簡単なあらすじ
1) 退役軍人で元FBI捜査官だったジョーは、PTSDおよび鎮痛剤依存症が原因で退職せざるをえなかった。そんな彼は、人身売買された少女を捜し、荒っぽい手口で連れ戻す仕事を請け負うことになる。
2) ジョーは、アルバート・ヴォット上院議員の娘であるニーナの救出を依頼される。「ニーナが富裕層向けの売春宿で働かされている」という匿名情報が入り、ヴォットはジョーに秘密裡にニーナ救出を依頼する。
3) ジョーはニーナを一度は救出するが、汚職警官によって再び連れ去られてしまう。さらには、ヴォット上院議員も「自殺した」と報じられていた。仲間、そして母親も殺害されたジョーは、自殺衝動に駆られるが、ニーナ救出をすべきであると思い、自殺を思いとどまる。
4) ニーナは、ウィリアムズ知事の「お気に入り」であり、ニーナを連れ去ったのもウィリアムズ知事の命令で動いている警官だった。さらに、ヴォットは自分の利益のため、ニーナを一度はウィリアムズ知事に売り渡したが、匿名情報で自責の念に駆られ、ジョーに依頼したと判明する。
5) ジョーは、ウィリアムズ知事の家に侵入するが、彼は喉を割かれて死んでいた。ジョーがキッチンへと向かうと、そこには血まみれのカミソリを持ったニーナがいた。2人は、その家を出る。ジョーは自殺衝動にかられる夢を見るのだが、そんな彼をニーナは優しく起こし、「いい天気よ(It’s a beautiful day)」と言う。ジョーはうなずき、ニーナとともに外出するのだった。
詳細なあらすじ
退役軍人で元FBI捜査官だったジョーは、PTSDおよび鎮痛剤依存症が原因で退職せざるをえなかった。そんな彼は、人身売買された少女を捜し、荒っぽい手口で連れ戻す仕事を請け負うことになる。彼はFBI捜査官時代、人身売買されていた少女を救えなかった無念から、現在の仕事を行っていたのだった。そんなジョーは、ニューヨークで年老いた母親と一緒に暮らしていた。
仕事から帰ったジョーは、仕事を仲介しているエンジェルから報酬を受け取る。そして、「俺の上役に会わないか?」と提案される。その提案を受けたジョーは、ジョン・マクリアリーに会い、アルバート・ヴォット上院議員の娘であるニーナの救出を依頼される。
ニーナの行方がつかめなかったが、ある日、ヴォット議員に「ニーナが富裕層向けの売春宿で働かされている」という匿名情報が入ったのだった。議員はニーナを連れ戻したかったが、選挙期間中、そのことが公になることは避けたかった。
ジョーは、ヴォット議員に、ニーナを秘密裡に救出するよう依頼される。ジョーは、ニーナを深夜のモーテルに連れ出し、そこでヴォット議員に会わせるという計画を伝える。ヴォット議員はその計画を了承するのだった。
ジョーは、数時間前から売春宿に張り込んでいた。そこで、ニーナは建物の最上階にいると判明する。ジョーは、警備員と客を次々と殺害し、ニーナを救出する。ニーナを連れてヴォット議員の来るはずのモーテルの一室で待っていたところ、テレビで「ヴォット議員が自殺した」とのニュースが流れた。
直後、2人の警官たちがやってきて、その1人がニーナを連れ去ってしまう。そこでジョーは、1人の警官を殺害し、ニーナを連れ去った警官の行方を探すことにするのだった。
ジョーは、マクリアリーの自宅に向かうが、そこに彼の姿はなく、彼のオフィスで惨殺されたマクリアリーの遺体を発見する。さらには、エンジェルとその息子も殺害されていた。ジョーの自宅では、母親もすでに殺害され、ジョーが現れるのを2人の連邦捜査官が待ち伏せていた。
ジョーは1人の連邦捜査官を殺害し、さらにはもう1人に重傷を負わせる。そして、その連邦捜査官から「ニーナはウィリアムズ知事のお気に入りで、彼によってこの件は引き起こされている」と明かされる。
ジョーは母親を弔い、さらには自身も服に石を入れて水死しようとする。だが、ニーナのことを思い出して彼女を救うことを決意する。ジョーは、ヴォット議員が自身の利益のため、ニーナをウィリアムズ知事に売ったのではないかと考える。そしてその後、ヴォット議員は匿名情報により自責の念にかられて、救おうとしたのだと結論づける。警察はウィリアムズ知事の息がかかっておりあてにはならず、そこで彼はジョーに依頼したのだった。
ウィリアムズ知事が自宅に戻った際、ジョーはその家に侵入するのだが、知事は喉を切り裂かれていた。ジョーがキッチンへと向かうと、そこには血まみれのカミソリを持ったニーナがいた。2人は、その家を出る。
ジョーとニーナは、静かな夕食をとった。そして、自殺衝動にかられる夢を見るのだが、そんな彼をニーナは優しく起こし、「いい天気よ(It’s a beautiful day)」と言う。ジョーはうなずき、ニーナとともに外出するのだった。