「ギャラクシー街道」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 木星と土星を行き来する幹線道路『ギャラクシー街道』。その街道沿いのハンバーガーショップであるサンドサンドバーガー・コスモ店で、ノア(香取慎吾)は店長をしており、妻のノエ(綾瀬はるか)と営んでいた。

2) ノアは、閑散とした店に嫌気がさし、地球に戻りたいと異動申請書を本部へと出す。また、妻の浮気も疑っていた。そんな中、元カノであるレイ(優香)が、夫・ババサヒブ(梶原善)とともにやってきた。風変わりなババサヒブに、ノアは、「レイは自分のことが忘れられず、やけになってあんな夫と結婚したのではないか」と考える。

3) そんな思いをノアは、レイに告げるが、「あなたのことはもう忘れた。たとえ私が死ぬ時に過去のことを思い出しても、その時に私が思い出すのは、あなたではなく、ババサヒブのことよ」と言われ、単なる自分の勘違いであると思い知らされ、悲しむ。

4) 妻の浮気疑惑も単なる自分の勘違いだと判明し、ノアは、もう一度、店を盛り立てていこうと考える。出したはずの異動申請書も自分の元へ帰ってきて、互いに笑い合って夫婦の絆は修復された。そんな2人の仲睦まじい様子を見て、ズズ(西川貴教)は歌って祝福するのだった。

2265年、宇宙開発が進み、地球人が異星人と交流することが当たり前となっていた。地球、そして木星と土星を行き来する幹線道路『ギャラクシー街道』は、かつては賑わっていたが、今では老朽化が進み、街道沿いのハンバーガーショップであるサンドサンドバーガー・コスモ店も、閑古鳥が鳴いていた。

ノアとノエ夫婦(メインストーリー)

店長を務めるノア(香取慎吾)は、客も疎らで退屈な店に嫌気が差し、チェーン店の本部に手紙を書き、地球へと帰らせて欲しいという手紙を書く。

妻・ノエ(綾瀬はるか)が買い出しから帰ってくるが、帰りが遅いことや見慣れぬネックレスをしていることから、ノアは妻の浮気を疑っていた。

ノアのハンバーガー店に、かつての恋人であるレイ(優香)がやってくる。ノアは地球では、劇団でスタッフを行っていた。レイは、その劇団の看板女優だった。ところが、彼女のハンバーガーを食べる姿に幻滅し、別れを告げた。そして、劇団員の妹だった、ハンバーガーの食べ方が美しかったノエと結婚することになったのだった。

レイは、夫のババサヒブ(梶原善)とともに、地球へと帰る便を待つため、サンドサンドバーガーにやってくる。ノエがレイの存在に気づき、元カノであるレイと夫・ノアが再会することに複雑な心境となる。

ノアは、ババサヒブが風変わりであり、「大学教授だったが、教え子に手を出してクビになった。それで、レイの父親が地球で経営している会社に雇ってもらうことにした」と明かしたことから、「レイは、自分のことを忘れられず、引きずっているはずだ。だから、あんなババサヒブのようなヤツと結婚したんだ」と決めつける。

そのことをノアは、ババサヒブが脱皮をして苦しんでいる際、レイに告げる。だが、レイは「あなたのことはもう忘れた。たとえ私が死ぬ時に過去のことを思い出しても、その時に私が思い出すのは、あなたではなく、ババサヒブのことよ」と言われ、単なる自分の勘違いであると思い知らされ、悲しむ。

一方、ノエはメンデス(遠藤憲一)に言い寄られ、迷惑していた。メンデスはリフォーム業者であり、店をリフォームしようとしていたノエが見積もりなどを依頼した相手だった。ところが、メンデスはノエと関係を持とうとしつこくアプローチしてきたのだった。

きっぱりと断るノエに、メンデスは「最後のお別れをしてくれれば、もうお会いすることはありません」と、別れの挨拶をさせて欲しいと懇願する。仕方なく、ノエは、メンデスと額を付け、メンデスはそのままノエのもとを立ち去った。

だが、その行為はメンデスたちにとっては性行為であり、雌雄同体のメンデスは、ノエの子供を身ごもる。店員であるハナ(大竹しのぶ)がパニックに陥り、スパークして停電となってしまい、ノアがブレーカーを上げに行くと、メンデスが苦しんで倒れていた。メンデスは、出産を間近に控え、産みの苦しみに喘いでいた。

