「28日後…」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 過激な動物愛護活動家たちにより、医療科学研究所のチンパンジーが罹患していた、レイジ・ウィルスが、ロンドン中に蔓延してしまう。レイジ・ウィルスとは、感染した者が凶暴になるウィルスだった。

2) 28日後、人がほとんどいなくなり、荒れたロンドンの中で事故で意識を失っていたジム(キリアン・マーフィー)が目を醒ます。ジムは、街で遭遇したセリーナ(ナオミ・ハリス)とともに、ハンナ親子と出会う。ジム、セリーナはハンナ親子とともに、保護を求めて軍の基地を目指す。ハンナの父・フランク(ブレンダン・グリーソン)は、ウィルスに罹患して殺害される。

3) ヘンリー・ウェスト少佐(クリストファー・エクルストン)らがいる基地にジムたちは連れて行かれるが、そこで、ウェスト少佐らがセリーナやハンナをジムから奪い、性的欲求を満たそうとしていることを知る。ジムは、セリーナやハンナを連れて逃亡しようとするが、ウェスト少佐に取り押さえられ、処刑されそうになる。

4) 処刑を逃れたジムは、レイジ・ウィルスに罹患した兵士を利用し、セリーナ、ハンナを救出する。だが、その中でジムはウェスト少佐に腹部を撃たれてしまう。セリーナの救命措置により一命を取り留めたジムは、セリーナ、ハンナとともに救援隊の到着を待っていた。

起:レイジ・ウィルス

過激な動物愛護活動家3人が、医療科学研究所に侵入した。彼らの狙いは、実験の名の下に虐待されているチンパンジーを解放することだった。そこへ、1人の研究員がやってきて、彼らを目撃する。

研究員は取り押さえられてしまい、チンパンジーを解放しようとする活動家に「やめろ!」と必死に訴える。チンパンジーは、危険なレイジ(凶暴な)・ウィルスに罹患しているという。そのウィルスの名の通り、檻から出されたチンパンジーは、すぐさま活動家たちを襲い、ウィルスは瞬く間に外へと拡散し、パンデミックを引き起こす。

28日後、レイジ・ウィルスが蔓延したロンドンは、ほとんど人がおらず、いるのはほぼレイジ・ウィルスに罹患した患者だけだった。そんな中、メッセンジャーとして勤務中、配達している時に事故に遭い、意識不明で病院に入院していたジム(キリアン・マーフィー)が目を醒ます。

病院にも、そして街の中にも人がおらず、荒れた様子に驚き、戸惑う。街の中を彷徨い歩き、ついに教会でレイジ・ウィルスの罹患者に遭遇する。命からがら逃げ出したジムは、そこでセリーナ(ナオミ・ハリス)とマーク(ノア・ハントレー)に救われる。

承:ハンナ親子

ジムは、父母の様子が心配になり、セリーナ、マークたちと自宅に戻る。そこで、父母がレイジ・ウィルスに冒された国に悲観して自殺しているのを発見する。遺書と思しき母からの手紙には、「ジムが目を覚ましませんように」と書かれていた。

夜、ジムがローソクの火を灯してしまったことから、レイジ・ウィルス罹患者が襲いかかってくる。そこで、マークが傷を負い、レイジ・ウィルス罹患者の血液が付着したことで、セリーナは躊躇なくマークを殺害する。

ジムとセリーナは、家を出て安全な場所を探そうとする。そんな中、アパートの窓が照明で明滅しているのを発見して向かう。レイジ・ウィルス罹患者に追われながらも、なんとか部屋に駆け込むと、そこにはハンナ(ミーガン・バーンズ)とフランク(ブレンダン・グリーソン)親子が住んでいた。

転:軍の基地へ

フランクは、軍隊が録音音声を繰り返し流していると考えられるラジオ放送に従い、軍隊の基地を目指そうと提案する。セリーナは「もう彼らもいないかもしれない。行っても無駄の可能性がある」と反対するが、水もろくな食料もなくなっている住居にいても仕方がない、と4人で向かうことになる。

食料品やガソリンを調達しつつ基地に向かうと、そこに兵士の姿はなかった。落胆するフランクは、電線上の遺体をついばむカラスに怒りをぶちまけようとするが、その際、顔に血液が付着。眼球から感染したフランクを、ジムは殺害しようとするが、林の中から銃撃した兵士により先に殺害される。

父を喪って悲しむハンナ、ジム、セリーナたちは、ヘンリー・ウェスト少佐(クリストファー・エクルストン)らが率いる基地に連れて行かれる。保護してもらえると思いきや、ウェスト少佐たちは、セリーナやハンナをジムから奪い、性的欲求を満たそうとしているだけだった。

結:救助を求めて

ウェスト少佐の目的を知ったジムは、基地を出ようとするが、殴られて処刑されてしまいそうになる。抵抗した軍曹が先に処刑される際、ジムは逃亡する。再び基地に現れたジムは、レイジ・ウィルスに罹患した兵士を使い、ウェスト少佐の部下たちを混乱に陥らせる。

その隙にジムは、セリーナとハンナを連れて逃げ出そうとするが、ウェスト少佐はジムたちのクルマに乗って待ち伏せしていた。ジムはウェスト少佐に腹部を撃たれる。ハンナはクルマを運転し、レイジ・ウィルスに罹患した患者にウェスト少佐を襲わせる。ジム、セリーナはハンナの運転するクルマに乗り、病院へと向かう。

薬剤師であるセリーナは、ジムに救命措置を施し、ジムはなんとか命を取り留める。28日後、彼らは、山奥の小屋に逃れ、他国からの偵察機に布で作った「HELLO」という文字で救助を求め、ついに救援隊が彼らのもとへとやってきたのだった。

もう一つのエンディング

ウェスト少佐に腹部を撃たれたジムは、セリーナの救命措置を受けるも、命を落とす。セリーナとハンナは悲しむが、その後、彼女たちは生き延びようと決意する。

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