「サイド・エフェクト」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) エミリー・テイラー(ルーニー・マーラ)は、夫の逮捕で生活が一変してしまう。うつ病を再発させてしまい、夫の出所後、自殺未遂を繰り返してしまっていた。
2) ジョナサン・バンクス医師(ジュード・ロウ)は、エミリーの同意の下、新薬・アブリクサを処方する。だが、エミリーは夫を刺殺してしまい、「新薬の副作用で夢遊病状態で夫を刺してしまった」とのことで、心神喪失状態と裁判で判断される。
3) バンクス医師は、新薬処方の責任や、過去の患者死亡の件で批判を受け、オフィスを追い出されてしまう。バンクス医師は、前の担当医であるヴィクトリア・シーバート医師(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)と、エミリーの共謀を疑い、調査を開始する。
4) エミリーは、シーバート医師と恋人の関係であった。共謀して、夫を殺害することを計画。なおかつ、新薬の副作用のせいにして、製造元の会社の株価を急落させ、多額の利益を得ていた。バンクス医師は彼女たちの計画を暴き、以前の生活を取り戻すのだった。

起:エミリーのうつ病再発

エミリー・テイラー(ルーニー・マーラ)は、エリート金融マンであるマーティン(チャニング・テイタム)と結婚する。輝かしい未来が待っていると思いきや、マーティンがインサイダー取引で逮捕・実刑判決を受ける。

4年後、マーティンは出所するが、自宅も差し押さえられ、2人はアパートで暮らすこととになる。ある日、エミリーは駐車場で自損事故を起こして病院に搬送される。うつ病の既往歴や、周囲の状況から、エミリーが自殺を試みて事故を引き起こした可能性がある、と考えられたため、精神科医ジョナサン・バンクス医師(ジュード・ロウ)が治療を行うこととなった。

エミリーは、抗うつ薬を処方され、カウンセリングを受けることとなり、退院する。だが、程なくして地下鉄のホームで再び自殺未遂を図ってしまう。バンクス医師が、前にエミリーを治療していたヴィクトリア・シーバート医師(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)に相談すると、「エミリーは以前、内服薬の副作用で、睡眠障害や吐き気などの症状がみられていた」と知らされる。

承:新薬・アブリクサ

バンクス医師は、エミリーに新薬・アブリクサを処方する。結果、エミリーの病状はみるみるうちに改善するのだった。だが、ある朝、エミリーが起きると、マーティンの刺殺体を自宅で発見する。エミリーは自ら通報するが、凶器となったナイフからエミリーの指紋が発見されたため、殺人容疑で逮捕される。

マーティンの母親がテレビ出演し、「アブリクサの副作用のせいだ」と訴える。結果、製造元であるサドラー・ベネルクス社の株は急落することとなった。また、処方したバンクス医師のもとへも、マスコミが押しかけるようになる。

エミリーの裁判が行われ、エミリー側の弁護士は、「アブリクサの副作用により、夢遊病状態となった。結果、無意識のうちにマーティンを殺害してしまったのだ」と主張。結果、心神喪失状態であったことが認められ、エミリーは精神医療センターで治療を受けることとなった。

マスコミの調査により、バンクス医師のレジデント時代、女性患者が自殺しているという過去が暴かれ、糾弾されたバンクス医師は、オフィスから追い出されてしまう。

自ら今回の件を調査開始したバンクス医師は、エミリーの前の主治医であるシーバート医師の「アブリクサが引き起こす睡眠時の異常行動」に関する論文を発見する。その副作用を知りながらも、なぜシーバート博士は自分にそのことを知らせなかったのか、と不信感を抱く。

転:バンクス医師の調査

バンクス医師は、シーバート医師とエミリーが共謀しているのではないか、と疑う。そこで、バンクス医師は、シーバート医師とエミリーを互いに猜疑心を抱かせるように仕向けようと考える。まず、シーバート医師はエミリーに「自白剤を打った」と嘘をついて揺さぶりをかけた。

さらに、エミリーと「関係をもった」と思わせる写真をシーバート医師に見せ、互いに話をすることをやめさせたのだった。シーバート医師は、その写真をバンクス医師の妻に送り、妻子は家を出て行った。

エミリーは、バンクス医師に「マーティンが服役している最中、カウンセリングに行ってシーバート医師と出会い、恋人となった。そこで、アブリクサの株価暴落を利用して多額の利益を生む方法を思いつき、今回の事件を起こすことにした」と明かすのだった。

エミリーは、シーバート医師に精神障害を装う方法を教えられ、アブリクサの副作用で夫を殺害したと見せかけるようにしたのだった。バンクス医師は、エミリーを精神科病棟から解放する。結果、エミリーは盗聴器を付けられたまま、すぐさまシーバート医師に逢いに行き、愛しあう中、シーバート医師は計画内容について口を滑らせてしまう。

結:決着

シーバート医師は逮捕される。だが、エミリーは一事不再理により、裁判で罪に問うことはできなかった。結果、エミリーは精神科病棟に送り返された。そこで、バンクス医師は彼女にとって不必要なほどの量で、なおかつ重篤な副作用のある薬の投与を行う、拒否すれば、精神病棟に戻すと脅す。

そのことにエミリーは激怒し、マーティンの死にまつわる事実を叫んだのだった。その供述を、マーティンの母、弁護士、刑事たちは聴いていた。治療を拒否すると判断されたエミリーは、精神病棟に送り返されるのだった。バンクス医師は、妻子とともに元の生活に戻ったのだった。

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