簡単なあらすじ
1) 沖田一光(木村拓哉)は、脳幹部にある脳腫瘍のある壇上深冬(竹内結子)を完治させるべく、方法を探っていた。そんな中、深冬は生命を優先させるため、トランスシルビアン法での手術を望む、と沖田に依頼する。だが、その方法では、腫瘍摘出はできても、動眼神経と錐体路を犠牲にする可能性がある。小児外科医としての復帰は絶望的となり、沖田は「その方法は考えていない」と言う。
2) 深冬の外来に、14歳の少女・茜が、腹痛を訴えて受診していた。茜は、総胆管拡張症と診断された。さらに、茜は乳頭から血性の分泌液が出ていると明かす。沖田は、すぐにエコー検査を実施し、さらには乳腺科の医師・児島(財前直見)に相談を行う。
3) 児島医師は、エコー所見および細胞診から、良性腫瘍と考えるが、沖田はさらなる精査をすべきと主張した。10歳の少女が乳癌となったという症例報告の論文を調べ、児島医師に「可能性はゼロじゃない」と、精査を要求するのだった。
4) 検査の結果、茜は14歳ながら乳癌だった。総胆管拡張症および乳癌の同時手術が行われる。さらに沖田は、心臓の冠動脈バイパス手術を参考に、脳動脈のバイパスにより動脈を迂回させ、腫瘍を摘出する方法を考えだす。難易度の高い手術には違いなかったが、沖田は深冬、壮大にその手術方法を提案。沖田は、手術に向けて本格的な準備を開始する。
5) 顧問弁護士に復帰した榊原実梨(菜々緒)は、医師の全体会議で、深冬が脳腫瘍患者であることを名指しで明かし、「知りながら手術をさせていた、これは壇上副院長(壮大)の責任問題です」と指摘するのだった。
詳細なあらすじ
沖田一光(木村拓哉)は、脳幹部にある脳腫瘍のある壇上深冬(竹内結子)を完治させるべく、方法を探っていた。だが、シアトルの恩師に話を聞いても解決策は見出せなかった。
そんな中、深冬は生命を優先させるため、トランスシルビアン法での手術を望む、と沖田に依頼する。だが、その方法では、腫瘍摘出はできても、動眼神経と錐体路を犠牲にする可能性がある。小児外科医としての復帰は絶望的となり、沖田は「その方法は考えていない」と言う。
壇上壮大(浅野忠信)は、元顧問弁護士であった榊原実梨(菜々緒)を再び顧問弁護士として雇っていた。壮大は、桜坂中央病院との提携、そして経営的にお荷物となっていた小児科を切り捨てようと考えていた。
深冬の外来に、14歳の少女・茜が、腹痛を訴えて受診していた。茜は、総胆管拡張症と診断された。深冬は、脳腫瘍であるということもあり、沖田に手術を依頼する。手術の予定が組まれる中、深冬は茜に乳頭から血性の分泌液が出ている、と相談される。
沖田は、すぐにエコー検査を実施し、さらには乳腺科の医師・児島(財前直見)に相談を行う。児島医師は、エコーの検査および細胞診から、良性腫瘍と考える。だが、沖田はそれでは不十分と、さらなる精査を要求する。
児島は、「14歳の乳癌なんて、前例がない」と、沖田の意見を切り捨てるが、沖田は納得できなかった。そこで、沖田は文献検索を実施し、10歳の乳癌があったとする症例報告の論文を発見する。その論文を児島に見せると、「たった1例だけでしょ」と言われるのだが、沖田は「でも、ゼロじゃない」と言い、精査を求める。
組織診の結果、茜は乳癌であると診断された。沖田は、茜の体への負担を考慮し、総胆管拡張症と乳癌の同時手術を提案。児島とともに、手術を実施するのだった。
深冬は、14歳の乳癌症例を論文にまとめ、医学雑誌へ投稿しようとしていた。そんな中、沖田は心臓の冠動脈バイパス手術を参考に、脳動脈のバイパスにより動脈を迂回させ、腫瘍を摘出する方法を考えだす。難易度の高い手術には違いなかったが、沖田は深冬、壮大にその手術方法を提案。沖田は、手術に向けて本格的な準備を開始する。
医師全体の会議で榊原弁護士が「リスク管理について提案したい」と言い出す。そこで、榊原弁護士は、疾患を抱えた医師が外科手術をしていた、と暴露するのだった。
榊原弁護士は、深冬が脳腫瘍患者であることを名指しで明かし、「知りながら手術をさせていた、これは壇上副院長(壮大)の責任問題です」と指摘するのだった。