「エベレスト3D」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) ニュージーランド人の登山グループリーダーであるロブ・ホール(ジェイソン・クラーク)は、チームを作ってエベレスト登頂を目指していた。ロブには妊娠中の妻・ジャン(ケイラ ・ナイトリー)がおり、彼女を置いて旅立つ。

2) 高山病や視力障害などの症状が現れるメンバーもいるが、ロブは登頂を果たす。喜ぶロブだったが、登頂をまだ果たしていないダグ・ハンセン(ジョン・ホークス)に、体調不良もあり、下山を進めるが、「もう登頂のチャンスはないんだ」と言われ、しぶしぶ再び登頂を試みることになる。

3) だが、猛吹雪が起こり、チームメンバーたちを襲う。ダグを含め、次々にメンバーが死亡していく中、ロブも無線を介して妻・ジャンに連絡し、心配しないように話をした上で、死亡する。

4) 唯一の生還者は、ベック・ウェザーズ(ジョシュ ・ブローリン)だった。彼は凍傷を患い、ベースキャンプからヘリで輸送され、命を取り留めた。だが、凍傷により鼻と両手を失うこととなった。ジャンは、生まれてきた女の子に、ロブが名付けた「サラ」という名前を付けるのだった。

起:ロブ・ホールのチーム

エドマンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイが、初めてエベレスト登頂に成功した人物である。その後、数百人もの人々がエベレストに挑み、4人に1人が死亡しているという。

1996年、ニュージーランド在住の探検家ロブ・ホール(ジェイソン・クラーク)は、営業公募隊を引率し、エベレスト登頂に挑もうとしていた。

医師であるベック・ウェザーズ(ジョシュ・ブローリン)、郵便局員のダグ・ハンセン(ジョン・ホークス)、ヤスコ・ナンバ(森尚子)と、ガイドのアンディ・ハリス(マーティン・ヘンダーソン)らとともに登山を行うこととなっていた。出発前、ロブは妊娠中の妻・ジャン(ケイラ ・ナイトリー)に別れを告げ、「子供のためにも帰ってくる」と約束する。

承:登山開始

ベースキャンプにロブたちはやってくる。ロブは、妻・ジャンに「子供の名前は、サラでどうだろうか」とFAXで伝える。だが、ジャンはその名前は気に入らず、別の名前が良いと考えていた。

ベックは、妻に結婚記念日のメッセージを送るのを忘れ、電話をかける。妻は、「登山しているあなたが好きなわけじゃない。もう一度、山に登るなら、離婚する」と言うのだが、ベックは聞き入れなかった。

ロブたちは、今いるベースキャンプから、次のベースキャンプまで移動することになる。橋がわりの固定されたハシゴの上を移動するのだが、巨大な氷塊が折れ、ベックは危うく落ちかける。

ロブは、天候が悪化したのもあり、マウンテン・マッドネス隊のリーダーである、スコット・フィッシャー(ジェイク・ジレンホール)に、「お互いに協力して登ろう」と提案し、スコットは最初躊躇うが、同意する。

転:登頂と悪夢の始まり

登山を続ける中、スコットは、体調不良者をベースキャンプに送る役割も行っており、往復で疲労困憊となっていた。ベックは、視力に問題が生じ、登頂は断念するが、その場にロブたちに待機するよう言われていた。ロブたち、他の登山家たちは、予定通りに頂上に到着し、大喜びする。

ダグは、体調不良となっており、ロブは「登頂を断念すべきだ」と言うが、「もう二度とチャンスはない」と、ダグは登頂をあくまでもすると主張する。ロブは仕方なく、ダグとともに再び登頂を試みることにする。

そんな彼らを猛吹雪が襲う。激しい風で身動きがとれなくなり、タンクの酸素もなくなり、ダグは、ロブと結ばれたガイドロープを外す。そして、ダグは死亡してしまう。

スコットは高山病が悪化し、動くこともままならなくなり、他の登山家たちに自分を置いて先に行くよう伝える。彼は横たわり、その場で死亡した。アンディがロブのところにやってくる。進むのに安全が確保されるまで、彼らは待っていたが、酸素ボンベから酸素が供給されず、アンディは低酸素症に陥り、死亡する。

結:ロブの死

キャンプにいるベースキャンプマネージャーであるヘレンは、無線でロブに「下山して」と指示する。だが、ロブは酸素ボンベが使い物にならなくなり、なおかつ手足が凍傷になってしまっていること、ダグとアンディが死亡したと伝える。諦めた様子のロブに、ヘレンは、無線電話と携帯電話を合わせ、ロブに妻・ジャンと話をさせる。ジャンは、「赤ちゃんのためにも帰ってきて」と言うのだった。

ロブは、「酸素タンクを持ってくるはずの人たちが、吹雪のためにきていない」と伝える。彼は下山を試みるが、転倒してしまい、上手く歩くことができない。そんなロブは、もう一度妻に話したいと伝え、ジャンと話す。

「子供に、サラと名づけてくれないか?俺は大丈夫だ。心配しないでくれ」とロブはジャンに伝え、その後、雪と氷の中、死亡する。スコットもまた、雪の中で横になり、死を待っていた。ヤスコもベックの近くで息絶える。

ベックは、一時昏睡状態となるが、意識を取り戻し、何度も転倒しながらキャンプへと向かった。ベックは生存が確認され、ヘリコプターで安全な場所へと運ばれる。ベックはその後、妻と抱き合い、生還できたことを喜ぶ。だが、ベックは凍傷により鼻と両手を失った。

ジャンは無事に女の子を出産し、その子にサラと名付ける。

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トリビア

・本作は事実を元にした映画であり、この遭難事故は、「1996年のエベレスト大量遭難」として知られる。

・ベック・ウェザーズは、昏睡状態に陥って助かる見込みがないと山中で置き去りになり、さらには第4キャンプでも置き去りにされそうになるも、自らキャンプで下山準備をしていたため、ヘリ輸送で救出されている。なお、妻・ピーチの大統領への直訴があったためヘリの使用が可能となったという背景がある。

・本作の撮影のため、入山した撮影隊は、遭難者救助のために酸素ボンベの半数を提供するも、登頂した隊の残置ボンベを使用して登山を続け、登頂に成功したというエピソードが話題となっている。

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