真田家は、織田信長(吉田鋼太郎)に服属することとなった。信繁(堺雅人)は、姉・松(木村佳乃)を京都に送り届けるため、安土城下にやってきていた。それから間もなく、本能寺の変が起こり、信長は明智光秀(岩下尚史)によって討たれてしまう。息子の信忠(玉置玲央)もまた、取り囲まれて自害した。
安土城下にいた信繁は、京で大規模な火災が起こったことを知り、何が起こったかを知るため、京へと向かう。
徳川家康(内野聖陽)は、本多忠勝(藤岡弘)や穴山梅雪(榎木孝明)らとともに、明智の軍勢から逃れるため、険しい伊賀山中を抜けての脱出を決断する。梅雪は「山中は逃げ場がない」と反対するが、忠勝は「明智も伊賀越えを行うとは思うまい」と、家康の案に賛同する。
高梨内記(中原丈雄)は、なかなか結婚しようとしない娘・きり(長澤まさみ)に結婚させたいと思い、昌幸に相談を行う。一方、信繁は梅(黒木華)に好意を寄せていたが、身分の違いという問題が立ちふさがっていた。
内記は、きりに「真田家に奉公に行くんだ。そこで、信繁様とお近づきになって欲しいと思っている。これは、そのための布石だと思ってくれ」と提案する。きりは、信繁に好意を持っており、その提案を喜ぶ。
山中で、穴山梅雪は家康と別の道を行くことを提案。だが、間もなくして落ち武者狩りにに遭い、梅雪は命を落とす。一方、野盗の群れが襲いかかる中、家康は服部半蔵に出会い、道案内をしてもらえることになる。
昌幸は、信州で明智光秀の使いにより、「義によって信長を討った」と知らされる。昌幸は使いを10日間勾留し、対策を練る。頼っていた信長を失い、激しく動揺して「どうすれば良いか、教えてくれ!」と信幸(大泉洋)に言う。
だが、昌幸は落ち着きを取り戻し、「この荒波を乗り切ってみせる。だれが覇者になるか見極め、食らいついてやるわ」と信幸に告げる。昌幸は、安土城下にいる松が、信長側の人質としてとられることを心配していた。信繁もまた、信長が明智光秀に討たれたことを知り、安土城下へとすぐに引き返そうとする。
昌幸は、越後の上杉景勝(遠藤憲一)を頼ることにした。室賀正武(西村雅彦)は反対するが、上杉に付くべきであると、小県郡をまとめる。真田信尹(栗原英雄)は、昌幸の使いで景勝に織田討伐を願い出るが、景勝はそれを拒否。昌幸は、「上杉を見限るか」と考え始めていた。
信長は、明智の軍勢に怯えつつも、服部半蔵の案内で強行突破していく。
滝川一益(段田安則)は、家康の「戦が起きぬ世がやってくる」という考えに驚くも、「途方も無いことを考える…だが、その比類なき力も、もはやない。明智も愚かなことをしたものだ」と、どうすべきか迷っていた。
信繁は安土城下に戻るが、そこで松がさらわれていたことを知る。混乱する安土城内に、入り込み、信繁は松と再会する。信繁は、井戸に見せかけた抜け道を通り、安土城を脱出する。家康は、ほうほうの体ながら、なんとか帰ることができたのだった。
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