「仮婚」(世にも奇妙な物語)あらすじ・ネタバレ・結末

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登場人物

盛田成美:石原さとみ
並木三郎:北村有起哉

あらすじ

27歳の女性会社員・盛田成美(石原さとみ)は、周りの友人たちが結婚していくことに焦りを感じていた。友人の結婚式の帰り、バーで飲んでいると、「仮婚相談員」である並木三郎(北村有起哉)が声をかける。

「仮婚」とは民間企業が提供するサービスであり、「焦っていないと言いつつも、実は結婚に興味がある、働く女性のために提供されている『二日間限定の結婚』」のことであると並木は説明する。

さまざまな容姿、年齢の「仮旦那」が用意されており、年収によってエコノミー、ビジネス、ファーストクラスの3つに分かれており、成美は初回無料のエコノミーを選択する。まずは「小平雄一」という男性を選び、時計を渡される。その時計のブザーが仮婚終了の合図なのだという。

雄一は当然のように自宅へ迎え入れ、料理を振る舞ってくれる。それからというもの、お弁当や朝食・夕食を用意してくれ、マッサージも甲斐甲斐しくしてくれるのだった。

あっという間に2日間が過ぎ、並木に勧められるがまま、銀行員である「ビジネスクラス」の男性との仮婚を成美は体験する。仕事で忙しい彼のため、成美は部屋を片付け、料理して帰りを待った。だが、休日にゴルフに出かけてしまうなど、すれ違いを感じた成美は別の男性を希望する。

並木は、ファーストクラスの資産家を紹介する。高級車での出迎えを受け、さらにはパーティーに連れて行かれる。仕事もせず、悠々自適な生活だが、マザコン気味な彼に成美は幻滅する。

結果、成美はエコノミークラスの雄一との再仮婚を希望するが、並木は「小平は仮旦那を引退しました。どうしても叶えたい夢があるということで」と告げる。だが、傷心の成美は、公園で雄一と再会する。

雄一は「本当に好きな人ができちゃって、他の人の旦那になるのが辛くなっちゃって…成美さんのことです」と告白する。二人は同棲を始め、成美が働き、雄一は家事を行うこととなった。

雄一は並木に「婚約しました」と報告する。実は「仮婚の斡旋」を並木は行う一方、主夫になりたい男たちに料理・掃除・マッサージなどを指導し、結婚させるという「働かない男たちの主夫養成所」というビジネスも裏で行っていたのだった。

情報

脚本:和田清人

演出:元村次宏

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