ノアは、配電盤室から店にメンデスを連れて行く。そこには、歯科医であるムタ(石丸幹二)がおり、メンデスの出産を手伝う。メンデスは、8つの卵を産む。だが、1つの卵が転げ落ちてしまい、ハナが床から宇宙空間へとその卵を捨ててしまう。

“我が子”である卵に愛着を持ってしまったノエは、「とってきて!」と頼む。スペースソックスというウルトラマンのようなヒーローであるハトヤ隊員(小栗旬)は、変身して宇宙空間を漂い、卵を掴もうとするが、滑ってしまい、結局諦める。失望の中、ノアは宇宙服をまとって卵を取り戻す。驚くべき速度で育った子供たちとともに、メンデスは帰っていく。

浮気を疑うノアに、ノエはメンデスがリフォーム業者であることを明かす。そして、店をリフォームし、繁盛させようとしていたことを告げる。そして、ハナの「宇宙でダメだったヤツは、どこに行っても結局ダメだ」という言葉を引用し、ノエは、「もう一度、一緒に店を盛り立てて行こう」と言う。そのため、ノエはブラジルのサンバダンスを習っており、「見慣れないネックレス」は、ホイッスルだったことを説明するのだった。

ノアは、ノエの言葉にもう一度、この店で頑張ろうと思う。一方、「本部に、地球へ戻して欲しいという異動申請を出しちゃったよ」と言う。ところが、郵便局員がパンクしたクルマのドアを開けると、手紙が散乱し、宇宙空間を漂ってノアたちの店の窓に貼り付いていた。それを発見し、ノア・ノエ夫婦は互いに笑いあうのだった。

そんな2人の仲睦まじい様子を見て、ズズ(西川貴教)は歌って祝福するのだった。

ムタとゼット(サブストーリー)

地球人のムタ(石丸幹二)は、異星人とのアバンチュールを求めてやってきた。宇宙人のコールガールを紹介するゼット(山本耕史)は、サンドサンドバーガーで、「病気がうつるのでは」「妻のことを裏切るのは…」などと悩むムタを説得し、イルマ(田村梨果)を紹介する。

ムタは、イルマに「ナゲット80箱」を求められたり、法外な値段を提示させられたこともあり、ゼットに電話で文句を言う。「話をして交渉すれば、イルマは分からない子じゃないから」と言われ、ムタは有り金をはたいてイルマに交渉する。

イルマを抱くことができると喜び勇んだムタだったが、イルマは指と指をくっつける行為を行うのみで、「これが私達のやり方」と言って、さっさと帰ってしまう。

呆然としていたムタだったが、そこに産気づいたメンデスがやってきて、歯科医であるムタは、メンデスの出産を手伝うのだった。

ハトヤとマンモ(サブストーリー)

ハトヤ隊員(小栗旬)は、警備会社の上司・トチヤマ隊長(阿南健治)に、自分の正体がウルトラマンのような「スペースソックス」であると明かす。スペースソックスに変身し、ハトヤ隊員は敵と戦っていたのだった。

そんなハトヤ隊員は、「契約社員であり、自分の星に帰らなければならない」という期限が近づいていた。そこで、隊長にそのことを伝えようとして、サンドサンドバーガーに誘ったのだった。

隊長は警備に戻り、そこへマンモ隊員(秋元才加)がやってきた。ハトヤは、マンモと交際していたが、そんな彼女にも正体を明かし、別れを告げようとしていたのだった。だが、マンモはハトヤが切り出す前に、「別れましょう」と言い出した。なかなか結婚を口にしないハトヤに業を煮やし、マンモは別の彼と結婚を前提に付き合っているのだという。

その彼をサンドサンドバーガーに呼んでおり、ハトヤ隊員に会わせるという。だが、そこに現れたのは、トチヤマ隊長だった。マンモが、トチヤマと交際していると知り、ハトヤはショックを受ける。

トチヤマ隊長とマンモがいなくなったサンドサンドバーガーで、呆然とするハトヤは、卵が宇宙空間に捨てられてしまった騒動を知り、スペースソックスに変身して取り戻そうとするが失敗。そのまま立ち去ってしまうのだった。

「ギャラクシー街道」オリジナルサウンドトラック [ 萩野清子 ]

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