「営業部長 吉良奈津子 第6話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 吉良奈津子(松嶋菜々子)が、フリーキャスター・太刀川冴子(芦名星)にCMキャラクターとなるよう口説き落とす。だが、冴子が大泉智彦(水上剣星)議員と不倫していると報道されてしまう。

2) 冴子が不倫現場を撮影された際、CMで着る予定となっていた白いワンピースを着ていたことから、クライアントであるファストファッションの代表ブランド「オレンジ・ドット」の広報担当者は激怒する。広報担当者は、冴子に会見を開くよう指示するも、「不倫は認めないでください。酔って抱きついただけと言うんだ」と言う。

3) 冴子は、大泉議員を本気で愛していた。そのため、彼を守るため、不倫ではないと説明するつもりだった。だが、奈津子は「やっぱり本当のことを言いましょう。ウソをつけば、世間の反感を買うだけです」と説得する。

4) 冴子は、不倫を認めて謝罪する。さらに、白いワンピースを着ていった理由について、「別れ話をするためです。…私も弱いところがあって、なかなか言い出せなかったから。絶対に別れるために」と、ワンピースに後押しをしてもらうために着たのだと明かす。結果、冴子に同情する声が増え、ワンピースもイメージ回復することができた。奈津子は大きな賭けに勝つことができたのだった。

詳細なあらすじ

吉良奈津子(松嶋菜々子)は、一条達哉(DAIGO)から「太刀川冴子(芦名星)が大泉智彦(水上剣星)議員と不倫していると報道されています」と報告を受ける。対策を練るため、奈津子は仕事場へと向かおうとするが、運転する高木啓介(松田龍平)を5分だけ待たせ、自宅に立ち寄る。

家では、小山浩太郎(原田泰造)に坂部深雪(伊藤歩)が近づこうとしていた。だが、奈津子が来たところで浩太郎は慌てて身を引いて、事なきを得た。

家を出ようとする奈津子に、浩太郎は「今、何時だか分かってる?今日は行かないでくれ」と、子供のそばにいて欲しいと言う。だが、奈津子は「今日はなんとかしなきゃいけないの」と言う。

2人の口論を見かねた高木は、「どうしても吉良さんに来ていただかなければならないんです。申し訳ございません」と頭を下げる。浩太郎は、「代理店って大変なんですね」と嫌味を言って立ち去る。

家に戻った浩太郎は、深雪に触れられ、「子供がいますから」と言う。すると深雪は「外でなら会っていただけるということですか?」と言って出て行く。

不倫写真がネットに掲載される。写真を見ると、冴子はオレンジ・ドットのCM用の白いワンピースを着ていた。斎藤良一(石丸幹二)常務は、「これは単なる不倫で済まないぞ」と苦々しい表情を浮かべる。すぐさまSNS上では、「不倫ワンピース」というワードが次々に書き込まれていた。

丸尾裕人(白洲迅)は、なぜワンピースを回収しなかったのかと問われ、「冴子さんに、しばらく貸して欲しいと言われて」と言って謝る。

オレンジドットの担当者は激怒し、冴子に謝罪会見をすぐに開くように言う。事務所はそれを了承し、すぐさま会見の手配を行う。ところが、冴子は土壇場になって「会見に出たくない」と言い出してしまう。

冴子は「もうおしまい。番組は降板します。不倫は法律違反です。そんな人間がニュースを伝えることはできません」と言う。「全て分かったような顔をしていたけど、いつ化けの皮を剥がされるのかって怖かった。そんな時にやすらぎを与えてくれたのが彼なの」と語るのだった。

オレンジドットの広報担当は、「謝罪はしなくて結構。不倫を認めることになってしまう。ほろ酔いになった二人が抱き合っただけということにする。不倫を否定してください」と伝え、冴子はそのことに同意する。

奈津子は「世間はそんなこと認めない」と言うが、冴子はオレンジドットの筋書きに乗るのだという。

奈津子はどうすべきか迷いながら、ようやく家に戻ると、浩太郎はそっけない態度だった。気まずい空気の中、奈津子は自然と言葉少なになってしまう。

冴子は、大泉議員からの連絡がない中、1人泣いていた。会見の時間が近づく中、高木がやってくる。奈津子は、高木が来てくれたことに礼を言う。

浩太郎に「もうゴメンは聞きたくない」と言われたと奈津子は言うが、高木は「離婚一直線のパターンですよ。それって、ちゃんと向きあおうって意味なんじゃないですか?」と言う。

さらに、会見についても高木は「不倫を否定する会見…本当にそれでいいのかな?」と疑問を口にする。

奈津子は、丸尾に電話をして指示を行う。開始まで10分を迎え、奈津子は冴子に会いに行く。「やっぱり本当のことを言いましょう。ウソをつけば、世間の反感を買うだけです。…彼に迷惑をかけたくなくて、謝罪会見はしたくないんですよね?だから、不倫を否定する会見ならできる。彼を守れるから。本当は、心から好きなんですよね?」と、奈津子は冴子の心を見透かして言う。

冴子は、「キャスターとして成長できたのは、彼のおかげです…もう電話もできない。二度と会えないかもしれない。でも、ずっと一緒にいたかった」と本音を明かす。「だから、私の人生をかけて彼を守りたいの」と言う冴子に、奈津子は「画面でニュースを伝えるだけがキャスターではないのでは?記者として、カメラの前で真実を伝えるべきなのでは?あなたの記者人生をウソで終わらせていいんですか?」と問いかける。

奈津子は、丸尾にオレンジドットの白いスーツを持ってくるように言っていた。奈津子は、「これを着て会見に出てください。…彼を愛していたのは、偽りではないはずです」と言う。

白いワンピースを着た彼女が、会見場に現れる。オレンジドットの広報担当者は驚く。そんな中、「私は、大泉議員とお付き合いしていました」と冴子は認める。

冴子は、「妻子ある方とそんなことをしてはいけないと思っていました。ですから、今回、CMの話も一度はお断りしました。CMをお受けするなら、彼と別れようと決めていました。だから、写真を撮られた日、私は彼と別れるために会ったのです」と説明する。

白いワンピースを着て会った理由を問われた冴子は、「迷わず別れを切り出すためです。私も弱いところがあって、なかなか言い出せなかったから。絶対に別れるために」と答える。

さらに、「あの白は、私の決意を後押ししてくれました。それが結果として、多くの方にご迷惑をおかけすることとなり、申し訳ないことと思っております。世間の皆様、彼のご家族に、ご迷惑をおかけしました。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪する。

奈津子の作戦は成功し、不倫ワンピース転じて”禊ワンピース”となり、見事にイメージ快復したのだった。ワンピースは爆発的に売れ、広告契約についてもオレンジドットは前向きに検討することになったのだった。

米田利雄(板尾創路)は、転職の話をする。だが、ヘッドハンティングにやってきた担当者は、「あなたが欲しいわけではない。営業開発部の情報が欲しかっただけなんですよ。東邦広告には、黒い噂がある。営業開発部はその隠れ蓑になっているそうですよ」と明かす。

高木は、奈津子に「あの不倫写真、怪しいと思いませんか?東邦広告の誰かが、情報をリークしたんじゃないですかね」と言う。

斎藤常務は、上層部と会食を行う。その場で、「営業開発部をことを、潰すことを経営会議の場で提案する。我々には後がないんだ」との話し合いが行われる。

奈津子に、深雪は電話を行う。深雪は、「もうお宅には行くことができません。理由は、ご主人に聞いてください」と言う。深雪は、浩太郎とともにホテルにいた。

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前話:「営業部長 吉良奈津子 第5話」あらすじ・ネタバレ

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