「カインとアベル 第9話」あらすじ・ネタバレ

簡単なあらすじ

1) 高田総合地所の取締役となった高田優(山田涼介)は、兄・高田隆一(桐谷健太)が社内に盗聴器を仕掛けたと役員会で暴露し、隆一は副社長を解任される。隆一はその後、葉山の別荘で過ごす。そこに、結婚式に1人残された矢作梓(倉科カナ)は、なおもフィアンセであり続け、隆一のもとを訪れる。

2) 隆一は失意の日々を過ごしていたが、梓に支えられ、ついに立ち上がることができた。一方、優は宗一郎(寺尾聰)社長時代から実現できず、隆一も見送った「新宿第二地区」の計画を実現しようと考え始める。

3) 優は、取締役となり、周囲の意見や声が届かなくなっていた。そんな彼は社長・貴行や隆一の制止も聞かず、裏工作により計画を進めようとしてしまう。優は、黒澤幸助(竹中直人)に仲立ちを依頼し、大田原議員と会う。そして、大田原に新宿第二地区の取りまとめのかわりに、「お礼」を行う。

4) 大田原議員の贈収賄容疑はマスコミにリークされ、東京地検の捜査員が高田総合地所にやってくる。そして、優は重要参考人として任意同行を求められるのだった。

詳細なあらすじ

高田総合地所の取締役となった高田優(山田涼介)は、兄・高田隆一(桐谷健太)が社内に盗聴器を仕掛けたと役員会で暴露し、隆一は副社長を解任される。

隆一は、葉山の別荘で過ごしていた。父・貴行(高嶋政伸)も「アイツには少し時間が必要だろう」と言う。

優は、隆一のフィアンセ・矢作梓(倉科カナ)を呼び出す。そこで、「結婚式のこと聞きました。大変でしたね。高田の人間として、今回のことはお詫びします」と謝罪する。「この先、どうするんですか?…梓さんには、お願いがあるんです。都市開発のプロジェクトのリーダーを任せたいんです」と言うが、梓は「本日で退社します…はっきりと申し上げますが、私は隆一さんのフィアンセなんです」と言う。梓の優への態度は、頑なで冷淡だった。

「前のように、梓さんと働きたいんです。兄貴は、今、何も持ってないじゃないですか」と言うが、梓は「私は隆一さんがいれば、それで幸せなの」と言う。

梓は、隆一の滞在する別荘を訪れる。迎え入れようとしない隆一に、梓は「また来ますね」と言って立ち去る。

優は、隆一のしごとを引き継ぐ。その中で、「新宿第二地区開発事業」という、権利関係が複雑に入り組んだ土地であり、時間もカネも莫大に要する仕事があると知らされる。優は、宗一郎の社長時代から検討されていたが実現ができず、「隆一がリスク回避のため、断念した仕事」と貴行に聞かされ、俄然、その仕事にやる気になる。

梓は、柴田ひかり(山崎紘菜)に「来ない予感がした」と言う。小料理屋の女将・広瀬早希(大塚寧々)は、大岡裁きの例を出し、隆一は「わざと来なかったのかもね」と言う。

優は、黒澤幸助(竹中直人)に電話をして、アポイントメントをとる。「ある政治家を紹介してもらいたいんです」と優は、民営党の大田原代議士を指名して会わせて欲しい、と言う。

大田原議員は、様々な噂のある人物だった。黒澤は、「段取りをつけてやる。少し、時間はかかるがな」と言う。

梓は、雨の降りしきる日に隆一を訪れる。隆一はついに扉を開けるが、そこに梓の姿はなかった。ドアノブには「隆一さんへ お父様からです」と、結婚祝いに欲しいと言っていた万年筆がかけられていた。

桃子(南果歩)がやってきて、「これが隆一を追い出してまで貫いた、優のやりかたなんだ」などと皮肉を言う。「この決断は、高田のため、仕方のなかったことなんです」と言うが、桃子は落胆する。「仕事は1人でできない。周りの声に耳を傾けるのも大事なことよ」と言う。

隆一は、梓を追って外へ出る。雨上がりの夕日射す港で、隆一は「どうして俺を責めない?…梓のことも、父さんのことも裏切ってばっかりだったのに」と言うが、梓は「多分、家族だから。家族だからずっと待ってられる。お父様だって」と言う。

