「はじめまして、愛しています。 第5話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) ハジメ(横山歩)は、試し行動、赤ちゃん返りを経て、梅田美奈(尾野真千子)と信次(江口洋介)を親と認めるようになった。だが、児童養護施設の職員・堂本真知(余貴美子)に「ハジメ君に、どんな大人になって欲しいか…それを考えるのが親のつとめです」と言われ、美奈と信次は悩む。

2) 美奈は、父・梅田巧(速水もこみち)に、信次は母親にそれぞれ「どんな大人になって欲しかったのか?」と訊ねる。だが、普段から親に対して良く思っていなかった彼らは、つい親に憎まれ口を叩いてしまう。

3) 美奈は、ついハジメに口うるさく挨拶や、食事マナーなどをしつけてしまう。そんな中、ピアノ教室の邪魔をしたハジメを強く叱ってしまい、ハジメは反抗的な態度を見せていた。そんな中、信次は母親に強く反抗するハジメの様子を見て、「そんなにウチがイヤなら、施設に戻れ」と、家の外に出してしまう。

4) ハジメの行方が分からなくなってしまい、美奈と信次は探しまわる。そんな中、ハジメは施設に行き、堂本に「字を教えて」と言ったのだという。ハジメは、「ごめんなさい すてないでください」と書いていた。そして、美奈たちに「愛しています」と言う。そんなハジメを、信次は抱きしめる。

5) ハジメは、挨拶ができ、順番も守れるようになった。そんな彼に、美奈たちは「幼稚園にいかないか?」と提案する。

詳細なあらすじ

ハジメ(横山歩)は、試し行動、赤ちゃん返りを経て、梅田美奈(尾野真千子)と信次(江口洋介)を親と認めるようになった。ようやく親子らしい暮らしが始まったものの、美奈はついつい食事マナーなど口うるさくハジメに注意してしまう。

美奈は、「あまり甘やかさない方がいい」と信次に言うが、信次は「あまり厳しく言わない方がいいな」と言う。美奈は信次に、「ハジメに、どんな子になって欲しい?」と訊ねる。

信次は、「笑顔を絶やさない人になってほしい」と考えていた。一方、美奈はピアノ教室でワガママな子が多かったため、「ちゃんと挨拶できて、自分が悪かったら、素直に謝れる子がいい」と考えていた。

ハジメは、信次に「…いってらっしゃい」と言う。その言葉に、信次は大喜びする。信次を見送った後、美奈はハジメに「一緒に、公園に行こうか」と言う。

公園デビューを迎え、美奈は少し緊張していた。ハジメは、挨拶ができず、遊具で遊ぶのに順番を守れない。公園の注意書きを指差して説明するが、ハジメは字を全く読めなかった。そこで、美奈はハジメに字を教える。

美奈がピアノ教室で、生徒にピアノを教えていたのを見て、ハジメは「僕が弾く」と言い出して、生徒を突き飛ばしてしまう。「謝りなさい」と命じるが、ハジメは「僕、悪くないもん!」と叫び、勉強道具を庭に放り捨ててしまう。美奈は、つい手を上げてしまいそうになるが、「この子を産んだ親のようにしてしまってはダメ」と自制する。

「どうしたらいいのか…」と悩む美奈は、義妹・春代(坂井真紀)に「子供に、将来どういう人になって欲しいですか?」と訊ねる。だが、春代は「普通、親はそんなこと考えない。幸せになってもらいたいって思うだけで。あんまり、ああしろ、こうしろって言わない方がいいよ」とアドバイスする。

美奈が、あまりにハジメを叱りつけるため、信次は助け舟を出す。そんな信次に、美奈は「あんまり真剣に考えていない」と考えていた。

美奈と信次は、児童養護施設の職員・堂本真知(余貴美子)に相談する。「お2人にとって、愛情とはなんですか?…子育てには、2つのパターンしかないんです。親御さんにされたことを子供にしてあげたいか、それともそうではないことをしてあげたいと思うかです。お2人は、どんな風に育てられたんですか?」と問いかける。

