簡単なあらすじ
1) 信繁(堺雅人)は、秀吉(小日向文世)の肝入りで、大谷吉継(片岡愛之助)の娘・春(松岡茉優)を正室に迎える。
2) 秀吉は、夜尿をしてしまって落ち込む。随分と老けこんだ秀吉は、繰り返し同じことを言うようになっていた。家康にも同じことを繰り返し命じ、家康は秀吉に、健康面について問題があると疑う。
3) 信幸は、信繁に秀吉の病状について訊く。だが、信繁は「変わりありません」とウソをつく。信幸は「お前は、豊臣に肩入れし過ぎたようだ。…今後も、殿下の病状について、逐一報告するように」と言う。
4) 大地震である慶長伏見地震が起こり、昌幸(草刈正雄)が本腰を入れ始め、完成間近だった伏見城は倒壊し、一から作り直すことになった。そんな中、秀吉に死の影がさらに近づいていた。
詳細なあらすじ
信繁(堺雅人)は、秀吉(小日向文世)の肝入りで、大谷吉継(片岡愛之助)の娘・春(松岡茉優)を正室に迎える。
信幸(大泉洋)は、母・薫(高畑淳子)の出自について真田昌幸(草刈正雄)に問いただす。昌幸は、「公家の娘の侍女である」と明かすのだった。信繁は、春を父母、兄に紹介する。薫は相変わらず「公家の出」であると臆面もなくウソをつく。
信繁は、春に「私にが、戦の中で亡くした梅という妻がいた。そなたは大事にするが、梅を決して忘れることはない」と言う。信繁と春は、2人で手を繋いで眠る。
秀吉は、夜尿をしてしまって落ち込む。随分と老けこんだ秀吉は、繰り返し同じことを言うようになっていた。秀吉は、嫡男・秀頼の行く末を案じ、石田三成(山本耕史)や信繁に「力になってやって欲しい」と言う。
信幸は、昌幸が遊郭で遊んでいると聞かされ、驚く。一方、信幸は伏見城の築城について悩んでいた。薫は、昌幸に女がいるのではと疑い、信幸を責める。仕事も行き詰まり、稲(吉田羊)との関係が上手くいかないため、前妻・こうを抱く。その噂を耳にした稲は、「これほどの辱めはございません」と言い、信幸を抱きしめる。
秀吉は、家康に「秀次が元服するまでは、関白を置かない。それまでは、徳川を中心とした合議で政を進めて欲しい」と頼む。
寧(鈴木京香)の侍女・わくさは、細川ガラシャ(橋本マナミ)に十字架を渡すようきりに命じる。きりは、ガラシャと会い、秀次(新納慎也)がくれたマリアの絵を見せ、キリスト教について話を聞き、興味を持つようになる。
昌幸は、信幸に任せていた伏見城の図面を見て、攻めこまれてしまう可能性のある穴を見つける。出城を作り、昌幸は自ら現場に立つと言う。
秀吉は、家康に再び「秀次が元服するまでは、関白を置かない…」などと、同じことを繰り返し言い、家康は不審に思う。三成は、信繁に「殿下の病状については、決して外部には漏らさないようにしろ」と言う。
昌幸が活き活きと築城に精を出すようになった一方、信幸は信繁に「子ができた。おこうと、稲の2人に」と明かす。兄弟は抱き合って喜ぶ。
秀吉は、自らの老いを感じ始めていた。信繁に「子に『ああなりたい』と思わせる、立派な父親であらねばならぬのだ…死にとうない」と泣きながら言う。茶々(竹内結子)は、信繁に「殿下には、息子から会わぬようにしていただきたく存じます。あの子にとっては、殿下は立派な天下人であらねばならぬのです」と言う。
信幸は、信繁に秀吉の病状について訊く。だが、信繁は「変わりありません」とウソをつく。信幸は「お前は、豊臣に肩入れし過ぎたようだ。…今後も、殿下の病状について、逐一報告するように」と言う。
大地震である慶長伏見地震が起こり、完成間近の伏見城は倒壊し、一から作り直すことになった。そんな中、秀吉に死の影がさらに近づいていた。
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