「結婚式、私もずっと待ってようと思った。もし許されるなら。何日でも、何週間でも」と言う梓に、隆一は「本当に俺でいいのか?もう副社長でもないし、何も持ってないぞ」と言うが、梓は「隆一さんが入れば、それでいい」と言って微笑む。

「梓、俺たちは俺たちの形で幸せになろう。結婚してください」という二度目のプロポーズに、梓は「はい」と力強く応えるのだった。

黒澤は、優に「大田原先生の件、アポがとれたぞ」と言う。そんな中、優は貴行に呼び出され、「新宿第二地区の調査をしているな。あのプロジェクトには触れるなと言ったろ。まずは隆一の仕事の穴埋めを行え。勝負に出るのは、その次だ。あの計画はすぐに中断しろ。これは社長命令だ」と有無を言わさずやめさせる。

優のもとに、宗一郎が訪れる。「今後の高田は、大手三社と肩を並べるくらいではないと。そのためには、もっと攻める経営をしなければ」と言う。そんな宗一郎に、「日本一、世界一を目指してどうする?身の丈に合わない経営は危険だ。儲けはほどほどで言い」と言う。

さらに、「仕事っていうのは、魔力を持ってる。勝つことは大事だが、そのことにこだわり続けると、大切なものをなくしてしまう。自分にとって大切なものはなにか、そばにいる大切な人は誰か、それを考えて行動しなさい」とたしなめる。

優は、ひかりを誘うが、「友達と約束があって」と断られてしまう。取締室で1人になった優は、寂しさを感じる。

優は、早希の店で飲んでいると、ひかりが「友達が約束をドタキャンした」と言ってやってきた。「みんな、話づらいって言ってるよ」と言うが、優は「高田にとって今、大事な時なんだ」と言う。

早希は「ちょっと肩の力を抜いたら?みんなに任せることも大事だよ」と言う。彼女の言葉に反発する優に対して、早希は謝る。「どうしてみんな俺に謝るんですか。もっと俺は、人の意見が聞きたいだけなのに」と言って店を出る。ひかりもまた、変わってしまった優から離れていこうとする。

優は、大田原議員と会食を行う。一方、隆一は黒澤に会い、「今度、仕事を立ち上げようと思っています。自分の力だけでやってみようかと思って。そのご挨拶です」と言う。高田と縁を切り、隆一は自ら起業するのだという。

「俺と組んで、高田を乗っ取るか?」と言うが、隆一はその言葉に無言を貫く。一方、黒澤は「優君は、大田原議員を紹介して欲しいと言っていたぞ。何を考えているのかな?」と言う。その言葉に、隆一は胸騒ぎを覚えて、優のもとへと向かう。

優は、大田原議員に、新宿第二地区をまとめ上げることを依頼する。見返りを提案するも、「その件は、秘書の方から連絡させます」と言う。

優は、新宿第二地区を新規プロジェクトとして立ち上げると役員会で説明する。貴行は「私は認めんぞ!手を引けと言ったろ!」と激昂する。「今すぐ中止しろ」と命令されるが、優は「もう中止できません。これは、高田の未来のために必要なことなんです」と言う。

優のもとに、隆一が現れる。隆一は、「今すぐ、あの新宿第二地区の仕事から手を引け…裏工作しようとすれば、確実に危ない橋を渡ることになる。だから俺は見送った」と言うが、優は「仕事は、リスクをとらなければならない」と反論する。隆一は、なおも「お前のやろうとしていることは、仕事ではない」と止める。

「上の立場にならなければ、見えない景色がある。頂上はどんな景色があるんだろうか…あなたはもう副社長じゃない。どの立場から言ってるんですか?」と悦に入る優に、隆一は「兄として、心配して言っている」と説得しようとするが、優の心には響かなかった。

貴行は、宗一郎に相談し、宗一郎は「優が開けてしまったか…パンドラの箱を。誰にも止められなかった」とつぶやく。

優は、大田原議員に「お礼」を支払うと言う。そんな中、貴行に一本の電話が入る。そして、隆一にも知らせが入った。

高田総合地所のオフィスに、東京地検の捜査員たちが現れる。貴行は愕然として立ちすくんでいた。一方、ニュースではすでに大田原議員が収賄容疑でマスコミに追われていた。

優は、贈収賄の重要参考人として任意同行を求められる。

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