「はじめまして、愛しています。 第7話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) ハジメの祖母・黒川月子(富田靖子)が梅田家に現れ、ハジメのことを「光」と呼んで連れ帰ろうとする。児童養護施設の職員・堂本真知(余貴美子)は、そんな彼女の行動を制止し、「児童相談所の判断で、お戻しするかどうか決定します」と言い、月子に帰らせる。

2) 梅田家にハジメがいられるのは、「生みの親による虐待の再発が危険視され、児童福祉法28条が適用された場合」のみだった。美奈(尾野真千子)と信次(江口洋介)は、ハジメと引き離されてしまうという可能性に怯え、不安な日々を過ごすが、その中でハジメとの思い出を増やしていく。

3) 美奈は、堂本を尾行して、ハジメの実母が入院しているという病院に辿り着く。そこは、月子たちが経営する病院であった。実母は、「精神神経科」に入院しており、堂本とも一言も話をしようとしないのだという。

4) 児童相談所は、実母に虐待を二度と行わないという誓約書やカウンセリングを実行すること、祖母・月子がサポートをすることなどを条件に、実母へハジメを引き渡すことを命じる。ハジメとの別れ際、美奈と信次は、ありったけの愛情をハジメに伝えるのだった。

詳細なあらすじ

児童養護施設の職員・堂本真知(余貴美子)は、梅田家に現れて「困ったことになりました」と言う。

突然現れた黒川月子(富田靖子)は、ハジメのことを「光」と呼び、連れて帰ろうとする。だが、ハジメは美奈(尾野真千子)の後ろに隠れる。美奈は、信次(江口洋介)にハジメと家の中に入れるように入れ、月子と話をする。

月子は、ハジメの祖母だった。月子の娘が虐待をしており、娘は現在、月子たちが経営する病院に入院しているのだという。

堂本は、月子に「あなたがたのお子さんであると証明する必要があります」と、連れて帰るのをやめさせようとする。だがそこで、月子は出生証明書を提示する。そこには、「光」という名前が記されていた。

さらに堂本は、「今、お孫さんをお返しするわけにはいきません。お返しするのは、児童相談所が虐待再発の恐れがないと判断された場合です」と説明し、「今日のところはお引き取りください」と言う。

月子は、ようやく帰り、ハジメは「あの人、誰?」と訊ねる。美奈は、「いずれ分かることだから言うけど、あの人はハジメのおばあちゃんなの」と明かす。

堂本は、「特別養子縁組制度では実の親が子どもを手放すことを拒否した場合、申請中の里親に抵抗することはできないんです」と美奈たちの状況について、苦々しく語る。

さらに、「養子となるのは、生みの親による虐待の再発が危険視され、児童福祉法28条が適用された場合だけです。ただ、その場合も実名が判明した以上、『ハジメ』という名前は使えなくなってしまう可能性あります」と説明したのだった。

信次は「仕事も手につかない」と言うが、美奈は「ハジメに不安を与えないよう、普通にしていよう」と言う。そして、休日にハジメの好きなところに行こうと言うのだった。

ハジメは、追川真美(藤竜也)の指揮する音楽を聴きに行きたいという。美奈、信次、ハジメは真美に会いに行く。真美も笑顔で出迎える。祖父と一緒に遊び、疲れて眠るハジメの寝顔を見て、「この子がどんな大人になるのか、どんな人と結婚するのか…見届けたい」と美奈は願うのだった。

そんな中、堂本から電話がかかってくる。出生届を調べた結果、月子が祖母であることが判明し、さらには「光を養子に出すつもりはない」と言うのだった。さらに、児童養護施設に一時預かりをすることになると告げられてしまうのだった。

美奈と信次は、眠れぬ夜を過ごす。翌朝、美奈は「実はね、今から堂本さんと施設に行かなきゃいけなくなったの」とハジメに説明する。そして、ハジメは「どうして?お母さんたちは僕と暮らしたくないの?なんで僕は、ここにいちゃいけないの?」と次々に疑問を口にする。

「すぐに迎えに行くから」と、美奈は涙ながらに言い、信次は「ハジメは俺たちの子だから」と、ハジメを手放したりはしないと約束するのだった。堂本が迎えに来る際、3人は固く指きりげんまんをして分かれるのだった。

ハジメが出て行った後、美奈は「本当に約束を守れるかな…」とつぶやく。信次はそんな美奈を励ます。

気づくと、不破春代(坂井真紀)、梅田巧(速水もこみち)がいた。2人は、さすがに声を掛けられなかったのだった。巧は、美奈に相談にやってきたのだというが、「ハジメが戻ってきてからでいい」と言う。春代もまた、「お母さんが、この家に帰りたいって言ってるのよ」と言う。酒を断ったことで、「一緒に暮らしたい」と考えているのだという。

信次は、「今はそんな状況じゃない」と断る。そんな中、堂本もハジメの実母に会えないということを知った春代は、「何それ…堂本さんを尾行しちゃえば」と、入院しているという実母に会うため、堂本を尾行することを提案し、美奈は実行することにする。

堂本は、長野黒川病院を訪れていた。月子の案内で、堂本は関係者以外立入禁止区域に入っていく。美奈は、たまらず「あの…」と月子に声をかける。「子供を育てるのは母親です。虐待をしないという保証はあるんですか?」と美奈は月子に問いかける。

ヒートアップする美奈と月子を制止し、堂本はハジメの実母の病室に入っていく。だが、美奈は入ることを許されない。堂本に話を聞くと、「何も喋らなかった」のだという。さらに、入院患者に話を聞くと、実母が精神神経科に入院していることを知る。

2週間が経過し、堂本が梅田家にやってくる。「児童相談所の判断をご説明します」と言う彼女は、「ハジメ君…言え、黒川光君を実母に戻すのが妥当だと決定しました」と告げる。

虐待をしないという誓約書を書かせ、定期的にカウンセリングを行うという条件で、実母へ戻すことになるのだという。美奈は、「堂本さんはどう思うんですか?」と訊ねる。堂本は会議の場で、「今までどおり、梅田さんの家で暮らすのが妥当だと思います」と発言していた。

堂本は帰り際、「これから児童養護施設に戻って、黒川さんに光くんを引き渡すことになっています…ですが、急いでいるので、尾行されても気づかないかもしれませんね」と言う。

月子は、時間よりも早くハジメを連れ帰ろうとする。信次は、ハジメの乗ったクルマを身を呈して止める。美奈と信次は、「3分だけ時間をください」と月子に土下座をして頼み込む。

美奈は、「今はお別れしなきゃいけないけど、いつだってハジメのことを思っているからね。…ハジメのピアノはみんなを元気にできるんだからね」とハジメに伝える。信次も「この世界は、辛いことばかりじゃない。いいこともいっぱいあるんだ」と言うのだった。

美奈は、「愛しています、ハジメ。ずっと、ずっと」と言い、強くハジメを抱きしめる。短すぎる3分が過ぎ、ハジメは無理やりに連れて行かれてしまう。

クルマに乗るハジメの実母に対し、美奈は「どうして子供を虐待したりしたの?子供を愛せない母親なんかいないはずよ。今度、ハジメを虐待したら、許さないから!」と叫ぶのだった。

ハジメのいない家に帰った美奈と信次は、言葉を失ってしまう。あんなにも明るい色に溢れたハジメのいた家には、色が失われてしまったのだった。

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