「朝が来る 第1話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 栗原佐都子(安田成美)は、出版社に勤める夫・清和(田中直樹)、息子の栗原朝斗(林田悠作)とともに平穏な生活を送っていた。だが、佐都子は連日、無言電話を受けるようになる。

2) 無言電話の主は、佐都子に「片倉ひかりです。子供を返してください。返せないのならば、それに見合うお金をください。さもなくば、幼稚園や近所に、養子だということを明かします」と言う。

3) 片倉ひかりが中学生の時、同級生との子供を妊娠して産んだ。その子供が朝斗であり、栗原夫婦に引き取られていったのだった。

4) 佐都子と清和は、片倉ひかりを名乗る女(川島海荷)に会う。清和は、「私たちは、片倉さんに会っている。あなたは、片倉さんじゃない。…あなたは誰ですか?」と訊く。佐都子はさらに、「私たちは、朝斗のことを、幼稚園やご近所さん、本人にも養子であると伝えてあります。言いたいのならば、どうぞご自由に。ですが、朝斗を渡すことはできません」と言う。

起:無言電話

栗原佐都子(安田成美)は、出版社に勤める夫・清和(田中直樹)、息子の栗原朝斗(林田悠作)とともに平穏な生活を送っていた。

だが、佐都子は連日、無言電話を受けるようになる。名前も名乗らず、電話に出てしばらくすると切られる電話に、佐都子は気味が悪くなる。

佐都子と清和は、不妊治療を行っていた。だが結局、妊娠することはなかった。2人は、養子をもらうことになり、やってきたのが朝斗だった。朝斗の寝顔を見つつ、佐都子は「この子の笑顔だけは守らなきゃね」と言う。

朝斗は、友人が鉄棒が上手く、自分は苦手としていることにコンプレックスを感じていた。相手の父親は体操選手だと聞き、栗原夫婦は複雑な心境になる。また、その友人の母親が妊娠していることを知り、「いいなぁ、僕もお兄ちゃんになりたい」と言う。佐都子が、朝斗を幼稚園に送ると、その様子を見ている金髪の女性が見ていた。

承:”片倉ひかり”からの電話

そんなある日、佐都子は幼稚園の保父から「朝斗君がいなくなりました」という電話を受ける。交番に届けた上で、佐都子は幼稚園の周囲を探す。佐都子は幼稚園で朝斗を発見する。朝斗は、公園で逆上がりの練習をしていたのだった。

「僕も、宝物になりたい。空君は、なんでもできるから宝物なんだよね?」と言う朝斗に、佐都子は「逆上がりができなくても、朝斗はお母さんとお父さんの宝物なの」と言う。

その晩、佐都子は再び無言電話を受ける。「いい加減にしてください」と怒る佐都子に対し、その電話の主は「片倉です。子供を返して欲しいんです、私が生んだ朝斗君を」と言う。佐都子は、片倉という名前に聞き覚えがあった。

転:ひかりと朝斗

6年前、片倉ひかり(原菜乃華)は、中学の同級生の子供を妊娠していた。その妊娠した子は、後の朝斗だった。ひかりは、母・咲子(赤間麻里子)の勧めで、特別養子縁組支援団体・ベビーバトンを頼ることにした。

広島にやってきたひかりは、先輩妊婦・平田コノミ(黒川智花)と同室となる。コノミは風俗嬢であり、誰が父親なのかも分からないのだという。だが、優しいコノミとの生活を送り、ひかりは心配や不安が少し和らいでいった。

コノミは先に出産し、「子供を抱けるのは、最後の一日だけと決まっているのが分かったよ。愛おしくてね…」と言う。ひかりは、その言葉を聞いて、子供を離したくない、と団体の代表・浅見洋子(石田えり)に泣きながら言う。

子供への愛着が日に日に増していく中、ついにひかりは出産する。そして、子供を栗原家に渡す日、ひかりは栗原夫婦に会う。「どうか、この子をよろしくお願いします」と言うひかりに、佐都子は「私たちは、この子に朝斗と名付けました。私たち夫婦に、朝をもたらしてくれた子です…幸せにします」と約束する。

結:”片倉ひかり”の正体

佐都子は、片倉ひかりを名乗る女性からの電話に戸惑う。彼女は、「子供を返してください。返せないのならば、それに見合うお金をください。さもなくば、幼稚園や近所に、養子だということを明かします」と言う。佐都子は、「会ってお話しましょう」と言う。

約束の日がやってきて、片倉ひかりを名乗る女(川島海荷)がやってくる。彼女に対し、清和は「私たちは、片倉さんに会っている。あなたは、片倉さんじゃない。…あなたは誰ですか?」と訊く。

佐都子はさらに、「私たちは、朝斗のことを、幼稚園やご近所さん、本人にも養子であると伝えてあります。言いたいのならば、どうぞご自由に。ですが、朝斗を渡すことはできません」と言う。清和は、「改めて訊きます…あなたは誰ですか?」と尋ねる。

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