簡単なあらすじ
1) 遺伝子研究を行う会社エナージーンは、宇宙ステーションで生物を巨大化・狂暴化する研究を行っていた。乗組員であるケリー・アトキンズ博士が、病原体の入った容器を回収したのだが、その容器を地球に持ち帰る際、事故に巻き込まれて、その容器が漏れ出してしまう。
2) ワニやオオカミが病原体にさらされ、さらには霊長類学者デイビス・オコイエとも仲の良かったアルビノのゴリラであるジョージもさらされてしまう。結果、ジョージは、巨大化し、さらには狂暴になってしまうのだった。
3) エナージーンのCEOであるクレア・ワイデンは、巨大生物をシカゴへと呼び寄せようと、タワーから特定の周波数の音波を流す。それにより、ジョージや巨大化したオオカミ、ワニもシカゴへと向かうのだった。
4) シカゴの街でジョージたちが暴れ、軍隊まで出動することになる。だが、デイビスや遺伝子工学者ケイト・コールドウェル博士は巨大化した動物の狂暴性を抑制する血清を手に入れる。ケイトは、血清をクレアCEOのハンドバッグに入れ、彼女をジョージに突き出して食べさせる。結果、ジョージは元の性格に戻り、他の巨大生物を倒すのを手伝い、街の瓦礫を運び出す手伝いをするのだった。
詳細なあらすじ
遺伝子研究を行う会社エナージーンは、研究宇宙ステーションのアテナ-1を所有していた。その実験室で、ラットが突然変異を起こして暴れ、結果、壊滅的な被害が起きる。
生き残った乗組員であるケリー・アトキンズ博士は、クレア・ワイデンCEOに、病原体入りの容器回収を命じられる。アトキンズは、エスケープ・ポッドで逃げたのだが、地球に戻った際に事故が起こり、ワニやオオカミが病原体にさらされるのだった。
霊長類学者デイビス・オコイエは、元米軍特殊部隊の兵士であり、サンディエゴ野生動物保護区で働いていた。彼は、密猟者から救ったジョージという名前の珍しいアルビノのゴリラと親しかった。だが、そのジョージも病原体にさらされてしまう。
ジョージは、巨大化し、さらには狂暴になっていた。デイビスは遺伝子工学者ケイト・コールドウェル博士と連絡を取り、病原体がエナージーンによって遺伝子を書き換えるために開発されたと判明する。ケイトは、その研究を疾患の治療のために使われることを望んでいたが、エナージーンはそれを生物兵器として使おうとしていた。エナージーンは彼女を解雇し、同社の目論見を暴露しようとした彼女を刑務所に送った。
ジョージは、檻から抜け出し、保護区で暴れてしまう。デイビスはジョージを落ち着かせるが、ハーヴェイ・ラッセルの指揮の政府チームによって捕らえられ、飛行機に乗せられてしまう。その間も、クレアCEOは、バークが率いる傭兵の一団を送って、突然変異したオオカミのラルフたちを捕獲しようとするが、その一団は全滅する。
クレアCEOは、ラルフを捕らえ、ジョージによりケイトを殺害させようと考えていた。巨大化した動物は、特定の周波数に反応し、シカゴへと呼び寄せられる。そこでジョージは激しく音に反応し、デイビスらの乗った飛行機を墜落させてしまう。
デイビス、ケイト、ラッセルは、パラシュートで脱出し、ジョージはラルフと合流してシカゴへと向かう。デイビスとケイトは、軍医のヘリコプターでシカゴへ向かい、先回りしようとする。
だが、ジョージとラルフは彼らより先にシカゴに着いており、街を破壊し、死者が出ていた。さらにそこに、巨大化したワニのリジーまで現れ、軍隊まで圧倒されていた。
デイビスとケイトは、突然変異した動物を正常に戻すことができるという血清を手に入れようと試みる。彼らは、エナージーン本部に向かい、血清を盗むことに成功するが、クレアCEOらに見つかってしまう。
クレアは、「血清は、元のサイズに戻すのではなく、動物の攻撃性を失わせるだけ」と明かし、デイビスを撃って負傷させる。そんな中、ジョージがタワーの頂上まで登り、混乱が起こると、クレアはケイトを人質にとり、脱出を試みる。そんな中、ケイトは血清をクレアのハンドバッグに忍び込ませる。そして、クレアをジョージたちに向けて押し出し、食べさせるのだった。
ジョージたちは送信機であるタワーを押し倒し、デイビスとケイトは落下した塔の上にあった、ヘリコプターに乗って生き残る。ジョージが攻撃性を失って元の性格に戻ったとき、デイビスは他の2匹の動物を倒すのを手伝い、ケイトは軍隊が爆弾を街に落とさないようにさせる。
ラッセルは、倒壊する建物から瓦礫が落ちてクレアの兄が死ぬ前に、彼の所持していた、今回の騒動にエナージーンが関わっていたという証拠を手に入れる。ジョージとデイビスは、ワニのリジーの顎に飛び込むようにオオカミのラルフを騙す。さらに、ジョージはでリジーの目を刺し、倒す。騒動が終わると、空爆は阻止され、ジョージは街の瓦礫を運び出すのを手伝うのだった。