「そして、誰もいなくなった 第6話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 藤堂新一(藤原竜也)は、日下瑛治(伊野尾慧)の部屋に身を寄せ、潜伏していた。官僚で大学時代の友人・小山内保(玉山鉄二)や、会社の元部下・五木啓太(志尊淳)たちが捜索していたが、新一は発見されなかった。五木は、新一が開発した「ミス・イレイズ」のプログラムにプロテクトがかかっており、プロジェクトが進められないことに焦っていたのだった。

2) 新一は、母・万紀子(黒木瞳)に誕生日を祝うヴォイスメッセージを送る。続いてメールが送られ、その添付ファイルを開くと、万紀子の携帯電話データが消去されてしまう。その添付ファイルに目をつけ、そこにプロテクト解除のヒントがあるのではないかと考えた五木は、そのデータをもとにプロテクトを解除する。

3) だが、それは新一の罠だった。ウィルスの侵入を許したため、会社のサーバーデータが全消去されてしまうのだった。一方、新一の仲間となった馬場(小市慢太郎)は、新一を探しまわる小山内を殴り、クルマのトランクに入れて拉致する。警察に追跡され、馬場はクルマごと海へとダイブする。

4) 新一は、仲間の日下や馬場たちとともに、計画を進めていた。その計画は明日、9月1日に実行されることとなっていた。

詳細なあらすじ

藤堂新一(藤原竜也)が姿を消してから1ヶ月が経過した。小山内保(玉山鉄二)は、暴力事件に巻き込まれ、留置場の中にいた。そんな彼のもとに、公安の鬼塚孝雄(神保悟志)が現れる。

小山内が釈放されると、弁護士・西条信司(鶴見辰吾)が接触してくるが、小山内は「もう関係ない」と、話をしようともしない。

株式会社L.E.Dでは、田嶋達生(ヒロミ)と五木啓太(志尊淳)が、新一が開発したプログラム『ミス・イレイズ』の計画が頓挫してしまい、役員から叱責されていた。

『ミス・イレイズ』のプロテクトを外すことができなかったのだった。新一以外には、プロテクトを外せる人間がいなかったが、五木は、役員に「あと一週間待ってください。それまでにプログラムを完成させます」と宣言してしまう。

田嶋に「そんなこと出来るのか?」と言われるが、五木は「藤堂さんしか無理でしょうね。藤堂さんにやってもらいましょう。俺が探します」と言い、捜索を開始する。新一は、日下瑛治(伊野尾慧)の部屋に身を寄せ、プログラミングを続けていた。

西条は、鬼塚に近づき、「バラバラに探しても非効率的。一緒に探しませんか?」と、新一捜索のため、手を組むことを提案する。

新一が姿を消した同時期、ヘルパーの西野弥生(おのののか)も行方不明となっていた。新一の婚約者・倉元早苗(二階堂ふみ)は、新一の母・万紀子(黒木瞳)の身の回りの世話をしていた。

万紀子に、子供のことについて訊かれ、早苗は「私が、本当に新一さんのことを信じてあげられなかったのが悪かったんじゃなかったって…子供は、何があっても産もうと思います」と言う。

早苗と万紀子が食事をする中、小山内保(玉山鉄二)が現れる。万紀子の誕生日を祝いに、花とワインを届けにやってくる。そのとき、万紀子の携帯に新一からビデオメッセージが届く。

「母さん、誕生日おめでとう。今日は行けなくてごめんね。世界を孤独に。これから送るメールは、俺からのプレゼントだよ」と言う。メールの添付ファイルを開くと、「Miss.Erase」という文字が現れ、携帯電話のデータが全て消されてしまう。

万紀子の登録していたメールアドレスには、同様のメールが送られ、ウィルスが拡散された。万紀子は、「1ヶ月ぶりの連絡がウィルスだなんて…」と落胆する。早苗は、「新一がやったんじゃないですよね」と、他人が新一を騙ってメールを送ったと信じたい、と言う。

新一の部屋に、小山内と早苗たちは戻る。そこに、新一を探して五木がやってきた。小山内は、万紀子に届いた新一からの「Miss.Erase」メールのことを話す。五木は、そのメールにプロテクト解除のヒントがあるのではと考え、早苗からメールを転送してもらう。

バー・KINGが開いているのを見かけ、小山内は店に入る。小山内は、日下から新一の居場所を聞きだそうとする。日下は「知ってます。でも、あまり思い出したくないんです」と言う。

「頼む、教えてくれ」と頼む小山内に、日下は「藤堂さんと拉致されたんです。そこで、右手を傷つけられて…」と明かす。小山内は以前、日下がパーソナルナンバーを持たないことから、新一の指紋付きグラスを保存させていた。

日下は、「藤堂さん、人格が変わっちゃったみたいで」と言う。その言葉に、小山内は「藤堂は真面目な奴だよ。信じられない」と言う。

新一は、五木がミス・イレイズのプロテクトを解除するのを待っていた。五木は、プロテクトが解除されたと思い、喜び勇んで田嶋に報告する。だが、会社のサーバー上にあるデータが次々に削除されていることに気づく。五木は、「藤堂!」と怒りを露わにして叫ぶ。

小山内は、日下が新一の居場所を知っていると思い、店が閉まるのを待ち、日下の後をつける。だが、小山内は突然、馬場(小市慢太郎)に殴られて気を失い、拉致されてしまう。その様子を西条弁護士が見ていた。

小山内は、クルマのトランクの中で目を覚ます。彼は、手足を縛られ、身動きがとれなかったが、暴れていた。そんな中、馬場はパトカーに乗った警察官に停められる。西条が通報していたのだった。

トランクを開けるように言われ、馬場は急発進して逃げ出す。カーチェイスが始まり、馬場はクルマごと海へとダイブする。

早苗が万紀子のもとを訪れると、鍵がかかっていた。渡された鍵で部屋の中に入ると、ゴミ箱にヘッドセットのついた機器を発見する。それは、ボイスチェンジャーだった。

新一は、「明日、とうとう決行の日だ」と言う。日下に「後悔してない?俺のせいで、元はといえばこんなことに巻き込まれて」と言うが、新一は「もともと、俺の居場所はあっちの世界になかったんだ」と言う。

馬場が戻らないことを心配し、日下は彼を探しにいく。だが、そんな日下の前に、万紀子が現れた。

「9月1日、世界は孤独になる」と、新一は日本国政府のデータサーバーの情報を狙う計画の実行予定日時を待っていた。

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