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ドラマ「わたしを離さないで 第1話」あらすじ・ネタバレ

      2016/01/22

簡単なあらすじ

1) 保科恭子(綾瀬はるか)は、「陽光学苑」で一緒に過ごし、結ばれた土井友彦(三浦春馬)の手術を見守っていた。友彦(三浦春馬)は、4度目の臓器摘出を受け、息絶えようとしていた。そんな彼に、恭子は薬液を注入し、呼吸を停止させて体を焼却する。

2) 20年前、恭子や友彦ら「陽光学苑」にいる子供たちは、臓器提供をするために人工授精で作り出され、育てられていた。だが、子供たちだった恭子たちは、自分たちの”使命”を知らされていなかった。

3) 週1回の身体測定で、子供たちの健康は厳格に管理されていた。外界からは隔離され、「誰にも迷惑をかけずに自己表現ができて、音楽のように反体制に繋がらない」という理由で美術偏重の教育、そして画一的な道徳観などを教えられていた。

4) 友彦は、絵が下手でかんしゃくを起こすため、同級生にイジメられていた。そんな友彦を、恭子は気遣う。一方、新任教師としてやってきた堀江龍子(伊藤歩)は、神川校長(麻生祐未)の教育方針に疑問を覚えるようになっていた。

起:友彦との別れ

保科恭子(綾瀬はるか)は、全てに絶望したかのような表情をしていた。その目には、手術台の上の土井友彦(三浦春馬)が映っている。友彦からは、臓器が摘出され、大切に保管された。血圧が低下している中、執刀医は「もう、良いんじゃないか?もう4度目だし」と言い、意に介さない様子だった。

恭子は、手術を終えた直後の友彦をストレッチャーで運ぶ。そして、看護師から渡された薬液を注射し、直後、友彦は呼吸を停止した。恭子は、友彦の遺体をためらわずに焼却する。

恭子は、雨の中を家に戻る。帰宅すると、彼女は”宝箱”を開けた。その中には、様々な大切な思い出の品が入っていた。彼女は、友彦とともに過ごした子供の頃を思い出していた。

承:陽光学苑

20年前、恭子は山中の「陽光学苑」で生活していた。学苑では、子供たちが、寄宿舎で生活していた。樹の写生を行う恭子のもとへ、新任教師・堀江龍子(伊藤歩)がやってきて話しかける。

堀江教諭は、子供たちが古着のように穴の開いた毛玉だらけの服を着ていることや、社会の科目がないことを知り、「ああ、そうか…」と一人で得心する。彼女は、校長・神川恵美子(麻生祐未)の教育理念に魅かれ、学苑にやってきたのだった。

恭子は、友彦が同級生たちにイジメられているのを見かける。友彦は泣き叫び、癇癪を起こしていた。そんな友彦を見て、同級生たちは「放っておけば」と言うが、恭子は駆け寄って「服が泥だらけになっちゃうよ。先生にサッカー、禁止にされちゃうよ」と言う。

構わず歩き出す友彦に、恭子は「傷、洗おう。膿んじゃうよ」と諭すように言うが、そんな恭子を友彦は突き飛ばしてしまう。結果、友彦は女子たちの非難を受ける。

友彦は翌日、恭子に謝る。「友彦のことなんか知らない」と恭子は言うが、何かと友彦のことを気遣う。

転:堀江教諭の反発

神川校長は、学苑内にタバコの吸い殻が落ちていたことを問題視する。そして、子供たちへ「体の健康を保つことは、あなたがたの義務です」と厳しく諭す。

子供たちは、週に1度の身体測定がなされ、厳格な健康・体調管理が義務付けられていた。そして、森の外へ出ると「内臓を抜かれ、皮だけになってしまう」と噂されており、外界から学苑は隔たれていた。

友彦は、図画の時間に同級生を殴りつけ、山崎次郎(甲本雅裕)教諭に優しく注意される。だが、恭子は友彦が同級生にイジメられていたのを知っていた。恭子は、「先生に言った?」と訊くが、友彦は「言ったらもっと酷くなるじゃないか!」と言う。恭子は、「気が変わったら言って。私、味方するから」と言って立ち去る。

友彦は、絵が下手であることがきっかけでイジメられていた。「絵には魂が表れる」という教師たちの言葉を逆手にとり、いじめる同級生が現れたことがきっかけだった。堀江教諭は、友彦を気遣い、一緒に遊ぶようになる。

結:子供たちの使命

学苑で、外界の品物が買える販売会が行われる。唯一、外界のものが手に入る販売会では、学業成績や生活態度に応じて、通貨の変わりのコインが配布される。恭子は、友彦のために、彼が同級生に折られてしまった箸を購入する。そんな販売会の最中、友彦は恭子を外に呼び出す。

友彦は、堀江教諭に「絵は素晴らしいものだけど、絵だけがすべてじゃない。たとえば、サッカーが上手いことは、絵が上手いのと同じくらい凄いことなんだよ」と教えられ、希望を持っていたのだった。

堀江教諭は、「君たちを縛り付けているだけ…世界は、思ってるより、もっともっと広いんだよ。君たちは、本当のことを教えられてないんだよ」と友彦に伝える。

友彦は、販売会で購入したCDを恭子に「色々と迷惑をかけたから」とプレゼントする。その中古CDには、「きょうこ」と書かれており、それを気に入った友彦は、恭子のために購入したのだった。

友彦は、恭子を連れて音楽室に向かう。そこで、CDを再生させる。流れた曲に合わせ、友彦は踊る。恭子も一緒になってターンを繰り返した。その様子を見て、”マダム”さん(真飛聖)は涙ぐむ。

堀江教諭は、「スポーツも美術と同じくらい価値がある」と言ってしまったことで、神川校長や山崎次郎教諭に責められていた。美術のみを偏重して教えるのは、「誰にも迷惑をかけずに自己表現ができて、音楽のように反体制に繋がらない」からであると明かされる。

友彦がイジメられていたこともあり、反発する堀江教諭に神川校長は「いつどのようなことを教えるのか、私たちは熟考を重ねてきました。昨日今日、こちらに来たあなたに指図されるいわれはありません」と言う。

そして、神川校長は「今年は、あの子たちに”使命”を伝えるのを早めましょうか…そうすることで、私達の基本的なスタンスをご理解いただけると思います」と言う。

翌日、神川校長は子供たちに”使命”を伝える。子供たちは、「あなたちは、普通の人間ではありません」と言われる。「外の人間は、目的もなく生まれてきますが、あなたたちは生まれながらに使命を負っています。それは、”提供”という使命です」と神川校長は言う。

神川校長はさらに、「あなたたちは、怪我や病気をした人のために、体の一部を提供する、言わば…天使なのです。あなたたちは、崇高な目的で作られ、育てられた天使なのです」と、子供たちがなぜ生まれ、育てられているのかを知らせる。

恭子や友彦たちは、神川校長の言葉に戸惑う。だが、堀江教諭に促され、万雷の拍手が起こる。一方で、堀江教諭は神川校長の言葉に反発を覚える。

次話:ドラマ「わたしを離さないで 第2話」あらすじ・ネタバレ

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