「そして、誰もいなくなった 第9話 最終回」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 日下瑛治(伊野尾慧)により、万紀子(黒木瞳)は藤堂新一(藤原竜也)を殺害しようとするが失敗する。日下は、万紀子に新一殺害を命じていた。だが、万紀子にはそれができなかった。

2) 日下は、万紀子の実子であり、新一は万紀子の再婚相手の子供であった。万紀子は再婚する際、日下のことを養子に出すことを条件に出されていた。万紀子は、実子のことを思い、苦渋の決断で養子に出したのだった。

3) 万紀子の再婚相手が死に、日下は親子で再び暮らせると思っていた。だが、万紀子は血の繋がりがないにも関わらず、新一のことを息子として愛しており、新一とともに暮らし続けていた。そのため、日下は新一のことを恨み、「全てを奪い、孤独にしてやる」と思うようになったのだった。日下は、パーソナルナンバー乗っ取りなどを計画し、実行した黒幕だった。

4) 日下は、新一に「僕を殺すか、母親を僕が殺すか」と選択させる。だが、新一は日下に体当たりし、日下を殺さないと言う。日下は、新一を殺害しようとするが、そんな彼を万紀子はナイフで刺す。日下もまた、万紀子をナイフで刺すのだった。新一は「藤堂新一」である自分を取り戻し、早苗、そして生まれた子供とともに暮らす。

5) 小山内は、パーソナルナンバーの欠陥を修正すべく改革に動き出す。新一は、子供や早苗とともに万紀子の墓参りを行う。そこで新一は、「孤独から一番遠い場所にいる」と実感するのだった。

詳細なあらすじ

藤堂新一(藤原竜也)は、日下瑛治(伊野尾慧)の部屋に母・万紀子(黒木瞳)がいることに驚く。新一は、万紀子に今までのことを問いただす。すると、万紀子は「バッグの中を見て。そこに写真があるから」と言う。

背を向ける新一に、万紀子はナイフを取り出す。その時、彼女は過去に犯した罪を思い出していた。万紀子は、偽・藤堂新一(遠藤要)の正体に気づいた西野弥生(おのののか)を死に追いやった。そして今、我が子を殺そうとしていた。

万紀子は、ナイフを新一目がけて振り下ろす。だが、新一は間一髪でかわす。万紀子は写真の少年について、「それはあなたの弟」という。万紀子は、藤堂家に嫁ぐ際、写真の少年である我が子を養子に出すことを条件に出されていたのだと明かす。

日下は、偽・藤堂新一に会いに行く。そして、カネを支払うと言いながら近づき、ナイフで刺殺する。万紀子に日下は電話をかけ、「殺した?」と問う。殺害できなかったことを察した日下は、万紀子に新一を「俺が、母親という存在に絶望した場所」に連れて行くよう指示する。

万紀子は、「新一、お父さんの葬式覚えてる?」と言う。20年前、少年だった新一は、「お母さんは、どうしてお父さんと結婚したの?叔母さんたちの話を聞いちゃったんだ…お母さんは、お金が目的で結婚した。だから、お父さんが死んだらこの家を出て行くんだって」と言ったのだった。

万紀子はその話を否定し、新一は「お母さんの話、信じていい?…僕のこと、捨てない?」と訊くのだった。万紀子は、「私の愛する息子は、あなただけ」と言ったのだった。

新一は、万紀子とともに実家に戻る。そこに日下がいた。「全部、君が仕組んでたのか?」と新一は問う。日下は、「そうだよ」と認める。日下は、自らの手を馬場に撃たせて信じさせていたのだった。

1人でいる新一に声をかけたのも、全て日下の狙い通りだった。日下は、新一から全てを奪い、孤独にさせるのが狙いだった。誤算だったのは、西条弁護士が関係者の周りを嗅ぎまわっていたことであったのだと明かす。ドローンを動かし、国家反逆罪で逮捕させようとしたのは失敗したのだった。

