察に対し、「書店を買い取る。今からそこは図書館だ」と隊長は機転を利かせる。激しい銃撃戦の後、図書隊が駆けつけ、郁たちは救出されるのだった。

仁科を守り切った郁を、堂上は褒める。そして、堂上が髪を撫でたところ、高校生の時に救ってくれた図書隊員のことを思い出した。そして、あの救ってくれた「王子様」が、堂上であると分かって郁は驚くのだった。

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