漫画「バクマン。」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 中学3年生の真城最高は、クラスメイト・亜豆美保に片思いしているが、その想いを伝えることもできなかった。だが、最高の絵の才能を見出したクラスメイト・高木秋人により、漫画家になろうと誘われた最高は、声優志望の美保に「漫画家になって、作品がアニメ化されたら、ヒロインを演じて欲しい。その時には、結婚してください」と言い、2人で約束をする。

2) 最大のライバル・新妻エイジとともに、週刊少年ジャンプ誌上で苛烈な戦いを繰り広げ、最高たちは作品のアニメ化を目指す。

3) 自分たちの持ち味であるシリアスなストーリー漫画に行き着いた2人は、王道のバトル漫画で新妻エイジと勝負し、自作のアニメ化を果たす。

4) 美保はアニメの公開オーディションでヒロインの座を射止め、ついに2人の夢は叶う。美保が以前住んでいた家で、最高は、以前、美保に約束を取り付けたようにプロポーズし、美保はそれを了承するのだった。

起:最高と秋人

中学3年生の真城最高は、クラスメイト・亜豆美保に片思いしているが、その想いを伝えることもできず、美保のことを盗み見ては、絵をノートに描くことしかできずにいた。そんな最高の絵を見て、才能を見出したクラスメイト・高木秋人は、「一緒に漫画家になろう」と提案する。

秋人は漫画家になりたかった、画力がなかった。そこで、最高を誘ったのだった。ところが、秋人がいくら誘っても最高は首を縦に振らなかった。最高の叔父は亡くなった川口たろうという漫画であり、漫画家の苛酷さ、そして売れる保証などあるはずもない世界に、挑戦するつもりはなかった。

だが、秋人は美保の家の前に最高を誘う。そして、声優志望であるという美保に向かって、秋人は「一緒に俺たちは漫画家になる」と告げる。そして、乗せられた最高は、「アニメ化されたら、ヒロインの声を演じて欲しい。その夢が叶ったら、結婚して欲しい」と願い出るのだった。

美保もまた、絵の才能のある最高に恋心を抱いていたのだった。若干15歳にして、2人は漫画家を目指すのだった。

承:週刊少年ジャンプ連載

原作を秋人が担当し、最高が作画を担当する。その共同作業の末、2人は処女作『ふたつの地球』を作り上げる。即掲載とはならなかったが、担当・服部哲のアドバイスもあり、手塚賞を目指して作品を描き続ける。

同世代の漫画家・新妻エイジは、ヒット作『CROW』でアニメ化までされ、すでに週刊少年ジャンプで看板作家にまで上り詰めていた。

一方、最高たちは、読み切り作品が掲載されるようになり、『疑探偵TRAP』で初連載を勝ち取る。担当が服部から港浦吾郎に変わったことで、秋人得意のシリアスなストーリー漫画ではなく、ギャグ漫画『走れ!大発タント』に移行するも、不発だった。

転:『REVERSI』アニメ化

シリアス路線に再び戻した『PCP -完全犯罪党-』は人気漫画となるが、イタズラなどを「完全犯罪」と称して実行する内容であり、真似する子供が現れると懸念され、佐々木編集長はアニメ化を認めなかった。

そのため、最高たちは連載を続けながら、新たな作品を考え始める。ダークヒーローが主人公である『REVERSI』が掲載となると、人気を博し、新妻エイジの新連載『ZOMBIE GUN』と1位・2位を争うまでになった。

ついに『REVERSI』がアニメ化決定されると、ついに美保との結婚する夢が近づき、最高は喜ぶ。

結:最高と美保の夢

『REVERSI』のアニメ化は決定したが、美保をヒロインと決定することはできず、オーディションで勝ち残る必要があった。監督の提案で、ネットでの公開オーディションを行うこととなった。

最高たちの成功を妬む同級生・石沢は、最高と美保が交際していると暴露する。結果、美保は交際により仕事を得ていると根も葉もない噂が流れ、誹謗中傷されるようになる。美保は、自身のラジオ番組で交際を認め、中学生からの純愛を続けているのだと正直に話す。

最高は居ても立ってもいられず、ラジオ番組に生電話をし、美保との交際を認めた上で、自分たちの夢について切々と語る。結果、最高と美保の関係がどのようなものであるか理解され、実力や並々ならぬ役への思いが認められた美保は、ヒロインに決定する。

アニメ第1話が放送された直後、最高はフェラーリで美保を迎えに行く。そして、美保が以前住んでいた家に連れて行き、以前、夢を誓ったように「夢は叶った。結婚して欲しい」とプロポーズする。美保はプロポーズを受け、「これからはずっと隣にいられる」と言ってキスするのだった。

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