「偽装の夫婦 第6話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 超治(沢村一樹)は、弟子丸保(工藤阿須加)に自分がゲイであることや、好きであるということを告白する。保はその気持ちを受け止め、「飲み友達から」と言って、拒絶することはしなかった。

2) 超治の園長代理を務める幼稚園で、水森しおり(内田有紀)の元夫の母親が、ユウ(井上琳水)を迎えに来て、しおりの許可なく自宅へ連れ帰ってしまうという事件が起こる。しおりの元夫である皆川(神尾佑)は、DVでしおりを苦しめ、離婚後もよりを戻したいと考えていた。

3) 皆川に、ユウを返して欲しいとしおり、超治、ヒロは説得するが、皆川は聞き入れない。そこで、3人はユウの奪還計画を保とともに実行する。

4) ヒロと超治、しおりは皆川に対峙し、「家族がいなければ近くの友達が助けます。それが友情です。違いますか?」と、奥田英朗『ナオミとカナコ』の一節を引用し、皆川を退散させる。だが、その皆川との口論の中で、超治がゲイであることがヒロの叔母・郷田照乃(キムラ緑子)に知られてしまう。

起:ヒロの心配

ヒロ(天海祐希)は、超治(沢村一樹)のことを、大学時代から時を経て、再び好きになってしまったという自分の気持ちに気付く。その気持ちを超治に伝えようとするが、その言葉に勇気づけられてしまった超治は、弟子丸保(工藤阿須加)に「告白する!」と言って、ヒロを置いて出かけていってしまう。

ヒロは、最悪な気持ちで眠る。悪夢の中で、ヒロは超治が保と結ばれる夢を見てしまう。連絡もなく帰ってこない保にやきもきしていた。そんな中、自宅でヒロは、超治がどのような一晩を過ごしたのかを聞かされる。

昨晩、超治は保のアパートを訪れた。そこで、保が急いで外出するところに出くわす。保は、仲間のクルマはぬかるみにハマり、動けなくなっているところを助けに行くのだという。そんな保に、超治は「手伝いに行くよ」と言って2人で大雨の中、クルマを押す。

深夜までそんな作業を行った後、2人は疲れ果てて、保の家で寝てしまう。朝になり、超治は保に「君のことが好きだ。俺はゲイなんだ」と告げる。超治は、「付き合って欲しい」と言い、答えは保留のままで良いと言った後で、仕事へと向かったのだった。

承:奪われたユウ

翌日、超治のもとへ保が荷物を届けにやってくる。そこで、保は「人間として、超治さんのことが好きです。だから、まずは飲み友達としてはじめませんか?」と言い、超治は拒絶されなかったことを喜ぶ。さらに、保は「同じくらいヒロさんのことが好きなんです。だから、ヒロさんのことを大事にしてください」と言い、超治は約束する。

ヒロが図書館で勤務していると、超治から電話がかかってきて、「助けてほしい」と言われる。水森しおり(内田有紀)の元夫の母親が、ユウ(井上琳水)を迎えに来て、しおりの許可なく自宅へ連れ帰ってしまったのだという。

しおりの元夫である皆川(神尾佑)は、DVでしおりを苦しめ、離婚後もよりを戻したいと考えていた。ヒロや超治たちは皆川家を訪れるも、ユウを返してくれる様子はなかった。そこで、ヒロ、超治、しおりは皆川のオフィスに出向く。

親権はしおり側にあり、ヒロは「あなたのやったことは、未成年者略取、誘拐に当たる」と言うが、皆川は「営利目的でもなく、よりを戻すことを目的としており、犯罪には当たらない」と応酬する。接見禁止命令も離婚後6ヶ月しか効力がなく、既に期限切れだった。

しおりは、「あなたとよりを戻すつもりはありません。私は、レズビアンなんです」と告げると、皆川は逆上する。話し合いは物分かれに終わり、ヒロたちは帰るしかなかった。

転:ユウの奪還

次の手として、ヒロは保に頼み、皆川家にしおりからの宅配物を届けさせる。保に侵入してもらい、ユウを取り戻すことに成功する。

だが、しおりの自宅ではすぐに見つかってしまう可能性があった。現に、超治とヒロの自宅に皆川は怒鳴りこんできたが、ヒロは叔母の家・郷田家にしおりやユウ親子を匿ってもらっており、難を逃れる。

翌日、ヒロは勤め先の図書館から皆川に尾行される。館長の須藤利一(田中要次)に足止めを頼むが、利一は弁護士である皆川に「犯人隠匿罪になるぞ」などと脅され、つい郷田家の住所を教えてしまう。

結:ヒロの願い

皆川は案の定、郷田家にやってくる。ヒロは「あなたは、訴えられて敗訴となった場合、弁護士資格を失うことになる」と言い、怯ませる。同性愛者を差別する皆川に、超治はゲイであるとカミングアウトしつつ、「同性愛で何が悪いの?」と、しおりを擁護する。その中で、超治は殴られ、「もしこれ以上付きまとうのなら、傷害罪で訴えます」と言う。

さらに、奥田英朗『ナオミとカナコ』の一節を引用し、「(もし妻がDVを受けた場合)自分で出来なければ、親兄弟が代わりに仕返しします。こういう時に助けなくて、どうして家族ですか。家族がいなければ近くの友達が助けます。それが友情です。違いますか?」と言って、ヒロはしおりが困ったらこれからも助けるのだと言う。

さらに、郷田照乃(キムラ緑子)が「不審者が家で暴れてるって、警察に通報した」と言って、皆川を退散させる。だが、皆川とのやり取りの中で、照乃は超治がゲイであると知ってしまう。家政婦の口から、天人(佐藤二朗)、名波八重子(坂井真紀)にも伝わってしまい、ヒロは2人へ「私も別れることになると思う」と告げる。

超治は、ヒロに感謝し、「ハグして良い?」と言う。ヒロは、超治に「ハグしてください」と言って、「お母さんは、末期癌ではありません。でも、怒らないであげてください。あなたのことがゲイだと思い、心配で心配で仕方なかったんです。…お母さんにカミングアウトしてください。大丈夫、今ならできます」と言う。

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