だが、長崎はるか(ミムラ)や斉藤博史(今野浩喜)などを全て動かすのは困難であり、「さすがに俺1人じゃない」と言う。

日下は、小山内保(玉山鉄二)に「藤堂新一のパソコンデータ」の入ったSDカードを渡した。小山内もまた、新一のパーソナルナンバー乗っ取りの件を利用して出世しようとしていたのだった。一方、ミス・イレイズによって新一のデータを削除したのは田嶋達生(ヒロミ)であり、田嶋は日下に2億円の横領を行ったことで脅されていたのだった。

日下は、新一のパーソナルナンバーを渡したのは、万紀子であると明かす。さらに、子供の頃にクルマで轢かれそうになり、車道に突き飛ばしたのが万紀子であると暴露する。だが、怖くなって身を挺して新一を助け、結果、その事故がきっかけで車椅子生活になってしまったのだった。

新一は、「俺を翻弄して楽しいのか?」と問い詰める。日下は、「再婚相手が死んで、再婚相手の子と暮らし続ける義務はない。なのに、血の繋がった息子のもとに帰ってこなかった」と言う。母が自分を捨てて、再婚相手の子である新一と暮らしつづけたことで、母親や新一のことを恨んでいたのだった。万紀子は、血の繋がりがないにも関わらず、新一のことを愛していた。

日下は、「俺を殺すか、母親が死ぬかだ」と新一に選択させる。日下は万紀子にナイフを突きつける。新一は、日下に体当たりし、「お前と母さんのことは分からないが、俺やお前、馬場さんや砂央里ちゃんとの生活にはたしかな友情があったはずだ」と言う。

日下は「みんな死んだよ」と言い、新一を挑発する。だが、新一は日下を殺害することはやめ、「憎しむのは簡単だ。許すのは難しい。…だが、俺は、お前を殺さない」と言う。

日下は、ナイフを持って新一に襲いかかろうとする。だが、そんな日下を万紀子はナイフで刺して止める。そして、日下は万紀子を刺すのだった。相打ちとなった2人を見て呆然とする新一だったが、そんな彼に万紀子は「私のこと、消して…」と最期の願いを口にする。

田嶋の家で、鬼塚孝雄(神保悟志)に倉元早苗(二階堂ふみ)が事情聴取されていた。早苗は「田嶋さんに話を聞きにきたら、強盗がやってきて田嶋さんの頭を殴って殺害しました」と話す。

だが、実際は田嶋に首を絞められていた際、五木啓太(志尊淳)がやってきて殴り殺したのだった。五木は、田嶋のことを横領犯であると睨んでいた。早苗は、五木に「新一の無実を晴らしたい」と言う。早苗の願いを聞き入れ、五木は100万円を残して立ち去った。結果、田嶋が横領犯であることが判明し、新一の濡れ衣は晴らされたのだった。

新一は、事情聴取を受けていた。万紀子が死んだ現場では、日下の遺体は消えていた。新一は、「あの出血量では、そんなに遠くへはいけないはずだ。どこかで死んでいるのでは」と思う。万紀子には、日下のシャツがかけられていたという。

新一の事情聴取は、鬼塚が引き継ぐことになる。そこで鬼塚は、新一のことを「藤堂新一」と呼ぶ。ようやく彼は、「藤堂新一」に戻ることができたのだった。「明日から、話を聞く。今日は一度、家に帰れ」と言う。外では、早苗が出迎えていた。

2ヶ月後、新一は日下のバーを訪れた。そこには、小山内がやってきて2人で一緒に飲む。

小山内は、パーソナルナンバーの欠陥を修正すべく改革に動き出す。早苗は出産し、新一は子供や早苗とともに万紀子の墓参りを行う。そこで新一は、「孤独から一番遠い場所にいる」と実感するのだった。

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前話:「そして、誰もいなくなった 第8話」あらすじ・ネタバレ

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