簡単なあらすじ
1) 真田幸村(堺雅人)は、徳川秀頼(中川大志)に総大将となるよう依頼される。だが、後藤又兵衛(哀川翔)らに反対されてしまう。軍議の場は荒れ、秀頼の側近・大野治長(今井明彦)はまとめることができない。
2) 幸村は「兵を10万ずつ分け、それぞれに大将を立てる。総大将は、秀頼公にするというのはいかが」と提案し、五人集により今後は話し合いを進めることとなった。幸村は、「浪人衆にまとまりはない。だが、それは自分の行く末に希望をもっている。無理やり駆り出された徳川の兵と、そこが違う。この戦、十分、勝てる」と考えていた。
3) 信幸(大泉洋)は、徳川につき、息子たちに大阪へと向かわせる。だが間もなくして、幸村が豊臣側についたことを知り、「知っていたならば、自ら戦場に立っていた」と悔やむ。
4) 堀田作兵衛(藤本隆宏)は、幸村に家臣として出陣することにするが、信幸自らそれを阻止しようとする。だが、信幸は病により刀を落としてしまい、作兵衛はそれをわざとやっているのだと勘違いし、感謝しつつ大阪へと向かうのだった。
詳細なあらすじ
豊臣と徳川の戦が目前に迫る中、真田幸村(堺雅人)は、九度山を抜け出して大阪城入りを果たした。幸村は、14年ぶりに茶々(竹内結子)と再会を果たす。
茶々は、「とうとう戦になってしまいました。でも、そのお蔭であなたに会えました」と言う。幸村は、「勝つために参りました」と宣言する。そこで、茶々の叔父・織田有楽斎(井上順)と出会う。
茶々は幸村のことを信頼しているが、有楽斎たちは武将としての才に疑念を抱いていた。秀頼は、幸村を特別待遇で迎え入れる。幸村には、石田三成(山本耕史)らが使用していた間を与えられる。そこで幸村は、「帰って参りました」とつぶやく。
幸村は、嫡男・大助(浦上晟周)に大阪城について話をする。そこに後藤又兵衛(哀川翔)、毛利勝永(岡本健一)が現れ、「後から来たのにでかい顔をするな」と言う。又兵衛は、「俺は、相部屋で我慢してんだ」と不満を口にする。幸村は、長宗我部盛親(阿南健治)と相部屋になる。
真田が大阪城入りしたことを、徳川家康(内野聖陽)は知って激しく動揺する。家康は、「戦支度じゃ。出陣を早める」と言う。豊臣を追放すると考えていたが、阿茶局(斉藤由貴)は、「討ち滅ぼしてしまいなさい」と言う。
家康の軍勢は、駿府を出立した。秀忠(星野源)は、自分を待たずして大阪へと向かったことに立腹する。秀忠は、「関ヶ原の二の舞いは嫌だ」と言い、「政だけでなく、戦場でも父に認めさせる」と、すぐに出立準備をさせる。
秀忠は、「豊臣を潰してくれる」と正室・江(新妻聖子)に言う。そこに、信幸(大泉洋)が現れる。信幸は病気であるため、息子・信吉、信政が出陣することになった。だが、間もなくして幸村が大阪方についたことを知り、「これならば儂が出ておった」と考えていた。信繁が「幸村」と名前を変えたことから、本気になっているのだと信幸は考える。
堀田作兵衛(藤本隆宏)は、幸村の下で徳川と戦うことを決意する。作兵衛は、姪・すえと石合十蔵との仮祝言を執り行わせ、その晴れ姿を目に焼き付ける。
作兵衛は、「信繁様が待っておられるのです」と言う。だが、そこに信幸が現れ、「そなたは儂の家臣だ」と言い、行かせまいとする。刀を向け、「儂に斬らせるな」と言う。2人は戦い、作兵衛は刀を落とす。「覚悟」と、信幸は斬ろうとするが、病により刀を落としてしまう。作兵衛は、わざとそのようなふりをしたと考え、感謝して大阪へと向かう。
幸村は、秀頼によって総大将に選ばれ、浪人たちをまとめるよう依頼される。幸村は、引き受けることにする。
秀頼は軍議を始め、そこで又兵衛は「思いは一つ。それならば、昔のことは関係なく取り計らっていただきたい」と釘を刺す。その後、総大将の選出について議題が移る。再び、又兵衛は「不承知」と言う。
幸村は、「私も総大将になりたいわけではない。だが、大局を見ることのできる人物が総大将にならねばならぬ。私には、二度徳川に勝った功績がある」と言う。だが、又兵衛は長宗我部を推挙する。
幸村は、「ご辞退仕ります」と秀頼に言う。又兵衛は、「総大将は立てず、徳川と戦うのみ」と言う。そこで幸村は、10万の兵ごとに大将を立て、秀頼を総大将とすることを提案する。5人集による合議で今後は進めていくことになった。
幸村は、高梨内記(中原丈雄)に「浪人衆にまとまりはない。だが、それは自分の行く末に希望をもっている。無理やり駆り出された徳川の兵と、そこが違う。この戦、十分、勝てる」と話す。
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