『プラクティカル・マジック』を今さらながらだけど観るべき5つの理由

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「サンドラ・ブロックとニコール・キッドマンの魔女映画らしい。昔、話題になったみたいね。でも、観たことはない」

『プラクティカル・マジック』は、そんな人が意外と多い作品かもしれません。日本公開は1999年。11月27日には、27年ぶりの続編『プラクティカル・マジック/魔女たちの秘密』も公開されます。観るなら、今がいいタイミングです。ネタバレなしで、その理由を5つ紹介します。

どんな映画?(ネタバレなし)

舞台は、魔女の家系・オーウェンズ家。この家の女性たちは、ちょっとした魔法を使える一方で、「恋をした相手が必ず死んでしまう」という呪いを背負っています。堅実で慎重な姉のサリー(サンドラ・ブロック)は、「もう恋はしない、魔法も使わない」と心に誓っています。自由奔放な妹のジリアン(ニコール・キッドマン)は、そんな姉とは正反対の生き方をしています。ある日、ジリアンからサリーのもとにSOSの電話が入り、二人の運命が動き出します。

原作はアリス・ホフマンの小説、監督はグリフィン・ダンです。日本公開は1999年5月15日、上映時間は101分です。

タイトルの「プラクティカル・マジック」は、直訳すると「実用的な魔法」です。空を飛ぶような派手な魔法ではなく、暮らしの中にそっと混ざる、ささやかな魔法を描いた作品だという雰囲気がよく出ています。

理由1:続編が11月27日に公開される

続編『プラクティカル・マジック/魔女たちの秘密』は、2026年11月27日(金)に日本公開されます。サンドラ・ブロックとニコール・キッドマンが続投し、監督は『未来を生きる君たちへ』でアカデミー賞外国語映画賞を受賞したスサンネ・ビアです。

前作から27年ぶりとなる続編なので、先に前作を観ておけば、「あの魔女たちが帰ってきた」という気持ちで劇場に行けます。

短めの101分なので、公開前の予習にもちょうどいい長さです。

理由2:二大女優が、正反対の姉妹を演じる

サンドラ・ブロックが演じるのは、慎重で現実的な姉のサリー。ニコール・キッドマンが演じるのは、恋に生きる自由奔放な妹のジリアンです。正反対の二人が、お互いを一番の理解者として大切にしている関係が、物語の中心にあります。

二人を育てる叔母たちを演じるのは、ダイアン・ウィーストとストッカード・チャニングです。にぎやかで型破りな叔母たちの存在も、この映画の大きな魅力です。

理由3:撮影中に、本物の魔女から呪われかけた

監督のグリフィン・ダンによると、撮影の際に協力していた魔術の専門家が、のちにワーナー・ブラザースを訴え、監督に呪いをかけると脅す留守電を残したそうです。監督は撮影現場で、お祓いの儀式も行ったと語っています。

この出来事は、作中の「呪いは、信じる人にだけ力を持つ」という趣旨のセリフのヒントになったと言われています。

名場面の「真夜中のマルガリータ」のシーンでは、ニコール・キッドマンが自分で用意したテキーラを撮影に持ち込んだと、サンドラ・ブロックが語っています。ちなみに、ブロックは製作にも関わっています。

プラクティカル・マジック

理由4:魔女の家と音楽が、居心地がいい

叔母たちが暮らす魔女の家は、ヴィクトリア様式の洋館です。屋根の上の見張り台や、暮らしやすそうなキッチンなど、細部までこだわって作られています。映画を観たあとに、この家で暮らしたくなる人も多いようです。

音楽は、アラン・シルヴェストリが担当しました。主題歌は、スティーヴィー・ニックスの「If You Ever Did Believe」です。

ハロウィンの定番映画としても人気があり、秋から冬にかけて、あたたかい気分で観たくなる一本です。

理由5:恋よりも、姉妹の絆の物語

本作は、公開当初から女性を中心に高い支持を受け、今も人気があります。恋愛の話に見えて、中心にあるのは姉妹や家族、女性同士の絆です。

魔法や呪いが出てきますが、観終わったあとに残るのは、「結局、そばにいてくれる人が大切」という、ほっこりした気持ちです。派手に泣かせにくる映画ではなく、じんわり心があたたまるタイプです。

賛否のあるポイント

今ではファンの多い作品ですが、公開当時は評価が分かれました。ロッテン・トマトの批評家スコアは22%と低く、批評家からは厳しい意見も出ました。主な否定的な意見は次のとおりです。

• ジャンルが混ざって、トーンがちぐはぐ:ロマンス、コメディ、ホラー、サスペンスが混ざっており、笑いと怖さの切り替えに戸惑う、という指摘があります
• どっちつかずの印象:『イーストウィックの魔女たち』のようなおしゃれさにも、『ホーカス・ポーカス』のような軽やかさにも、なりきれていない、という当時の批評があります
• 暗い場面が重い:かわいらしい世界観のなかに、暴力的な男性の描写があり、思ったより重く感じる人もいます
一方で、ジャンルが混ざった独特の味わいや、姉妹の絆の描き方が評価され、いまではカルト的な人気を誇る作品になりました。

こんな人におすすめ

• 11月27日公開の続編に向けて、前作を予習しておきたい人
• サンドラ・ブロックとニコール・キッドマンの共演を、一度は観てみたい人
• 魔女や魔法が出てくる、あたたかい映画が好きな人

続編の予習、二大女優の共演、撮影中の呪いの裏話、居心地のいい魔女の家、そして姉妹の絆。『プラクティカル・マジック』には、今観る理由がそろっています。

姉妹や家族の話にぐっとくる人や、ほっこりしたい人なら、きっとハマります。今夜、気軽にご覧になってみてください。

プラクティカル・マジック

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