美奈は、父・追川真美(藤竜也)に電話をかける。「お父さんは、私にどんな子になって欲しかった?」と質問する。「それは…当然ながら、幸せになって欲しいと思っていた」という答えに、美奈は「ピアニストとして成功して欲しいと思っていた?平凡に結婚生活を送って欲しいと思っていた?」と矢継ぎ早に質問してしまう。

言葉に詰まる父親に、つい美奈は「私とピアノ、どっちを愛してた?」と訊いてしまう。困る父親に、「電波の入りが悪い」と言い訳して、美奈は電話を切る。

美奈が電話中、ハジメは煮豆を使って箸づかいの練習をする。急に声をかけられ、ハジメは煮豆入りのパックを落としてしまい、美奈はハジメを叱りつける。ハジメは反発し、箸を投げつけてしまう。

信次は、母の病室を訪れる。「母さんは、俺にどんな人間になって欲しかった?」と訊く。母親が即答しないため、信次は、父や兄の死が原因で、母がアルコール依存症になったことなどを責めてしまう。

そんな中、騒がしい病室に女性介護士・新井がやってくる。母から、新井が弟・梅田巧(速水もこみち)の子供を妊娠していることを知り、信次は巧を呼びつける。巧は、「結婚するつもりはない。結婚なんて、男にとって無期懲役みたいなもんだから」と言う。そんな巧に、美奈は「彼女のこと、好きじゃないの?」と問いかける。巧は、「嫌いじゃないけど…」と言葉を濁す。

巧と信次が言い合いになる中、新井は「私、1人で産んで1人で育てます」と言って出て行ってしまう。美奈は、巧に「追いかけないと!」と言う。

ハジメは、美奈が怒ってから反抗的な態度を続けていた。信次は、「お母さんは、ハジメのことを愛してるんだから」と言う。すると信次は、「愛って何?」「幸せって何?」と問いかける。信次は、「お母さん、ハジメのこといっぱい好きなんだよ。ハジメだって、お母さんのピアノ、好きだろ?」と言う。

信次は、美奈にピアノを弾いてもらうよう言う。そして、ハジメに「一緒にピアノを弾いたらどうだ?」と促す。だが、ハジメは「お母さんのピアノ聴いたって、幸せじゃない!お母さんのピアノ嫌い!お母さんも嫌い!」と言う。

そんなハジメに、信次は初めてハジメを叱る。「お母さんは、俺にとって宝物なんだ。そんなにここがイヤだったら、出ていけ!施設に帰ればいい!」と言い、家の外に連れ出す。少しお灸をすえるつもりだったが、ハジメは庭からいなくなってしまう。

いなくなったハジメを、美奈と信次は探しまわる。交番に相談した上で、施設にも行く。そんな中、堂本から電話がかかってきて、「ハジメ君が、ウチの事務所に来ているんです」と連絡を受ける。

ハジメは、堂本に「字を教えて欲しい」と言ったのだという。ハジメは、手紙を書いており、「おかあさん と おとうさん」と書かれた紙を美奈たちに差し出す。そこには、「ごめんなさい すてないでください」と書かれていた。

さらに、「あいしています」と言う。信次はハジメを抱きしめ、「お父さん、二度と施設に戻れなんて言わないから」と約束する。美奈は、「信じて。お父さんは、ハジメを捨てようなんて思ってなかったの。叱り方がヘタなの。あなたのことを分かってあげるのもヘタなの。愛し方もヘタで…親になったばかりの新人だから」と言う。

ハジメは、堂本に「さようなら」と言って、美奈たちとともに帰る。翌日、ハジメは両親とともに公園に行く。ハジメは、しっかりと遊具に並ぶことができた。

一緒に写真を撮る際、美奈たちがハジメの表情を真似すると、ハジメは思わず笑ってしまう。初めて笑顔を見せたことで、美奈たちは喜ぶ。

美奈は、ハジメにやりたいことを訊ねる。すると、ハジメは「僕、ピアノ習いたい」と言う。美奈がピアノを教えることを約束した一方、信次は「幼稚園に行かないか?」と提案する。

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前話:「はじめまして、愛しています。 第4話」あらすじ・ネタバレ

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